2010年08月11日
凸版印刷、読売新聞社と共同でVR作品「大仏の世界」(仮題)の制作を開始
平成館展示室の壁面に実物大の「大仏」をVRにより再現
〜光明皇后1250年御遠忌(ごおんき)記念 特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」で公開〜
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、このたび、読売新聞社と共同で2010年10月8日から12月12日まで、東京国立博物館・平成館(上野公園)で開催される、光明皇后1250年御遠忌記念 特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」(主催:東京国立博物館、華厳宗大本山東大寺、読売新聞社)で公開する、VR (バーチャルリアリティ※)作品「大仏の世界」(仮題)を制作します。
本VR作品は、奈良時代に聖武天皇と光明皇后の発願により造立された「大仏」を、凸版印刷がこれまで培ってきた三次元計測・色彩計測技術などのVR技術を駆使し、超高精細映像によって再現するものです。全体で14.98メートル、頭部だけでも5.33メートルの高さがある「大仏」の姿を、東京国立博物館内、平成館展示室の壁面と天井に投影することで、実物大サイズの鑑賞を可能にします。
「大仏」の手や顔に通常では体験できない距離まで接近する他、あらゆる方向から迫力ある「大仏」の姿を再現するだけでなく、「大仏」の光背を取り除くことで、通常見ることができない「大仏」の背中も映し出します。また、「華厳の世界」を表現した、蓮華座(蓮華の花をかたどった台座)の美しい線刻画を精巧に再現します。
今回、「大仏」のVR化にあわせて、奈良時代に創建された大仏殿の外観を忠実に再現。迫真の大型映像は鑑賞者を平成の東京国立博物館から奈良時代の東大寺へと誘い、聖武天皇、光明皇后が大仏に託した国民と国家の平安への祈りを伝えます。
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【総監修】華厳宗大本山東大寺 【監修】東京国立博物館/鈴木嘉吉(元奈良国立文化財研究所長) |
【本VR作品の見どころ】
1、実物大の大仏をあらゆる角度から体感することが出来る「大仏シーン」
東京国立博物館・平成館展示室の巨大な壁面(高さ約8.5m、幅 約8.5m)および天井(幅 約8.5m、奥行き約23m)にVR作品を映し出します。そのため、鑑賞者は、あたかも実際に「大仏」の目の前にいるかのように、普段は見ることの出来ない視点から、迫力ある実物大の「大仏」を体感することが出来ます。
2、学術監修を基に、奈良時代の大仏殿の外観を忠実に再現した「奈良時代 大仏殿シーン」
現存しないものを再現し、可視化することが出来るというVRの特長を活かして、奈良時代に創建された大仏殿の外観を、学術監修を基に再現、奈良時代当時の大仏殿の外観を、鑑賞することが出来ます。
【光明皇后1250年御遠忌記念 特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」について】
聖武天皇と光明皇后が国家の平安と国民の幸福を祈願して造立した奈良・東大寺大仏。この展覧会では、大仏殿前の「国宝 八角燈籠(はっかくとうろう)」、大仏開眼供養会(だいぶつかいげんくようえ)などに使われた「重要文化財 伎楽面(ぎがくめん)」、「縹縷(はなだのる)」(正倉院宝物 11月2日〜21日のみ展示)、古代の作例の中では最大の「誕生釈迦仏(たんじょうしゃかぶつ)立像」、東大寺建立に力をつくした初代別当・良弁僧正(ろうべんそうじょう)の肖像彫刻など、東大寺の大仏造立をめぐる文化財を通してその精神世界に迫るとともに、天平文化の精華をご覧いただきます。また、東大寺中興の祖・重源上人(ちょうげんしょうにん)、公慶上人(こうけいしょうにん)の肖像彫刻の傑作などを通じ、今日まで脈々と続く東大寺の歴史も紹介します。
会期:2010年10月8日(金)〜12月12日(日)
会場:東京国立博物館 平成館 (上野公園)
主催:東京国立博物館、華厳宗大本山東大寺、読売新聞社
URL:
http://todaiji2010.jp/
【凸版印刷のVRへの取り組み】
凸版印刷では、1997年から文化財の展示映像手法としてVR技術の開発に取り組んでおり、「ナスカ」や「国宝 阿修羅像」など、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を積極的に製作しています。大型スクリーンを用いたVRシアターの展開も進めており、海外では中国の故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にシアターを納入しています。国内では2007年に、東京国立博物館と共同で、東京国立博物館資料館内に「TNM&TOPPANミュージアムシアター」を開設し、「国宝 聖徳太子絵伝」や「国宝 灌頂幡」、「洛中洛外図屏風 舟木本」をテーマとして共同VRの制作や株式会社はとバスとの連携事業などを行っています。
URL:
http://www.toppan-vr.jp/bunka/
※ VR(バーチャルリアリティ)とは
バーチャルリアリティでは、コンピュータで生成された3次元コンピュータ・グラッフィクスの映像の中を自由に移動しながら、あたかもその3次元空間にいるかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細3次元データ(形状、質感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。高精細映像を大型スクリーンに生成し、鑑賞者は仮想空間の中で没入感と臨場感を体感することができます。
以上

