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WEBマガジン グーテンベルクの遺伝子

vol.8 電子書籍の課題と未来が見えてきた

電子書籍市場の実態を読み解く

2010年度の電子書籍市場規模は650億円

皆さんは、電子書籍や電子雑誌を利用したことがありますか。
2010年は「電子書籍元年」といわれ、「iPad」が発売されたことをはじめとして、さまざまなタブレット端末や電子書籍リーダー、スマートフォンなどが発売。また、電子書店、プラットフォーム事業が立ち上がるなど注目を集めた年でした。あれから2年、電子出版コンテンツは普及し、電子書籍市場は成長・拡大している、と言えるのでしょうか。
まず、電子書籍市場規模を確認してみましょう。2010年度の市場規模は、650億円でした。前年の2009年度は574億円でしたので、前年度比13.2%の成長を遂げています。しかし、現実に目を向けると、出版市場の数%程度の規模に過ぎませんから、まだまだ大きな市場といえないのも事実です。明るいデータとしては、調査機関による違いはあるものの、2015年度には1,500億円から2,000億円程度まで成長するという予測数値があります。

電子書籍の利用実態

最初の問いに戻ります。皆さんは、電子書籍や電子雑誌を利用したことがありますか。
ここに、おもしろいデータがあります。電子書籍の利用実態を調査したものです。一つはビデオリサーチによる調査、もう一つは電子書籍ストアを運営する株式会社BookLiveによるイベント会場でのアンケート結果です。いろいろと調査条件は異なりますので単純に数値だけを鵜呑みにしないほうがいいかもしれませんが、興味深い数値が示されています。
電子書籍の利用経験の有無では、利用経験者が前者の7.1%に対し、後者が44%。母集団や調査方法の違いなのか。正直、どちらを実態と思えばよいか迷います。
次に、利用経験者に利用端末を聞いています。数値の差はともかくとして、スマートフォンの躍進は間違いないようです。特に、前者では前年データとの比較もあり、18.5%から35.4%に伸張していることがわかります。

過去6ヶ月の電子出版利用経験有無
電子書籍利用経験の有無

利用端末(利用経験者母数)

どの端末で利用したことがありますか?

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