ニュースリリース

2009年03月11日

凸版印刷、朝日新聞社と共同で古代エジプトのVR作品の制作を開始 〜「海のエジプト展 〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」で公開〜 エジプトの海底遺跡と古代都市をVRにより再現

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下凸版印刷)は、このたび、2009 年6 月27日からパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)で開催される、横浜開港150周年記念「海のエジプト展〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」で公開する、VR (バーチャルリアリティ※1)作品『海のエジプト 古代都市アレクサンドリア』(仮題)の制作を、朝日新聞社(東京都中央区、代表取締役社長:秋山耿太郎)と共同で開始します。

 エジプト最後の王朝プトレマイオス朝(BC305年〜BC30年)には、アレクサンドリア、カノープス、ヘラクレイオンといわれる、栄華を誇った古代都市がありました。その威光を示す貴重な遺跡は、天変地異により8世紀頃までに海底に沈んでしまったと言われています。現在、フランスの海洋考古学研究者フランク・ゴディオ氏などにより発掘調査が進められ、数多くの彫像や遺物が発見されており、古代都市の姿が明らかになりつつあります。

 本VR作品は、その海底遺跡と古代都市をテーマに、最新の発掘成果とこれまでの研究資料に基づいて制作を行い、会場内に設置される、最新の超高精細デジタルプロジェクターと巨大スクリーンを駆使した、「海のエジプト展」VRシアターで上映されます。凸版印刷のVR技術によって、海底遺跡や古代都市を、コンピュータがリアルタイムに作り出す超高精細な映像で再現します。また、作品を案内するナビゲータがコントローラーを操作して仮想空間内を自由に移動し、鑑賞者はあたかも実際に海中や古代都市にいるかのような体感をすることが出来ます。さらにナビゲータによる実際の発掘調査のエピソードや歴史背景の解説を聞くことで、子どもから大人まで様々な世代で古代エジプト世界の探検を楽しむことが出来ます。

【本VR作品の見どころ】
1)発掘された海底の様子や環境を体験することができる「海中シーン」
 このたび新たにVRによる海中表現の開発を行い、彫像が発見された時の様子や、今もエジプトの海底に眠る宮殿の跡や沈没船など、実際に日本に持ってくることが出来ない遺跡の姿を再現します。鑑賞者は、あたかも海に潜り、海底を探検するかのような体験をすることが出来ます。

2)最新の発掘成果とこれまでの研究資料を基に再現する「古代都市再現シーン」
 現存しないものを再現し、可視化することが出来るというVRの特長を活かして、今から約2000年前のアレクサンドリア市街を再現します。クレオパトラが愛したといわれる美しい古代都市の姿を、バードビュー(鳥瞰)から鑑賞することが出来ます。

【横浜開港150周年記念「海のエジプト展」について】
 「海のエジプト展〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」は、地中海に面した3つの古代都市、アレクサンドリア、カノープス、ヘラクレイオンの海底遺跡から発掘された至宝を紹介する国際巡回展です。約5メートルのファラオ(王)像やスフィンクス、女神などの彫像群、金や宝石で彩られたアクセサリー、クレオパトラの横顔が刻まれたコインなど、約490点の作品を日本で初めて公開します。

主催:朝日新聞社、TBS、「海のエジプト展」実行委員会(朝日新聞社、TBS、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、テー・オー・ダブリュー)
会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
開催会期:2009年6月27日(土)〜2009年9月23日(水・祝)
URL:www.asahi.com/egypt/

【凸版印刷のVRへの取り組み】
 凸版印刷では、1997年から文化財の展示映像手法としてVR技術の開発に取り組んでおり、「ナスカ」や「国宝 阿修羅像」をはじめ、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を積極的に製作しています。大型スクリーンを用いたVRシアターの展開も進めており、海外では中国の故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にシアターを納入しています。国内では2007年に、東京国立博物館と共同で、東京国立博物館資料館内に「TNM&TOPPANミュージアムシアター」を開設しました。
URL:http://www.toppan-vr.jp/bunka/

※1 VR(バーチャルリアリティ)とは
バーチャルリアリティでは、コンピュータで生成された3次元コンピュータ・グラッフィクスの映像の中を自由に移動しながら、あたかもその3次元空間にいるかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細3次元データ(形状、質感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。高精細映像を大型スクリーンに生成し、鑑賞者は仮想空間の中で没入感と臨場感を体感することができます。

以上