映画監督の篠田 正浩氏を迎え、故宮VRの開発・制作を開始 2002年7月31日 |
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹)は、中国・故宮博物院(北京、法定代表人・副院長:朱 誠如)と共同で、「故宮デジタル研究所」(故宮文化資産デジタル化応用研究所)を設立し、最初の研究テーマとして、「故宮VR(バーチャルリアリティ)」の開発にむけ、準備をすすめてまいりました。このたび、映画監督の篠田 正浩氏を監修者に迎え、「故宮VR」の開発・制作を本格的に開始致しました。
〜故宮博物院と凸版印刷の共同研究へのあゆみ〜 故宮博物院は、明・清両朝の王宮である紫禁城72万平方メートルの古建築群と100万点の宮廷コレクションを擁する中国最大の国立博物館です。しかし、建築物、収蔵品の公開は、保護・管理の観点から大幅に限られ、老朽化が進むなか、保存・公開は直面する重大なテーマです。その大規模な歴史文化資産を広く世界の文化交流に役立て後世に残していくことを目指して、凸版印刷と故宮博物院は共同で、デジタル技術応用研究機関として、「故宮デジタル研究所」を設立しました。 まず、2000年6月共同研究に基本合意し、意向書を締結、同年10月研究所発足を定めた協議書に調印。2001年8月、研究所組織を発足し、さらに同年11月、太和殿西側の敷地で研究所建設起工式を行い、建設中です。現時点では、故宮博物院事務棟に設置した準備室を拠点として、活動を推進しています。 〜篠田 正浩氏〜 映画監督として、数多くの作品を手掛けられている篠田 正浩氏は、日本中国文化交流協会代表理事として、長く日中文化交流に携わるなど中国文化への造詣が深く、また早稲田大学特命教授として、デジタル映像の技法、表現分野でにおいても最先端の研究をリードしています。 〜「故宮VR」と「故宮デジタル研究所」〜 「故宮VR」は、高さ4メートル幅12メートルの曲面スクリーンをもつ高精細VRシアターのなかでインタラクティブに上演されるもので、このシアター設備を含む1000平米の研究所建物を、現在、故宮博物院内に建設中です。凸版印刷と故宮博物院では、文化資産の保存と公開にむけた学術、文化面での国際的なコミュニケーションの推進をめざしており、故宮VRの開発・制作のスタートは、その第一歩をしるすものです。 また、研究所は、故宮博物院における将来にわたるデジタル化応用拠点として、今後さらに、建築物および収蔵品の三次元計測、デジタルアーカイブ、ブロードバンドネットワーク、デジタルミュージアム等、様々な研究テーマに取り組んでいきます。篠田氏には今回の故宮VRを皮切りに、これら研究テーマ全体への総合的な参画をお願いしていきます。 〜今秋、「故宮VR」第一作目の発表〜 凸版印刷と故宮博物院では、日中国交正常化30周年の今秋、故宮博物院の「太和殿」を中心とする「故宮VR」第一作目の発表を予定しており、2002年11月北京と東京で発表する予定です。 なお、第一作目の研究開発と発表は、2002年「日本年」「中国年」の事業認定を受けています。
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