ニュースリリース

2007年09月27日

博物館・美術館向け収蔵品管理ASPサービス『MuseScope Ver1.4』をリリース 〜全文検索や利用権限の細分化等、利便性を向上 〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、博物館・美術館の収蔵品情報を管理するASPサービス『MuseScope (ミューズスコープ)Ver1.4』(サイトURL http://www.musescope.com)を9月 27日にリリースします。

 博物館・美術館が保有する膨大な収蔵品の管理業務は、各館ごとにノウハウが あり、その方法は多様です。専用システムを構築するには、多額の初期投資やそ のシステムを運用する専門知識を有した職員が必要であり、財政面・人材面から みて博物館・美術館にとっては大きな課題の一つでした。

 凸版印刷では、簡易で効率的に収蔵品資料情報を管理できる仕組みとして2006 年4月に「MuseScope Ver1.0」を販売開始し、その後収蔵品情報管理に必要な機 能を拡充してきました。
このたびバージョンアップした『MuseScope Ver1.4』では、利用者から要望の 多い機能を追加し利便性の向上を図りました。
 まず、登録した収蔵品情報の全テキストデータを対象とした全文検索機能を、 内部管理ページと外部公開ページの双方に実装しました。従来、作品名や作家名 など特定の項目のみを対象にした検索が可能でしたが、情報項目の多い収蔵品管 理に対応する新しい検索システムを導入することで、全文検索を可能にし、学芸 員には管理業務の効率化を提供、外部公開ページにアクセスする一般利用者には 検索の自由度を高めて、館内外のアクセス者双方の利便性を向上しました。

 また、これまでのミューズスコープでは利用できる機能を各ユーザ(管理者、 学芸員、職員)ごとに設定することが可能でしたが、Ver1.4ではさらに収蔵品項 目の閲覧・編集についても、ユーザごとにアクセス権限の設定が行えるようにな りました。

<主な機能>
・収蔵品情報(作品名、制作者、技法、材質、寸法など)の検索・閲覧・登録・ 編集
・収蔵品画像情報の登録・編集・閲覧(拡大閲覧可能)、複数画像の登録
・収蔵品情報の一括登録・一括出力(CSVデータ)
・収蔵品情報のPDFファイル出力
・権限に応じた機能制限(管理者、学芸員、職員の3つの権限レベルで利用可 能)
・収蔵品画像情報の一般公開機能
※MuseScopeドメイン内に各館別の公開ページを提供 他
・利用館相互の横断検索機能

<Ver1.4の主な追加機能>
・収蔵品情報の全文検索機能
・収蔵品情報の項目単位でのアクセス制限設定 他

<「MuseScope」のサービスの特長>
1. ASP方式による管理システム
インターネットを通じてWebブラウザ上でサービスが利用できるため、新しくハ ードウェアやソフトウェアを導入する必要がありません。
※動作保証環境 OS:Windows XP/2000、Webブラウザ:Internet Explorer 5.5 以降

2. 低コスト・管理負荷軽減
ASP方式による管理システム、ならびに年間定額制による利用形態のため、初期 投資・導入後の保守費が不要で、短期間での導入が可能、また、専門知識を必要 としないシステムのため、専任のシステム管理者が不要で、低コスト・管理負荷 軽減を実現します。

3. 高いセキュリティで信頼性十分なサーバ環境
収蔵品情報の各種データ管理は、凸版印刷が運用するインターネット・データセ ンターサービス「TOPICA(トピカ)」(※1)を利用。堅牢で信頼性の高いセキュリ ティを確保します。

4. 館相互の情報共有を視野に入れた収蔵品管理項目
東京国立博物館を中心としたプロジェクトによって策定された「ミュージアム資 料情報構造化モデル」(※2)をベースに、収蔵品管理項目を拡張利用。標準的 な管理項目の基盤として、博物館・美術館相互の情報共有の可能性を視野に入れ たサービスです。

<価格>
初期登録料100,000円〜、年間利用料960,000円〜
 ※登録管理する収蔵品情報点数別に料金体系を設定
 ※データ一括登録、収蔵品情報のデジタル化は別途見積

※1 TOPICA http://www.topica.ne.jp
企業のインターネットサーバ構築や、運用を受託するアウトソーシングビジネス として1996年10月からサービスを開始。2001年12月には、ISMS認証を取得するな ど、セキュリティマネジメントにも積極的に取り組んでおり、これまでに300社 以上の導入実績をあげています(2006年12月末現在)。

※2 ミュージアム資料情報構造化モデル
東京国立博物館を中心とした博物館情報処理に関する調査研究プロジェクトチー ムが、全国レベルで提案・推進する、収蔵品を管理する際の記述項目・方式のモ デル。効果的な情報処理・情報共有を可能とし、博物館・美術館を業務支援する ことを主な目的としています。凸版印刷もプロジェクト立上げ時から、モデル策 定メンバーとして参画。なお、このモデルの文書の著作権は、独立行政法人国立 博物館に帰属します。

以上