TOPPAN SOLUTION

WEBマガジン グーテンベルクの遺伝子

vol.7 トレンドを半歩先取り「NFCを基礎から学ぶ」

トッパンの取り組み1 凸版印刷株式会社×株式会社資生堂 NFC対応スマートフォンを活用した店舗内情報発信ソリューション

東京ユビキタス計画へのトッパンの参画

東京ユビキタス計画は、「いつでも」「どこでも」「誰でも」が、必要な情報に簡単にアクセスできるユビキタス社会の実現を目指したもので、街の活性化や観光振興などを目的としています。東京都と国土交通省が連携して取り組んでいる実証実験プロジェクトですが、銀座に構築した実験環境に2007年度からは民間企業も参画ができるようになりました。トッパンは、民間企業の実験参画の初年度から毎年参画しています。

東京・銀座は資生堂の聖地

銀座7丁目。この地は、資生堂様が1916年に資生堂化粧品部を設立以来、大切にしてきた場所。『SHISEIDO THE GINZA』は、そんな歴史と伝統の上につくられた総合美容施設です。
1階「ビューティーマルシェ」は化粧品との出会いの場。ブランドの世界観を伝える4つの小部屋が彩りを添えています。2階はプロの視点と技術で美しさへの好奇心を満たす空間。美肌ラウンジやフォトスタジオなどを備えています。そして、3階は美しさを探求する空間。専属カウンセラーが最高の体験をご提案しています。

東京ユビキタス計画へのトッパンの参画 東京・銀座は資生堂の聖地
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NFC対応スマートフォンを活用した店舗内情報発信ソリューション

トッパンは引き続き、東京ユビキタス計画の実証実験に参画。今年度は、NFC搭載スマートフォンを活用した店舗内情報発信ソリューション実験を実施(1月21日から3月11日まで)しています。
具体的には、『SHISEIDO THE GINZA』1階のメーキャップブランド「マキアージュ」コーナーにNFCタグを実装した店頭ディスプレイを設置。NFC搭載スマートフォンを店頭ディスプレイの所定の位置にかざすだけで、陳列している商品情報が日本語・中国語・英語の3言語でスマートフォンに表示されるしくみです。利用客は、気軽に商品情報を取得することができるようになります。店舗側は、多言語での情報提供による顧客対応力強化、端末設置コストの削減などが可能となります。

NFC対応スマートフォンを活用した店舗内情報発信ソリューション

Customer's eye 資生堂様からの視点

「SHISEIDO THE GINZA」のコンセプトと実証実験の目指すところは同じ。今、NFCを使った新たな展開も相談させていただいています。 株式会社資生堂 経営企画部 コミュニケーション企画室 課長 羽柴秀俊さん

『SHISEIDO THE GINZA』を企画するときに、「お客様は、ITの進歩により美容情報が氾濫し、ソリューションも多様化している中で、自分にあった化粧品やサービスに出会えていないのではないか」という仮説をもっていました。例えば、化粧水一つをとってみても、お客様は、商品特長・価格はもちろん、使用感や使用方法などを含め、自分に最適なものを探されています。
そこで、お客様ご自身が実際に商品をじっくり試すことができる売場、商品の選択情報を提供するシステム、美容のプロの適切なアドバイスやカウンセリングを、同時に実現しようと考えました。そして、お客様のニーズに合わせて、最適な化粧品やサービスに出会える=「出会いの場」というコンセプトのもと、『SHISEIDO THE GINZA』の1階マルシェを創り上げたのです。
今回のNFCを使った実証実験の話を聞いたときは、まさしく私たちの考え方と合致していると感じ、ぜひとも協力させていただきたいと思いました。ご家庭でインターネットを検索しているように障壁なく情報を入手できる。しかも、日本語だけでなく、中国語、英語にも対応しているので、言語の障壁もない。お客様ご自身の手で必要な情報に触れ、そのうえで専門スタッフに相談する姿が望ましいと思い、その手助けをしてくれるものになると直感しました。
実証実験を進めるなかで、私たちから新たなお願いをさせていただいています。それは、このシステムを使ってフロア案内ができないかということです。『SHISEIDO THE GINZA』は3フロアからなっていて、1階には2000種以上のアイテムを取り揃えていますし、2階・3階には何があるのか?ご存じない方も多いようです。
例えば、タブレット端末で1階から3階をご案内することで、より一層、お客様に最適な化粧品やサービスに出会っていただくことができるのではないかと思ったのです。今、調整してもらっている最中で、具体的に導入時期は決まっていませんが、その日を楽しみにしています。

少しずつですが、手にとるお客様は増えています。お声掛けのきっかけにもなっていて心強い味方です。 株式会社資生堂 SHISEIDO THE GINZA ビューティーエヴァンジェリスト 中村美香さん

1月21日から実証実験はスタートしているのですが、当初は気づいていただけるお客様も少なかったように思いますが、徐々に増えてきたように思います。実際に端末のところまで近寄ってみないとわかりづらいのですが、少し触れてみて、手を止めてしまうお客さまや、戸惑いながら操作されるお客様もお見受けします。
私たちは、お客様のシグナルを察知するよう心掛けています。ですから、このような反応は、決してマイナスではなく、お客様へのお声掛けのきっかけになりますので、接客の機会は広がりました。
もちろん、スマートフォンの扱いになれていらっしゃるお客様は、ご自身でページを開き、CMモデルのメーキャップパターンをご覧になっています。そして、「こんな感じにしたいのですが」と相談を受け、お買い求めいただいたこともあります。
ですから、お客様とのきっかけづくりや、実際のお買い求めにもつながり、たいへん助かっているというのが実感です。
また、私たちスタッフにとっては中国語、英語に対応していることもうれしいですね。各言語に対応するスタッフもいるのですが、スタッフ全員、語学が得意というわけではありませんので・・・こういうものがあると大変心強いです(笑)。

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