ニュースリリース

2009年06月29日

古代エジプトの海底遺跡、沈没船や古代都市が目の前に VR作品「海のエジプト 海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリア」を公開 〜横浜開港150周年記念「海のエジプト 〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」にて上映〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下凸版印刷)と朝日新聞社(東京都中央区、代表取締役社長:秋山耿太郎)は、2009年よりバーチャルリアリティ(以下、VR※1)作品「海のエジプト 海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリア」の共同制作を開始しており、このたび完成しました。  本VR作品は、横浜開港150周年記念「海のエジプト展 〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」(主催:朝日新聞社、TBS、「海のエジプト展」実行委員会 会場:パシフィコ横浜)において、2009年6月27日(土)から9月23日(水)まで公開されます。

 エジプト最後の王朝プトレマイオス朝(BC305年〜BC30年)には、アレクサンドリア、カノープス、ヘラクレイオンといわれる、栄華を誇った古代都市がありました。その威光を示す貴重な遺跡は、天変地異により8世紀頃までに海底に沈んでしまったと言われています。現在、フランスの海洋考古学研究者フランク・ゴディオ氏などにより発掘調査が進められ、数多くの彫像や遺物が発見されており、古代都市の姿が明らかになりつつあります。

                                 

【本VR作品について】
 本VR作品は、その海底遺跡と古代都市をテーマに、最新の発掘成果とこれまでの研究資料に基づいて制作を行い、会場内に設置される、3台の高精細デジタルプロジェクターと、幅14m×高さ4mの巨大スクリーンを用いた「海のエジプト展」バーチャル体験シアターで上映されます。
 凸版印刷のVR技術によって、公開される展示物の中で代表的な38点の遺物や、今もエジプトの海底にあり、会場には展示することができない宮殿の跡や沈没船を、コンピュータがリアルタイムに作り出す超高精細なVR映像として再現しています。
 バーチャル体験シアターでは、ナビゲーターがコントローラーを操作して本VR作品を案内します。来場者はまるでその場にいるかのような臨場感でカノープス、ヘラクレイオン、アレクサンドリアの海の中を泳ぎ、遺物の発見を体験することができます。
 また、最新の調査研究の成果と学術資料を基に、古代都市アレクサンドリアの町並み5km四方(25ku)をVRにより再現しており、2000年の時間を超えてクレオパトラが愛したといわれる美しい古代都市の姿を、バードビュー(鳥瞰)から鑑賞することが出来ます。

 さらに、バーチャル体験シアターに併設されるバーチャル体験コーナーでは、来場者が実際にコントーラーを手にとって操作することができます。VRで再現された海中シーンや古代都市のシーンを自由な角度から鑑賞することができます。
 会場内の物販コーナーでは、本作品を収録した「海のエジプト展」公式DVD「海のエジプト 海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリア」を1,980円(税込)にて販売します。バーチャル体験シアターで紹介する内容に加え、遺物の説明から古代アレクサンドリア市内の観光まで、未公開映像を収録しています。

【横浜開港150周年記念「海のエジプト展」について】
 「海のエジプト展〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」は、地中海に面した3つの古代都市、アレクサンドリア、カノープス、ヘラクレイオンの海底遺跡から発掘された至宝を紹介する国際巡回展です。約5メートルのファラオ(王)像やスフィンクス、女神などの彫像群、金や宝石で彩られたアクセサリー、クレオパトラの横顔が刻まれたコインなど、約490点の作品を日本で初めて公開します。

主催:朝日新聞社、TBS、「海のエジプト展」実行委員会(朝日新聞社、TBS、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、テー・オー・ダブリュー)
会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
開催会期:2009年6月27日(土)〜2009年9月23日(水・祝)
URL: http://www.asahi.com/egypt/

【凸版印刷のVRへの取り組み】
 凸版印刷では、1997年から文化財の展示映像手法としてVR技術の開発に取り組んでおり、「ナスカ」や「国宝 阿修羅像」など、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を積極的に製作しています。大型スクリーンを用いたVRシアターの展開も進めており、海外では中国の故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にシアターを納入しています。国内では2007年に、東京国立博物館と共同で、東京国立博物館資料館内に「TNM&TOPPANミュージアムシアター」を開設しました。
URL: http://www.toppan-vr.jp/bunka/

※1 VR(バーチャルリアリティ)とは
バーチャルリアリティでは、コンピュータで生成された3次元コンピュータ・グラッフィクスの映像の中を自由に移動しながら、あたかもその3次元空間にいるかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細3次元データ(形状、質感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。高精細映像を大型スクリーンに生成し、鑑賞者は仮想空間の中で没入感と臨場感を体感することができます。

以上