ニュースリリース

2006年04月04日

博物館・美術館向けの、収蔵品管理ASPサービス「MuseScope」を販売開始

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、博物館・美術館の収蔵品情報を管理するASPサービス「MuseScope(ミューズスコープ)」の販売を開始しました。
 「MuseScope」は、収蔵品情報の管理、収蔵品の貸借管理など、博物館・美術館の情報管理業務を効率的かつ効果的にバックアップするサービスです。

<背景>
 博物館や美術館が保有する膨大な収蔵品の管理業務は、各館ごとにノウハウがあり、その方法は多様です。そのため、専用システムを構築するには、多額の初期投資やそのシステムを運用する専門知識を有した職員が必要であり、財政面・人材面からみて博物館・美術館にとっては大きな課題の一つでした。一方で、国や地方公共団体による文化財情報の公開に向けた取組みなど、広く一般に向け情報発信する気運が高まりつつあります。
 このような現状を踏まえ、このたび、特殊な専門知識を必要とせず、簡易で効率的かつ効果的な収蔵品情報管理の仕組みを、ASPサービスとして実現しました。


<本サービスの特長>
1. ASP方式による管理システム
インターネットを通じてWebブラウザ上でサービスが利用できるため、新しくハードウェアやソフトウェアを導入する必要がありません。
※ 動作保証環境
OS:Windows XP/2000
Webブラウザ:Internet Explorer 5.5以降

2. 低コスト・管理負荷軽減
ASP方式による管理システム、ならびに年間定額制による利用形態のため、初期投資・導入後の保守費が不要で、短期間での導入が可能、また、専門知識を必要としないシステムのため、専任のシステム管理者が不要で、低コスト・管理負荷軽減を実現します。

3. 高いセキュリティで信頼性十分なサーバ環境
収蔵品情報の各種データ管理は、凸版印刷が運用するインターネット・データセンターサービス「TOPICA(トピカ)」(※1)を利用。堅牢で信頼性の高いセキュリティを確保します。

4. 館相互の情報共有も視野に入れた収蔵品管理項目
東京国立博物館を中心としたプロジェクトによって策定された「ミュージアム資料情報構造化モデル」(※2)をベースに、収蔵品管理項目を拡張利用。標準的な管理項目の基盤として、博物館・美術館相互の情報共有の可能性も視野に入れたサービスです。


(画像下)「MuseScope」画面一例
Copyright 2006 TOPPAN PRINTING co.,ltd.

<主な機能>
・収蔵品情報(作品名、制作者、技法、材質、寸法など)の検索・閲覧・登録・編集
・収蔵品サムネイル画像の閲覧・登録・編集・削除
・収蔵品情報の一括出力(CSVデータ)
・収蔵品貸借、来歴情報の検索・閲覧・編集
・権限に応じた機能制限(管理者、学芸員、職員の3つの権限レベルで利用可能)
・管理項目の各種カスタマイズ設定(追加、名称変更、表示非表示)


<価格>
初期登録料100,000円〜、年間利用料960,000円〜
※登録管理する収蔵品情報点数別に料金体系を設定
※データ一括登録、収蔵品情報のデジタル化は別途見積


<今後の予定>
 博物館・美術館の収蔵品データを専用データセンターで一元管理することで、将来的には本サービスを利用する館同士の横断的な検索や、情報閲覧による情報共有を可能にする予定です。
 凸版印刷では今後も、これまで手がけてきた高精細画像アーカイブや館内情報検索閲覧システムなどのノウハウを活かし、博物館・美術館の業務を総合的にサポートしていきます。


※1 TOPICA http://www.topica.ne.jp
企業のインターネットサーバ構築や、運用を受託するアウトソーシングビジネスとして1996年10月からサービスを開始。2001年12月には、ISMS認証を取得するなど、セキュリティマネジメントにも積極的に取り組んでおり、これまでに300社以上の導入実績をあげています(2006年2月末現在)。

※2 ミュージアム資料情報構造化モデル
東京国立博物館を中心とした博物館情報処理に関する調査研究プロジェクトチームが、全国レベルで提案・推進する、収蔵品を管理する際の記述項目・方式のモデル。効果的な情報処理・情報共有を可能とし、博物館・美術館を業務支援することを主な目的としています。
凸版印刷もプロジェクト立上げ時から、モデル策定メンバーとして参画しています。
なお、このモデルの文書の著作権は、独立行政法人国立博物館に帰属します。


以上