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第6回 教育ITソリューションEXPO 展示会レポート

2015年5月20日(水)~22日(金)、東京ビッグサイトで教育分野における日本最大の専門展「第6回教育ITソリューションEXPO」が開催されました。今回は620社が出展し、全国各地の大学、教育委員会、小・中・高校、塾・予備校、専門学校などから多数が訪れました。
トッパングループは、コンセプトとして「努力する力を育み、これからの日本を支える人財の育成を支援する」を掲げ、ソリューションの提案、具体的な事例についてのミニセミナーを実施しました。このレポートでは、トッパングループが実現を目指す、学校・地域・家庭・企業の役割も含めた新しい学びのかたちをご紹介します。

やる気の扉を開ける学習応援システム やるKey「実証研究版」

「やるKey」は、子どもたちの「努力する力」を高め、学力向上につなげる、タブレット端末を使用した学習システムです。児童が自分で目標を立て、教科書の内容に沿ったデジタルドリルに取り組むと、児童がどこでつまずいているのかきめ細かく判定され、一人ひとりのつまずきに応じたみなおしドリルが提供されます。先生も児童の学習状況をひと目で把握できるので、学習指導の改善につなげたり、児童への声かけに役立てていただけます。わからなかったことがわかるようになる喜び、認められる喜びを通じて、子どもたちのやる気を引き出し、努力する力の醸成と学力の向上をサポートします。

担当者の声

慶應義塾大学の中室牧子准教授をはじめ、数多くの先生方のご支援のもと実証研究を行い、本サービスの開発に取り組んでいます。最も苦労したのは「わからなかったことをわかるようにする」仕組みづくりでした。たとえば上の画面にあるように、算数の「あまりのない割り算」だけで「九九がわからない」「割る数がわからない」等、約30ものつまずきポイントがあります。それらを一つひとつ洗い出し、きめ細かい問題を投入し、理解度に合わせて問題を出し分けるレコメンド機能などを備えています。児童一人ひとりが目標を設定し、取り組んだ時間や問題数などを「見える化」し、より適切な指導につなげられる仕組みを提供できると思います。11月に小学校3年生の算数をリリースし、以後徐々に学年と教科を増やしていく予定です。

(教育ICT事業開発本部 事業企画部 課長 村上 壮)

9年間のデータを蓄積し、先生の細やかな指導実現をサポート マナレコ(トッパン校務支援システム)

これまで、教職員ごとに管理されていた児童・生徒一人ひとりの出欠、成績、保健などに関する情報を連携、共有化します。通知表などに自動反映するだけでなく、転入・転出時や、小学校から中学校への進級時にも、情報連携できるようになっているのが特徴です。帳票作成フローのデジタル化などの業務の効率化に留まらず、子どもたちのデータを蓄積・一元管理することで、一人ひとりの軌跡に合わせた適切な教育指導、学校現場の問題解決に役立てていただくことができます。

担当者の声

パソコンを立ち上げると、先生方になじみ深い「行事黒板」の画面。その日の予定が把握でき、ちょうど病院の「電子カルテ」のように、すべての児童・生徒に関しての情報を蓄積・連携することができる――そんな使いやすいシステムを目指しました。すべての情報を共有し、学校内、自治体内で情報を連携させることで、子どもたち一人ひとりの学力や生活、保健の特性や傾向を把握し、課題の把握やスピーディな対応につなげることができるようになります。

(教育ICT事業開発本部 事業企画部 主任 工藤 祐太)

全国6,000の学校、85万人が利用するキャリア教育・職業調べサイト EduTownあしたね

「EduTownあしたね」は、全国の小・中・高校の授業で利用されている、国内最大級のキャリア教育・職業調べサイトです。300の職種、260人以上のインタビュー記事を掲載。取材者の皆さんには、仕事で大切にしていること、仕事の苦労や喜びなどを生き生きと語っていただいています。地域に根ざした企業や団体と連携し、各地域の仕事や産業・資源を知ることのできる地域版の提供も開始しました。お申し込みいただいた学校には、子どもたちが将来の職業について考えをまとめられるワークシートを無料で送付しています。社会的に自立し、自分らしい生き方を実現するための力が求められる今。「EduTownあしたね」をキャリア教育の一助として、ぜひご活用ください。

担当者の声

日本の職種は約800あるといわれていますが、サイトではスポーツ選手やパティシエといった人気の職業はもちろん、あまり一般に知られていない職業まで、約300職種をカバー。取材に当たっては、仕事の概要だけでなく、その職業人がどのように仕事と向き合っているかを引き出すよう心がけています。子どもたちに、仕事と生き方について考えるきっかけとしてもらえればと思っています。教科書に載っている職業人のメッセージを動画で紹介する「教科書に掲載された仕事人」、学校やクラス対抗のランキングを競える「あしたねクイズ」も好評。学校現場や保護者の方からも反響をいただき、うれしい手ごたえを感じています。

(東京書籍株式会社 ICT事業本部 事業開発部 開発チーム チームマネージャー 秋場 武晃)

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