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WEBマガジン グーテンベルクの遺伝子

vol.7 トレンドを半歩先取り「NFCを基礎から学ぶ」

これだけは知っておきたいNFC講座

NFCってなんだろう?

皆さんの財布や定期入れの中、または携帯電話の中には、SuicaやPASMO、Edy、WAON、nanacoなどの電子マネーの1つか2つは既に入っていて、当たり前のように使用しているという方も多いのではないでしょうか。これらの電子マネーのおかげで、私たちの生活は大変便利になりました。
そして、ここにきて今まで実現できなかったサービスまで可能にする技術を使って、さらに快適な生活を実現しようという動きが急速に広がろうとしています。それが「NFC」(Near Field Communication)です。海外メーカーのスマートフォンには以前からNFCが採用されており、日本でもNFC搭載端末が発売され始めました。
このNFC、近距離無線通信技術のことで通信距離は約10cm、つまり「タッチするだけ」「かざすだけ」で簡単にデータのやりとり(双方向通信)ができます。例えば、NFCを搭載したスマートフォンを、NFCを搭載したテレビやパソコンにかざすだけで写真や動画を転送し、画面にうつし出すことができるのです。これはほんの一例。さあ、これから具体的に機能をみていきましょう。

NFCの3つの機能

NFCには大きく分けて、3つの機能があります。それぞれの特徴を紹介します。

カードエミュレーション機能

NFC搭載のスマートフォンなどをICカード、ICタグとして使う機能です。NFC搭載の機器は、「FeliCa」などさまざまなICカードやICタグ規格と互換性があるので、スマートフォンがICカードやICタグの役割を果たすようになるわけです。以上からも、ショッピングや飲食の際などの支払いに使えることは容易に想像がつくと思います。そのほかにも、ポイントカードとして、コンサートやイベント、テーマパークなどのチケットとして、またオフィスの入退出の管理カードとしても使うことができ、海外ではすでに交通機関の乗車カードとしての実証実験も行われています。

カードエミュレーション機能

リーダー・ライター機能

ひと言でいうと、NFCが搭載されたスマートフォンがリーダー・ライターとして、ICカードやICタグの読み取りをする機能です。一例をあげると、ICタグが貼られたポスターにNFC搭載のスマートフォンをかざすだけで、そこに書き込まれている情報を取得することができるというものです。地図情報やキャンペーン情報などをスマートフォンの画面上に表示することで、PRにつなげることができます。また、クーポンを発行することで、さらなる販促活動を展開することも考えられるでしょう。

リーダー・ライター機能

機器間通信(P2P)機能

NFC搭載の機器同士を近づけるだけで、データが交換できる機能です。NFC搭載のスマートフォン同士で電話番号やメールアドレスを交換するのは、わかりやすい例でしょう。もちろん、これだけではありません。上記「NFCってなんだろう?」のところであげた写真や動画の転送の例も、この機器間通信機能です。NFC搭載の機器であれば、スマートフォンに限らず、テレビ、パソコン、デジタルカメラ、プリンターなどさまざまな機器とデータのやりとりをすることが可能になるのです。

機器間通信機能(P2P)

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