TOPPAN SOLUTION

WEBマガジン グーテンベルクの遺伝子

vol.9 ネット×リアルの可能性「O2O」

注目キーワード「O2O」が基礎からわかる

市場拡大が期待される「O2O」

O2O市場の推移

「O2O」とは「Online to Offline(オンライン・ツー・オフライン)」の略で、インターネット(オンライン)のさまざまな機能を活用し、実店舗(オフライン)へ顧客を呼び込み、商品の購入やサービスの利用を促すという考え方です。オンラインとオフラインの購買行動が相互に連携し合うという意味でも用いられています。

典型的なパターンとしては、下記が挙げられます。

  1. ネット上で入手した店舗の評判や商品情報などを参考に実店舗での買い物を楽しむ
  2. 位置情報を元にお得な情報や実店舗で利用可能なクーポンを受け取る
  3. WEBサイト上で商品を注文し、実店舗で受け取る

O2Oの潜在的な市場規模は非常に大きく、野村総合研究所によれば2011年度に既に市場規模は約24兆円あり、2017年度には約51兆円に拡大すると試算されています。
一方、成長が進むBtoC EC市場は、2011年度で約8.8兆円にしか過ぎません。現在、O2Oという巨大市場にネット企業やリアル企業、通信キャリアも注目しています。

「O2O」をけん引するスマートフォン、ソーシャルメディア

O2Oという言葉はこの1~2年で急速に注目を集めるようになりました。その大きな理由としてはスマートフォンの普及とソーシャルメディアの浸透が挙げられます。
従来、インターネットへの接続はパソコンからが一般的でしたが、スマートフォンの登場により、時間や場所に限定されることなく、常時インターネットと接続できるようになりました。しかも、スマートフォンにはGPS、Wi-Fi、加速度センサー、NFCなどさまざまな機能が搭載されているため、提供されるサービスもより多彩です。
また、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアの浸透により、消費者は店舗や商品などの口コミ情報を日々投稿できるようになりました。これらの情報は、企業から一方的に発信される情報よりも消費者の信頼度が高く、来店や購買行動につながる可能性が高くなります。しかも、ソーシャルメディアは情報の伝播・拡散にも優れているため、情報が波及的に広がっていくことにも大きく貢献しています。

スマートフォン契約数の推移
ソーシャルメディア利用者の推移

ネットとリアルの距離が縮まる社会

スマートフォンの普及とソーシャルメディアの浸透により、ネットとリアルを相互に行き来する新しい購買行動が生まれました。新しい消費者の台頭を前に、企業もテレビCMなど従来のマス広告の効果に限界を感じ、ネットを駆使した広告・販促施策への取り組みを模索しています。
ネットとリアルの距離がますます縮まる新しい消費社会で、O2Oは新しいマーケティングの主役となる可能性を持つといえます。

ページトップへ

WEBマガジン

ideanoteセミナー O2Oで変わる、新しいコミュニケーションの可能性

WEBマガジン vol.7