ニュースリリース

2007年11月29日

凸版印刷、フォトリソ方式による第10世代カラーフィルタ工場を建設 2009年度中に量産開始

 凸版印刷株式会社(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 足立直樹、以下、凸版印刷)は、大阪府堺市にシャープ株式会社(本社 大阪市阿倍野区、代表取締役社長 片山幹雄、以下、シャープ)が建設を進めている「21世紀型コンビナート」内に、※第10世代サイズ(2850mm×3050mm)対応カラーフィルタの新工場を建設することを決定しました。

 総投資額は、約420億円となります。将来の需要拡大が見込まれる40インチクラス以上の液晶テレビ市場向けの需要に対応します。
 凸版印刷は第8世代での実績を基に、世界で初めて「フォトリソ方式」を第10世代のカラーフィルタ生産に導入し、高い品質で安定的に供給していきます。2009年度中の稼動開始を予定しており、これにより、トッパングループ全体のカラーフィルタ月産能力は1,600万枚(14インチ換算)以上となり、世界最大の生産規模をさらに拡大します。

<ねらい>
トップメーカーとしての競争力
・凸版印刷は世界に先駆けて、1971年に撮像管用カラーフィルタの生産を開始し、30年以上フォトリソ方式の技術を蓄積してきました。フォトリソ方式では他社に先駆けて2004年から第6世代を、2006年からは第8世代を導入し、シャープ亀山工場向けなどにカラーフィルタを納入してきました。第10世代においても新たに生産・供給を行い、カラーフィルタのトップメーカーとして液晶テレビ市場の拡大に貢献していきます。
・第10世代においては、全ての工程、設備、材料、建築などを徹底的に精査し、設備投資額を約420億円に最小化し、生産効率を大幅に改善します。

フォトリソ方式の採用
・凸版印刷では、既にフォトリソ方式で第8世代の高品質なカラーフィルタを安定的に供給しており、液晶業界では高い評価をいただいています。
・2010年以降はスーパーハイビジョンなどの放送規格も検討されており、液晶テレビに対して大画面、高画質、高精細への市場ニーズがさらに高まると予想され、これらへの対応も踏まえ、当社は大型サイズで実績のあるフォトリソ方式を採用します。
・凸版印刷は、既に第10世代でのフォトリソ方式による技術を開発し、カラーフィルタでの世界トップクラスの高品質を実現します。


<第10世代対応新工場の概要>
 ・所在地:大阪府堺市堺区堺浜地区(大阪府堺市堺区築港八幡町)  ・総投資額:約420億円
 ・建築面積:約14,200m2
 ・延床面積:約46,300m2
 ・生産能力:最大生産能力 3万6千シート/月 
  (最大生産能力まで需要に合わせ段階的に増強)
   新工場の稼働により、トッパングループ全体の生産能力は日本国内、台湾合計
   で月産1,600万枚以上(14インチ換算)となり、世界最大の生産規模をさらに
   拡大します。
   第6世代以上の生産能力においても、月産245万枚以上(32インチ換算)とな 
   り、世界最大の供給能力になります。     
 ・量産開始:2009年度中に稼動予定

<第10世代対応新工場の主な特徴>
 1)最小限の設備投資で、最大の生産効率。
 2)建築物には、大規模地震が発生した場合にも生産に影響を与えないような耐震・制震構造を採用。
 3)廃棄物、排水、CO2などの排出削減に配慮した「環境先進工場」。


※第10世代サイズ
・第10世代のマザーガラスは畳5畳分に相当します。このサイズからは60インチクラスのカラーフィルタは6枚、50インチクラスは8枚、40インチクラスは15枚取ることができ、今後の大型液晶テレビ市場に必要とされるサイズが効率よく生産できます。                                    

以上