ICカード対応新型カードプリンター「CP300FX」販売開始
海外パスポートプリンターにも採用された高耐性品質カードを発行
IT装備都市実験にも採用

2002年2月26日

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹)は、このたび、ICカード対応した新型カードプリンター「CP300FX」を開発し、販売を開始しました。当社が98年4月に開発し、米国のパスポートセンター等に採用されているパスポートプリンターのテクノロジーを採用しており、高耐性品質のカード発行が可能です。
 現在、全国21箇所で実施されている「ICカードの普及等によるIT装備都市実証実験」の一部に、一般向け販売に先駆けて採用されました。今後、ICカードを利用したIDカード市場の拡大を見据え、カード発行企業を対象に「CP300FX」を販売していきます。



(C) 2002 TOPPAN PRINTING CO.,LTD.

<背景>
社会のセキュリティニーズの拡大から、企業や公共機関、学校などにおいて、IDカードに対するニーズが急速に高まっています。
従来型の磁気カードの導入も活発ですが、さらに高度なセキュリティを実現するため、ICカード化の動きが進んでいます。特に入室管理が必要なシステムにおいては、その操作性から非接触式ICカードの導入を図るケースが非常に多くなっています。
民間企業における、社員証やビルの入退室管理でのカード利用増加に加え、公共分野においても、職員身分証明書のIDカード発行が始まっています。
特にICカードは、現在「ICカードの普及等によるIT整備都市実証実験」が全国21箇所で実施され、来年8月には「住民基本台帳カード」の発行開始も予定されるなど、本格導入が迫っています。
ICカードの本人確認用に、顔写真を印字するニーズが高まっています。

<ねらい>
発行は、当社などのカード発行受託サービスを専門に行う会社にアウトソーシングするケースが多くありますが、さらにスピーディーな発行を目的として自社内に発行システムを所有するケースも出ています。
当社は、自社内でICカードをスピーディーに発行したいカードを発行する会社や公的機関を対象に、多機能高品質のカードプリンターを販売していきます。

<特徴>
海外政府向けに実績のある当社パスポートプリンターに採用されているテクノロジー
1, 中間フィルムに一度画像を形成して、カードに再転写する「間接転写方式」採用
  カードが多少凸凹していても画像形成が可能、非塩ビカードにも印刷が可能、という非接触カードに有利な特長があります。
2, 顔料インキを採用したリボンによる画像形成
  耐光性、耐可塑剤、耐防腐剤等の耐性が染料インキに比べ格段に優れ、長期に画像を保つ必要のある公的カードに最適です。(当社の海外パスポートプリンターで評価された点です。)
3, 顔料インキを用いた間接転写方式に関連する独自技術の特許を20件出願しています。

各種カードエンコード機能(いずれもワンパスでエンコード可能)
磁気カード(オプション)
接触式ICカード(オプション)
非接触式ICカード(オプション)
デュアルインターフェースICカード(オプション)

カード発行ソフト「TopCard Maker」対応
当社が10年以上携わってきたカードプリンタービジネスのノウハウを活かして作成したカード発行ソフト「TopCard Maker」(※)に対応しています。既存ユーザーにも好評な本ソフトの利用により、発行に必要なすべての業務が簡単に実行できます。

<主な用途>
企業の社員証カード発行
団体、官公庁自治体の職員証カード発行
教育機関の学生証、職員証カード発行
大規模ビルのテナントカード発行
団体、官公庁自治体発行の各種公的カード発行

<販売価格>
カードプリンター(本体)  定価300万円前後
(オプション仕様による)

<販売目標>
初年度 250台 (関連受注を含めて、約8億円)

<今後の展開>
公的機関の職員証発行システムに採用が決定しており、納入を進めます。
「住民基本台帳カード」の仕様公開後、発行機へのカスタマイズを図ります。


以  上


「TopCard Maker」
IDカード発行における長年のノウハウを駆使し、従来プログラムの操作性の簡易化、機能の充実を目的に、凸版印刷が開発したネットワーク対応型カード発行プログラムソフトです。当社カードプリンタ「CP300FX」、「CP-1600」、「CP−1700」をサポートしています。属性(文字)情報の管理は、OracleやAccessなど、ODBC機能を有した市販データベースソフトを使用しています。そのため、サーバ/クライアントシステム環境下で、複数のカード発行端末を接続してデータを一元管理したり、顧客が現在使用しているデータベースをそのまま活用可能です。また、画像データファイルは、ID番号がファイル名となった一般的な画像形式として知られるJPEG形式で格納されるため、他システムでの二次利用が容易に行えます。