ニュースリリース

2008年07月02日

「ユニークQRコード活用による新たな包装ビジネスの構築」が 「第32回木下賞(新規創出部門)」を受賞

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、「ユニークQRコード活用による新たな包装ビジネスの構築」について、(社)日本包装技術協会が主催する「第32回木下賞(*1)(新規創出部門)」を受賞しました。

 これまで、企業が商品を識別し管理する方法として、バーコードを利用することが一般的でしたが、この方法では、商品一点一点を個別に識別することができませんでした。凸版印刷は、一点一点異なるシリアル番号を埋め込んだQRコード(*2)を、個々の商品包装材に直接印字する技術を業界で初めて確立しました。これにより、個別商品の識別や商品の購買証明などが可能となりました。

 商品包装材に直接印字することで、シリアル番号を印字したシールを貼付する手法よりも、コスト面の負荷が軽減されます。また、QRコード読み取り機能を持つ携帯電話の普及により、消費者が手軽に商品の懸賞キャンペーンに応募できるようになりました。

 この懸賞キャンペーンの分野では、味の素株式会社、片岡物産株式会社、明治製菓株式会社などで採用され、ハガキを使った従来の応募に比べ、応募率が大きく向上しています。

 今後、凸版印刷では、このユニークQRコードをトレーサビリティや真贋判定などに活用可能なシステムの開発を行い、食品業界、トイレタリー業界、医療医薬業界などに向けて新しいビジネスを創出していきます。これらのユニークQRコードを活用した新たな包装ビジネスの展開で、2008年度50億円、2011年度250億円の売り上げを見込んでいます。


Copyright 2008 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

【「ユニークQRコードを活用した包装ビジネス」の特長】
・商品を1点ごとに識別
 ユニークQRコードとは、一点一点に、個別の情報を収納したQRコードです。商品カテゴリーでの識別コードであるバーコードと違い、
 ユニークQRコードは、商品一点一点を個別に識別することができます。応募キャンペーンの購買証明や、商品個別トレースのための
 IDなどに利用できます。

・携帯電話で簡単に読み取り可能
 消費者は携帯電話に標準搭載されたQRコードの読み取り機能を使って、誰でも簡単に認証されたサイトにアクセスできます。
 これにより、シリアル番号を携帯電話に入力する応募方式で課題だった、文字変換や入力ミスなどが解決されました。
 従来のシリアル番号の応募に比べて数倍、ハガキ応募に比べて約8〜10倍、応募総数が増加しています。(当社調べ)

・応募者ごとに継続的なポイント蓄積が可能
 携帯電話を使用したキャンペーンでは、管理サーバーにより、アクセスの度にユーザー識別ができます。そのため、応募者にとって、
 期間限定でなく、通年でポイントを継続的に蓄積できるメリットがあります。

・事務局運営を含めたトータルサポート体制
 凸版印刷は商品包装材への印字から、携帯電話・パソコンからの応募データの集約、問い合わせ・クレーム対応、データ分析・
 効果測定・施策提案までトータルでの運用が可能です。
 さらに、ハガキ応募方式では負荷が高かった応募者全員分のデジタルデータ化を実現することで、顧客満足度向上のための
 効果的な顧客管理が可能になります。


※1 「木下賞」は、社団法人日本包装技術協会(JPI)が主催し、JPI第2代会長である故木下又三郎氏の包装界に対する功績を
    記念して設定された表彰制度です。本賞は、包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化・改善・
    向上に顕著な業績をあげたものに与えられます。今回で32回目を迎え、5月29日に発表・表彰が行われました。

※2  QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。バーコードに比べ、省スペースの印字で、大容量の情報を収納できる
    二次元バーコードの一種です。

以上