ニュースリリース

2010年08月16日

凸版印刷が推進する「ソーシャルプロジェクト研究会」が 「環境意識と購買動向の調査」を実施 〜環境配慮型商品を購入することよりも、自ら行動することの方がエコに貢献した実感が強い〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)が推進する「ソーシャルプロジェクト研究会」は、このたび活動の一環として「環境意識と購買動向の調査」を実施しました。 

 凸版印刷は、社会的課題解決のため社外の有識者とともに、専門性の高いソリューションを提供することを目指し、2009年に「ソーシャルプロジェクト研究会」を立ち上げました。本研究会では、環境、エネルギー、観光、子育て、安心安全のモノづくりなどをテーマに調査研究を進めています。

※ 「ソーシャルプロジェクト」は、社会が共有する課題を解決し、持続可能な発展や経済成長、安心安全な社会、幸せを実感する暮らしを実現するために、行政や企業、教育機関、NPOなどが垣根を越えて協働する取り組みです。

 昨今、消費において「エコ」が重要な価値を持つ中、本研究会は、凸版印刷の調査部門である消費行動研究室と連携し、生活者の環境意識(エコ意識)と購買行動の関係性を把握するため、「環境意識と購買動向の調査」を実施しました。
 調査結果から、商品に環境配慮(エコ)を意識する人は多いものの、実際の購入時には環境配慮(エコ)よりもデザインや価格が優先される傾向があることがわかりました。また、単に環境配慮型の商品を購入することよりも、自ら行動することの方がエコに貢献した実感が強いことも浮かび上がり、商品の使用や廃棄の際にワンアクションなどの行動要素を取り入れることで、エコがより強い購買動機を形成し得ることがうかがえる結果となりました。

【調査概要】
■「環境意識と購買動向の調査」
調査の目的:エコと購買の関係性について把握する
調査地域:全国
調査手法:インターネットによる自記入式調査
調査対象:20〜60歳以上の男性260サンプル、女性260サンプル、計520サンプル
調査時期:2010年6月11日(金)〜13日(日)
企画・分析:「ソーシャルプロジェクト研究会」
実施・集計:凸版印刷株式会社 消費行動研究室

【調査結果のトピックス】
1. 商品購入の際に「商品によっては環境配慮を意識する」が約7割
 商品が環境配慮型であるかを「意識する」(3.5%)「商品によっては意識する」(66.1%)を合わせると69.6%の人が購入時に環境性能を意識していて、商品に対する環境意識は高いことがわかりました。

2.商品購入時に、環境配慮型の商品にくらべてデザインや価格を優先する人が6割以上
 価格が同じ商品の場合「環境配慮型の商品」(17.5%)よりも「好みのデザインの商品」(63.8%) を選び、品質が同じ商品の場合「環境配慮型の商品」(28.7%)よりも「価格が安い商品」(62.5%)を選ぶ人が多いことがわかりました。生活者は購入時に「環境配慮」にも機能性だけではなく「デザイン」や「価格」を求めているようだということがわかりました。

3.「環境配慮型の商品購入」よりも、「自らアクションを行う」ことの方がエコに貢献した実感が強い
 エコに貢献した実感について「照明のスイッチをこまめに消す」(82.5%)「簡易包装を頼んだり、レジ袋を断ったとき」(79.4%)が強く、環境配慮型商品の購入よりも自らアクションを行うことの方がエコに貢献した実感を強く感じられることがわかりました。


Copyright 2010 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

 本研究会では、今後も、環境、エネルギー、観光、子育て、安心安全のモノづくりなどをテーマに調査研究を進めていきます。
 凸版印刷では、「ソーシャルプロジェクト研究会」の理念をより多くの人々と共有し、活動の輪を広げるフォーラム活動として、過去2回にわたり「ソーシャルカフェ」(注)を開催しています。第1回目は「ソーシャルプロジェクトとコンテンツ産業」について、第2回目は「エコは消費を押し上げるか─啓蒙から行動のステージへ─」をテーマに外部有識者とともに熱い議論が交わされました。
 なお、2010年10月頃には、第3回目として「中国ビジネス」をテーマに「ソーシャルカフェ」を開催する予定です。

■「ソーシャルプロジェクト研究会」
URL: http://social-pj.com/

注 「ソーシャルカフェ」は、1998年にイギリスで始まった「サイエンスカフェ」をモチーフに、シンポジウムなどの堅苦しい場ではなく、カフェのような自由な雰囲気でソーシャルプロジェクトを語り合うプログラムです。

以上