2008年09月29日
凸版印刷、フランス・プティパレ美術館で開催される
日仏交流150周年・京都パリ友情盟約締結50周年記念「相国寺・金閣・銀閣名宝展」
で京都国際文化交流財団と協力してVR映像作品を上映
〜大迫力の超高精細映像で金閣・銀閣の姿を映し出す〜
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、10月にフランス、パリ市立 プティパレ美術館で開催される、日仏交流150周年・京都パリ友情盟約締結50周年記念「相国寺・金閣・銀閣名宝展」(主催:京都市、パリ市、相国寺承天閣美術館、プティパレ美術館、財団法人 京都国際文化交流財団、開催期間:平成20年10月16日(木)〜12月14日(日))で財団法人京都国際文化交流財団(京都市中京区、理事長:可児達志)と協力して、VR(バーチャルリアリティ ※1)技術を活用して制作した金閣・銀閣の超高精細映像作品を上映します。
凸版印刷では、印刷技術を基にしたカラーマネージメント技術などを活用し、VR技術を文化財の展示映像手法として位置づけ、これまでに数多くの文化遺産のVR作品の制作に取り組んできました。
今回この実績を基に、プティパレ美術館のオーディトリアムにおいて、コンピュータグラフィックス(CG)で詳細に再現した、日本を代表する名刹《鹿苑寺(通称:金閣)》、《慈照寺(通称:銀閣)》の姿を、最新の超高精細4K(※2)プロジェクタ(水平解像度:3840ピクセル 垂直解像度:2160ピクセル)を用いて上映します。大画面による没入感と超高精細な映像(ハイビジョンの約4倍の解像度)による美しさで、あたかも金閣・銀閣を訪れたかのような体験はもちろんのこと、実際に訪れても見ることができない金閣・銀閣の姿を観賞することが可能です。
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製作・著作 凸版印刷株式会社 |
【VR作品「金閣」について】
VR作品「金閣」は、北山文化の「華やかさ」の象徴、金箔で有名な鹿苑寺・舎利殿(通称 金閣)とそれを取り囲む池泉回遊式庭園(特別史跡・特別名勝)を再現した作品です。煌びやかな金閣を、VR技術を活用して、一般では見ることができない場所や角度からじっくりと観賞することが可能です。
例えば、金閣南側に位置する鏡湖池から、あたかも舟に乗ったかのような感覚で金閣を観賞することができたり、金箔や漆塗りが施された舎利殿の内部の様子を、まるで実際に足を踏み入れたような感覚で体験することができます。さらに、相国寺承天閣美術館・所蔵の重要文化財「伊藤若冲筆障壁画」を、VR技術を活用して、本来飾られていた鹿苑寺・大書院に再び戻します。「伊藤若冲筆障壁画」は大書院の空間を意識した構図となっており、本来の障壁画の姿をVRで観賞することが可能となっています。
【VR作品「銀閣」について】
VR作品「銀閣」は東山文化の「わび、さび」の世界を漂わせる慈照寺・国宝 観音殿(通称 銀閣)と、それを取り囲む池泉回遊式庭園(特別史跡・特別名勝)を再現したものです。銀閣を自由な場所から観賞することができ、白砂が美しい銀沙灘(ぎんしゃだん)や向月台(こうげつだい)を、実際には見ることができない場所から観賞することができます。また、初期書院作りの遺構として重要であり、茶室の原点と言われている国宝 東求堂内・同仁斎とその書院飾りも観賞することができます。
また、創建当時(1490年頃)の慈照寺・観音殿には、黒漆が塗られていたことが近年の研究調査で明らかになりましたが、本VR作品では、一部想像を交えながらその漆塗りの観音殿の姿も再現しています。
本来VRでは、コンピュータに接続された一般のゲーム用コントローラを使って、見たい場所へ自在に移動することが可能ですが、本展覧会では、より多くの来場者にVR映像を体験してもらうため、自動上映で金閣・銀閣のお勧めのコースをそれぞれ約15分間で鑑賞します。
【相国寺・金閣・銀閣名宝展について】
<展覧会概要>
期間 : 平成20年10月16日(木)〜12月14日(日)
会場 : パリ市立 プティパレ美術館
主催 : 京都市、パリ市、相国寺承天閣美術館、プティパレ美術館、(財)京都国際文化交流財団
協力 : 凸版印刷株式会社、ソニー株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、インテル株式会社
【凸版印刷のVR作品への取り組み】
凸版印刷では、1997年から文化財の展示映像手法としてVR技術の開発に取り組んでおり、「ナスカ」や「国宝 聖徳太子絵伝」をはじめ、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を積極的に制作しています。大型スクリーンを用いたVRシアターの展開も進めており、海外では中国の故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にシアターを納入しています。国内では2007年に、東京国立博物館と共同で、東京国立博物館資料館内に「TNM&TOPPANミュージアムシアター」を開設しました。
※1 VR(バーチャルリアリティ)とは
バーチャルリアリティでは、コンピュータで生成された3次元コンピュータ・グラフィックスの映像の中を自由に移動しながら、その3次元空間に居るかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細3次元データ(形状、質感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。生成された高精細映像を展示するのに大型スクリーンを用いると、鑑賞者はまるでその空間にいるかのような没入感を一層深く体験することができます。
※2 4Kとは
米大手映画会社7社を中心とするデジタルシネマ標準化団体「DCI」(Digital Cinema Initiatives, LLC)が提唱するフォーマットで、フルハイビジョンの4倍以上の885万画素(4096×2160ピクセル、4K×2K)の解像度のことです。
以上

