2010年07月05日
凸版印刷、電子出版時代における出版業界全体に向けた総合戦略
「出版イノベーション2010」を策定
〜コンテンツマネージメントとマルチユースを核とした出版新ビジネスモデルの創出〜
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、電子出版時代における、出版業界全体に向けた総合戦略「出版イノベーション2010」を策定しました。
電子出版事業のサポート機能の強化を目的として、総合フロント組織「デジタルコンテンツソリューションセンター(仮称)」を2010年7月1日に設立するとともに、製造面で電子出版と既存の印刷物を並行して制作できるマルチ制作ライン「コンテンツファクトリー」を拡充し、コンテンツマネージメント機能を実現します。さらに、リアル、デジタル、オンデマンドなど、読者のニーズに合わせて、様々な形態でコンテンツの確実な配信を行う「オープン配信プラットフォーム」の構築を行い、コンテンツマルチユースの基盤整備を目指します。
これら「出版イノベーション2010」の施策を通じて、凸版印刷は電子出版関連事業で2015年度に500億円の売上を目指します。
電子出版に対する関心は、欧米では電子出版市場が急激に拡大し、国内においても読書に適した端末が登場したことにより、大きな高まりを見せています。電子出版市場は急速な拡大傾向にあり、将来的にも有望な新市場として出版業界全体における大きなビジネスチャンスとされています。
凸版印刷は、電子出版市場に必要な機能をコンテンツマネージメントとコンテンツマルチユースであると捉えています。コンテンツマネージメント機能である「総合フロント機能」と「制作支援機能」、コンテンツマルチユース機能である「配信・販売機能」を実践する体制・施策の詳細を下記の通り取りまとめました。
これらをもって、電子出版時代における出版業界全体を一括サポートすることを目論見、「出版イノベーション2010」を策定しました。
<「出版イノベーション2010」の特長>
1)総合フロント組織「デジタルコンテンツソリューションセンター(仮称)」の設立
電子出版事業を総合的に支援する体制を新たに発足させます。販売系、技術系、企画系、クリエイティブ系の専門スタッフを集結させ、出版社様の要望への対応と課題の解決にあたります。
[主な機能]
・電子出版端末における最適表現と、他メディアとの連動を支援するクリエイティブ制作機能
(コンテンツクリエイティブラボ:CCL)
・読者分析・販売分析に基づくマーケティング提案や電子出版における新たな広告開発を行う機能
(電子出版マーケティングラボ:DML)
・電子出版の最適制作スキームを実現するデジタルワークフロー構築機能
(デジタルワークフロー:DWF支援)
・出版社様が保有するコンテンツの運用を支援するコンテンツアグリゲーション機能
2)電子出版専用制作ライン「コンテンツファクトリー」の拡充
印刷物および、電子出版コンテンツを並行して制作できるマルチコンテンツ制作ラインを拡充します。凸版印刷が自動組版、OCRなどで培ったノウハウをもとに、様々なコンテンツ配信形態に対応した最適な制作ラインを提供します。
[主な機能]
・書籍、雑誌、コミックなどの幅広い出版ジャンルに対応
・既刊本のデジタル化に関しては、どのような支給データ(原稿)形式にも対応
・現行の電子書籍フォーマットへは、オリジナル中間ファイルからの変換で対応
・市場に流通する幅広い電子書籍専用端末に対応
3)オープンな配信プラットフォームの構築
リアル、デジタル、オンデマンドなど、読者に対し様々な出版形態・流通チャネルで出版物を確実に届ける配信サービスを構築します。また、出版コンテンツ配信だけではなく、広告配信体制も構築し、出版社の収益性を高めます。
[主な機能]
・株式会社ビットウェイ、協業パートナーなどのデジタル書店との連携
・「MAGABANK」、「NetLibrary」などの既存配信サービスの拡充
・株式会社紀伊國屋書店をはじめとするリアル書店との連携
・小ロット・オンデマンド印刷の生産強化による販売機会創出
・「本屋の歩き方」を中心とした書店と読者との接点創出・強化
・広告配信プラットフォームの開発・構築
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<今後の目標>
総合戦略「出版イノベーション2010」の施策を通じ、広告やプロモーション領域にまで電子出版事業を拡大し、電子出版関連事業で2015年度に売上で500億円を目指します。
以上

