ニュースリリース

2010年05月24日

博物館・美術館向け収蔵品管理ASPサービス『MuseScope Ver3.0』を提供開始 〜館内情報共有機能や外部公開機能を強化し、作業の効率化を実現〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、博物館・美術館向けに提供している収蔵品資料情報を簡易・効率的に管理するASPサービス『MuseScope(ミューズスコープ)』(URL http://www.musescope.com/)の機能を強化・拡充し、『MuseScope Ver3.0』として5月25日より提供を開始します。

 博物館や美術館が保有する膨大な収蔵品資料情報の管理業務は、紙ベースの台帳管理からデジタル化したデータベースシステム管理へと移行しつつあります。しかし、専用システムを構築するには、多額の初期投資や、専門知識を有したシステム運用人員が必要であり、博物館・美術館にとっては財政面や人材面からみて大きな課題となっています。
 凸版印刷では、これらの課題に対応するため、簡易で効率的に収蔵品資料の情報管理ができる「MuseScope」を2006年から販売開始し、サービスを拡充してきました。

 今回、100を超える博物館や美術館などの収蔵品管理団体から要求機能や改善項目を集約しました。これらの要望をもとに、博物館・美術館内での情報共有や、収蔵品情報の外部公開などの機能を拡充し、利便性を改善した、新バージョン『MuseScope Ver3.0』のサービス提供を開始します。
 なお、Ver3.0の提供開始にあわせ、同日より津田塾大学が公開する収蔵品公開ウェブサイト(URL: http://lib.tsuda.ac.jp/DigitalArchive/)にて、強化された外部公開機能が活用されます。


【Ver3.0の主な追加機能】
・「収蔵品クリップ機能」の強化
ユーザごとにクリッピングした収蔵品リストを、作成者だけでなく館内ユーザ全体に公開し、閲覧・編集することが可能となり、
情報共有の利便性を向上しました。クリッピングリストの複数作成やダウンロードもできるため、
館全体の業務効率を向上できます。

・「収蔵品項目の表示レイアウト機能」の拡張
各ユーザごとに選択できる、柔軟で閲覧しやすい表示が可能

・「共有メモ管理機能」を追加
館内の他ユーザへの連絡や、情報共有が本システム上で可能

・外部公開機能の強化
登録した収蔵品情報を外部公開ウェブサイトとして公開できる機能を強化し、ウェブサイトのレイアウトを改善しました。
本機能を活用することで、簡易で効率的な収蔵品情報の発信が可能です。
また、外部公開されるウェブサイトに掲載する収蔵品画像の解像度も設定変更できます。
※Ver3.0の提供開始にあわせ、津田塾大学にて本機能を活用した収蔵品公開ウェブサイトのサービスが開始されます。
(津田塾大学収蔵品公開ウェブサイト http://lib.tsuda.ac.jp/DigitalArchive/)

【MuseScopeの特長】
1. 導入が容易なASPサービスとして提供
インターネットを通じてWebブラウザ上で利用できるため、ハードウェアやソフトウェアを新しく導入する必要がありません。
※動作推奨環境 OS:Windows XP、Webブラウザ:Internet Explorer 6以降

2. 低コスト・管理負荷軽減
ASPサービスとして提供する管理システム、ならびに年間定額制による利用形態のため、初期投資・導入後の保守費が不要で、
短期間での導入が可能です。また、専門知識を必要としないシステムのため、管理負荷を軽減します。

3. 高いセキュリティで信頼性十分なサーバ環境
収蔵品情報の各種データ管理は、凸版印刷が運用するインターネット・データセンターサービス「TOPICA(トピカ)」(※1)を利用。
堅牢で信頼性の高いセキュリティを確保します。

4. 館相互の情報共有を視野に入れた収蔵品管理項目
東京国立博物館を中心としたプロジェクトによって策定された「ミュージアム資料情報構造化モデル」(※2)をベースに、
収蔵品管理項目を拡張利用。標準的な管理項目の基盤として、博物館・美術館相互の情報共有の可能性を視野に入れたサービスです。

【MuseScopeの主な機能】
・収蔵品資料情報(作品名、制作者、技法、材質、寸法など)の検索・閲覧・登録・編集
・収蔵品画像情報の登録・編集・閲覧(拡大表示閲覧)、複数画像の登録
・収蔵品資料情報の一括登録・一括出力(CSVデータ)
・収蔵品資料情報のPDFファイル出力
・アクセス制限機能(機能権限別管理者、学芸員、職員の利用制限、管理項目別のアクセス制限)
・マルチリンガル(多言語)対応
・収蔵品資料情報の一般公開機能
・利用館相互の横断検索機能    他

【利用料金】
初期登録料100,000円〜、年間利用料960,000円〜
 ※登録管理する収蔵品情報点数別に料金体系を設定
 ※データ一括登録、収蔵品情報のデジタル化は別途見積


※1 TOPICA http://www.topica.ne.jp/
企業のインターネットサーバ構築や、運用を受託するアウトソーシングビジネスとして1996年10月からサービスを開始。2001年12月には、ISMS認証を取得するなど、セキュリティマネジメントにも積極的に取り組んでおり、これまでに約400社の導入実績をあげています(2010年4月末現在)。

※2 ミュージアム資料情報構造化モデル
東京国立博物館を中心とした博物館情報処理に関する調査研究プロジェクトチームが、全国レベルで提案・推進する、収蔵品を管理する際の記述項目・方式のモデル。効果的な情報処理・情報共有を可能とし、博物館・美術館を業務支援することを主な目的としています。凸版印刷もプロジェクト立上げ時から、モデル策定メンバーとして参画。なお、このモデルの文書の著作権は、独立行政法人国立博物館に帰属します。

以上