2008年03月25日
東京国立博物館と凸版印刷が開設した 「TNM&TOPPANミュージアムシアター」
3月28日よりVR作品「マヤ文明 コパン遺跡」を上演開始
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:佐藤禎一、以下東京国立博物館)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:足立直樹、以下 凸版印刷)は、共同で東京国立博物館資料館に開設した「TNM&TOPPANミュージアムシアター」において、3月28日(金)より5月25日(日)まで、VR作品「マヤ文明 コパン遺跡」を上演します。
本作品は中央アメリカのマヤ文明を代表するコパン遺跡をテーマとしたものです。バーチャルリアリティ※1(以下、VR)技術を活用して臨場感溢れる映像で遺跡を再現し、独創的な建造物や彫刻をめぐります。今回、初めて本シアターの特長である4K(フルハイビジョンの約4倍、※2)の高解像度で映写し、ナビゲーターの解説とともに上演します。
両者は貴重な文化財や文化遺産などを紹介する手法の開発を目的とした共同プロジェクトの一環として、2007年11月に最先端のデジタル技術を駆使したシアターを開設し、一般公開してきました。第一弾となった「国宝 聖徳太子絵伝」のVR作品は、通常の展示では体験出来ないほど近寄っての鑑賞、模写との対比など、VRの特性を活かした手法で鑑賞することができ、一般の方々から高い評価を得ています。
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【左上】 現在のコパン遺跡を再現 。 【右上】当時の姿を仮想的に再現。マヤの世界観を表す色で彩られていました。 |
【マヤ文明およびコパン遺跡について】
マヤ文明は、3世紀から9世紀の間、中央アメリカのメキシコ南部からホンジュラス西部の地域で隆盛し、代表的な建築物として石造りのピラミッド状遺跡があります。コパン王朝は現在のホンジュラス共和国西部にあり、400年もの間強大な権力を誇りました。優れた芸術性を持つ石碑、祭壇、建造物を装飾する彫刻、そしてマヤ文字が彫られた神聖文字の階段などが広く知られており、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
【VR作品「マヤ文明 コパン遺跡」について】
本作品では、コパン遺跡の現在の姿をVRで再現し、あたかも現地に行ったかのように遺跡を体験することができます。当時の文明の様子を伝える神殿や石碑を鑑賞できるほか、遺跡保存のため現在は公開されていない地下神殿など、普段は見ることのできない場所にまで入って鑑賞することが可能です。マヤ文明研究の権威であり長年コパンで調査を行っている日本人考古学者・中村誠一先生の監修をいただいたオリジナルのシナリオに、コパン遺跡の過去と現在をVR特有の臨場感を取り入れながら分かりやすく解説しています。
なお、本コンテンツの3次元データは凸版印刷が、独立行政法人情報通信研究機構(旧通信・放送機構)に実証実験用として制作したもので、今回その使用権利を受けて上演しています。
【「TNM&TOPPANミュージアムシアター」について】
「TNM&TOPPANミュージアムシアター」は、2007年11月2日、東京国立博物館と凸版印刷が共同で東京国立博物館資料館内に開設した、最先端のデジタル技術で貴重な文化財や文化遺産を様々な手法で紹介するシアターです。240インチの大画面スクリーン上で、フルハイビジョンの約4倍という超高精細の映像を投影します。シアターでは通常は容易に行くことができない空間を再現・復元して上演し、あたかもそこにいるかのような臨場感を楽しむことができます。作品の世界はナビゲーターが分かりやすくご案内します。
【シアター仕様】
・ 4K※2 対応プロジェクタによるVR映像投影
・ スクリーンサイズ 240インチ(幅約5m、高さ約3m)
・ 席数 30席
【ご利用案内】
・ 上演日:金・土・日・祝日・振替休日
・ 本作品上演期間:2008年3月28日(金)〜5月25日(日)
・ 上演開始:10:00/11:00/12:00/14:00/15:00/16:00
※ 当日予約制です。10分前までに以下の受付でご予約下さい。上演時間は約20分です。
・シアター受付:表慶館1Fエントランスホール
・観覧料:東京国立博物館の当日の入館料が必要です。
※ アンケートにご協力ください。
・ お問合せ先: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
・ ホームページ: http://www.toppan-vr.jp/mt/
※1 VR(バーチャルリアリティ)とは
高度なデジタル映像技術「バーチャルリアリティ」では、コンピュータで生成された三次元コンピュータ・グラフィックスの映像の中を自由に移動しながら、その三次元空間に居るかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細三次元データ(形状、質 感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。生成された高精細映像を展示するのに大型スクリーンを用いると、鑑賞者はまるでその空間にいるかのような没入感を一層深く体験することができます。
※2 4Kとは
米大手映画会社7社を中心とするデジタルシネマ標準化団体「DCI」(Digital Cinema Initiatives, LLC)が提唱するフォーマットで、フルハイビジョンの4倍以上の885万画素(4096×2160ピクセル、4K×2K)の解像度のことです。
以上

