次世代RFIDタグに関する共同開発および最先端リーダライタ独占契約
世界初の量産対応高機能ICタグと高性能低価格なリーダライタを製造・販売
2005年度3,000億円規模に拡大するRFID市場で3割シェア獲得を目指す
2002年12月27日


 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹、以下 凸版印刷)は、このたび、株式会社テレミディック(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:羽山 雅英、以下 テレミディック)、株式会社アンプレット(本社:東京都台東区、代表取締役社長:根日屋 英之、以下 アンプレット)の2社と、両社が保有するRFID(Radio Frequency Identification)チップとリーダライタ(スキャナ)に関する共同開発およびリーダライタの独占的な製造・使用・販売権を獲得することで合意を得ました。
 テレミディックは、国内電波法で認可されている2.45GHzに対応、かつ書込みおよび書換えができるチップの中で、世界で唯一、量産が可能なチップに関する技術と特許を保有しています。アンプレットは無線技術の国際的な最先端技術を有し、マルチ周波数可能な小型で低電力RFIDリーダライタを現在の20分の1以下の価格で実現できる基本回路とアンテナの画期的な技術の基本特許を保有しています。このリーダライタの開発により、日本で初めて複数のRFIDを読み取りが可能なインフラの整備が実現します。
 凸版印刷は、両社との提携合意により、世界的にみても画期的な両社の技術を使用して、世界初となる2.45GHz対応で書込み機能を有するICタグと、極めて安価でかつ低電力小型マルチ周波数対応リーダライタの製造・販売を、来春、開始します。
 これにより、RFID市場は2003年度500億円、2005年度には3,000億円の市場へと急成長を遂げるとの予測のもと、当社はRFID市場の中心的なポジションを獲得し、3割のシェア獲得を目指します。

(C) 2002 TOPPAN PRINTING CO.,LTD.


<背景とねらい>
RFID市場は、2002年度で235億円(「自動認識システム協会」調査結果より)と想定されていますが、今回のICタグとリーダライタの導入により、市場の急拡大が期待でき、2003年度500億円、2005年度には3,000億円に拡大すると当社では予想しています。
当社はRFIDに関して、エレクトロニクス事業で培った半導体設計ノウハウ、カードや包装材におけるICの実装技術、RFIDによって集まるデータのSCM、CRMアプリケーション展開など、さまざまな優位性があります。
当社は、MIT(マサチューセッツ工科大学)のAuto-IDセンター、2003年1月に設立予定のユビキタスIDセンターなどと業界標準化を進めながら、高機能かつ安価なRFIDを業界に先駆けて提供することにより、デファクトスダンダードをねらいます。
当社のグループ会社(トッパン・フォームズ株式会社、東京磁気印刷株式会社、トッパンレーベル株式会社など)と協力し、トッパングループの総合力を発揮します。タグやカードなどあらゆる形状のRFIDを活用し、情報系では、購買履歴のデータ解析による販売促進支援、生活系では、商品や物流管理を合理化する「スマートパッケージ」、パーソナル系では、携帯電話とネットワークを連動した「LE-Xシステム」、エレクトロニクス系では、ニーズに合わせたチップのカスタマイズやリーダライタの開発など、多くの分野で当社の技術とネットワークを活かしたビジネス展開を図ります。
RFIDの電波帯域は、米国ではすでに915MHz帯が中心となっており、2005年頃には915MHzが世界の主流になると考えられています。テレミディック、アンプレット両社の技術は、ともに915MHzに対応できるため、将来的にみても有望です。
将来的には、製造権の販売によるロイヤリティ収入も見こんでいます。


<契約先>
株式会社テレミディック
(URL) http://www.telemidic.ksp.or.jp/
NECの社内ベンチャー企業。1997年4月設立。現在、国内電波法で認可されている2.45GHzに対応し、かつ書込みが可能、という世界で唯一の量産チップに関する技術と特許を保有しています。さらに、この技術は、RFIDの世界標準化を目指すMIT・Auto-IDセンター等で検討されている915MHzにも対応可能な世界初の2波(2.45GHz と915MHz)対応しています。
 
株式会社アンプレット
(URL) http://www.amplet.co.jp/
IPベンチャー企業。1987年設立。最先端の無線技術アンテナ技術を有し、1995年、韓国における世界初のCDMAサービスイン時の端末機開発にも参加。また、国内では独立行政法人 電子航法研究所と小型航空機搭載用の94GHzミリ波障害物探知レーダの開発実績があります。今回、テレミディックと共同で、世界で初めて2周波対応の低電力小型リーダライタの開発に成功し、基本特許を有しています。国際的に高い評価を得ており、さまざまの国の機関や企業と顧問契約を結び、最先端の無線技術の研究開発を行っています。


<契約概要>
アンプレットが保有するリーダライタに関する先端技術の独占的な製造・使用・販売権を獲得することで合意を得ました。
テレミディックと、次世代のRFIDチップの共同開発を行うことで合意を得ました。
このたび、覚書を交わし、2003年1月に契約書を締結します。

<売上目標>
2003年度 200億円
2005年度 1,000億円

<今後の展開>
当面はすでに引合いが来ているアミューズメント関連やブランド品の偽造防止などから導入を行い、その後、宅配便伝票や流通関連の市場へ展開していきます。
標準化の促進と市場拡大のために、他のICタグ製造メーカに対し、製造権の販売を展開する予定です。
世界初のマルチ周波数対応の低電力リーダライタは、ライセンス対応も行います。国内ではすでにライセンス契約を締結しています。さまざまな周波数に対応できることから海外ニーズもあります。


以  上