|
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹)は、RFID(ICタグ)向けのオリジナルチップを世界第三位の半導体受託メーカー、チャータード・セミコンダクター社(Chartered Semiconductor Manufacturing)、及び同社とのFABレスビジネスのパートナーである大手半導体商社の株式会社マクニカに生産委託し、量産体制を構築します。2003年12月には量産を開始し、RFID事業でのチップ製造から販売までの体制を整備します。これを受けて凸版印刷はRFIDの供給のみならず、ターンキーサービスを組み合わせることで、その周辺システムのサービスやソリューションまで一貫して顧客に提供するビジネスモデルを構築します。
|
| |
|
<オリジナルチップについて>
|
| ・ |
RFIDは次世代のデータキャリアとして注目を集める一方、市場が形成されるためには量産体制の構築と、低価格化が課題となっていました。
|
| ・ |
凸版印刷は、RFIDチップの中でも量産化に適した技術と、その特許を保有している株式会社テレミディック(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:羽山 雅英)とのライセンス契約に基づき、オリジナルなRFIDチップ『T-Junction(仮称)』を開発し、12月に量産を開始します。このチップは、凸版印刷が世界での独占製造・販売権をもつ、800〜950MHzと2.45GHzのデュアルバンド対応のため、今後の市場動向を見た場合、技術的に高い優位性をもっています。
|
| ・ |
『T-Junction(仮称)』は、オンチップアンテナ搭載のため、チップの製造やパッケージを簡素化することができ、従来品と比べてより小型で、かつ低価格での市場提供が可能です。
|
| ・ |
『T-Junction(仮称)』は、日本の規格標準化団体であるユビキタスIDセンターから標準IDチップとしても認定を受けています。
|
|
| |
|
<量産化体制について>
|
| ・ |
『T-Junction(仮称)』の製造は、RFIDのテクノロジーを搭載した0.35μmのEEPROMプロセスチップの大量生産技術を有する、チャータード・セミコンダクター社に委託します。
|
| ・ |
また、製造管理、組み立て、品質保証に関しては日本の大手半導体商社であるマクニカにアウトソーシンングし、設計、開発、製造企画、物流、サポートを委託します。
|
| ・ |
12月には、チャータード・セミコンダクター社のもつ生産ラインを活用し、チップの量産化を開始する計画です。この量産体制により、チップの価格は従来品にくらべ大幅な低価格化を実現します。
|
|
| |
|
<凸版印刷のビジネスモデルについて>
|
| ・ |
凸版印刷は、RFIDによって集まるデータのSCMやCRMへの展開、アミューズメント市場や小額決済、セキュリティなど幅広いアプリケーションでの展開を提案します。
|
| ・ |
2004年には本格量産体制を整備します。国内より出荷し、順次海外展開を開始する計画です。
|
| ・ |
同チップシステムで、2005年度に100億円の売上を見込んでいます。
|
|
| |
|
【凸版印刷株式会社 専務取締役 外山 孟コメント】
|
| |
凸版印刷の専務取締役の外山 孟は以下のように語っています 「日本のRFID市場はまだ創生期であり各社は技術競争にしのぎを削っている。我々は、この状況下で『T-Junction』が様々な顧客のアプリケーションに展開できる可能性があると期待している。このチップは日本で使用可能な2.45GHzの周波数帯域と欧米で主流となりつつある800〜950MHz周波数帯域の両方に対応しており技術的な優位性を持っていると考えている。また、日本の規格標準化団体の標準チップとしても認定を受けた。 このたび、ウェファーの製造面ではチャータード・セミコンダクター社とマクニカのご協力を頂いた。この協業は、RFIDビジネスでチップからシステムまでトータルなソリューションを顧客に提供するための新しいビジネススキームである。また、今回の協業により、グローバルな市場の要求に応えられるコストパフォーマンスの高いRFIDソリューションを顧客に提供できると確信している。」
|
|
| |
|
◆チャータード・セミコンダクター社 会社概要
|
| |
チャータード・セミコンダクター社は世界三大シリコン・ファウンドリのひとつ。同社では顧客との間に長期的かつ協調的な提携関係を築くことにより、個々の顧客に応じた半導体外部委託製造を実現している。またフレキシブルでコスト効率の高い製造ソリューションを顧客に提供することで、通信、PC、コンシューマ市場間の統合を可能にしている。シンガポールに5カ所の半導体製造施設を所有し、6カ所目のファブを300mm用の設備として準備中である。国際的な事業展開と将来展望を持つ企業であるチャータード・セミコンダクター社はアメリカのナスダック株式市場(Nasdaq:CHRT)およびシンガポール取引所(SGX-ST:CHARTERED)において株式を公開している。世界各国11の地域に3500人の従業員を擁する。詳細は、http://www.charteredsemi.com |
|
| |
|
【チャータード・セミコンダクター社 日本支社長 川上 誠氏コメント】
|
| |
「RFIDマーケットは弊社のプロセスをもとに先進的なシステムオンチップの生産が本格量産化できる大変有望な新市場です。弊社は、凸版印刷の革新的な『T-Junction』チップをマーケットに新規参入するお手伝いが出来ることを誇りに感じます。我々は凸版印刷並びにマクニカと協調を図りながら、弊社のRFテクノロジーのコアと実績のある製造プラットフォームを有効活用して頂けるように支援します。今回の協業によってチャータード・セミコンダクター社は、今後見込まれる顧客の需要を満たすことにより、ユーザが安心して任せられるメーカとして確固たる地位を築きます。」 |
|
| |
|
◆ 株式会社マクニカ 会社概要
|
| |
マクニカは1972年の設立以来、エレクトロニクスおよび情報通信の領域で、半導体やネットワーク関連機器などを企画開発、販売する技術商社&ソリューションプロバイダー。最先端のエレクトロニクス商品を数多く取り揃え、常に先進の技術や知識をより高い付加価値とともに提供している。また、市場の動きや顧客のニーズを的確に捉え、独自のきめ細かいサービス&サポートを確立し、商品の設計や開発を支援している。横浜に本社を構え、香港、上海、台湾、シンガポール、アメリカに現地法人を有している。なお、社内カンパニー制を導入しており、同商品に関しては、 ブリリアント テクノロジー カンパニーにて取扱う。この度、同カンパニーでは トータルソリューションを提案するためのターンキーサービスを開始した。 詳細は、http://www.macnica.co.jp
|
|
| |
|
【株式会社マクニカ 常務取締役 ブリリアント テクノロジー カンパニー プレジデント 小宮 千秋氏のコメント】
|
| |
「RFIDの出現により、半導体市場のパラダイムが大きく変化し、半導体の市場は、従来の製品の部品というポジションに加えて、消費財としてのポジションが新たに形成されようとしている。マクニカは、凸版印刷の『T-Junction』プロジェクトに今までの商社としての機能ではなく、新たなビジネスモデルで参画し、FABパートナーのチャータード・セミコンダクター社と共にこのプロジェクトを成功させ事業の拡大を図りたい。」
以 上 |
|
| |
|
『T-Junction』仕様
|
| ■ |
ユビキタスIDセンター仕様準拠 |
| ■ |
Design:凸版印刷株式会社【協力 株式会社テレミディック】
|
| ■ |
方式:無電池方式 【ただし、電池方式もカスタムにて実現可能】
|
| ■ |
周波数:800〜950MHz/2.45GHz Dual Band対応
|
| ■ |
変調方式 :Scanner → Chip ASK変調 Chip → Scanner FSK変調
|
| ■ |
アンテナ接続方式:3方式 【On chip、ブースター、外部】
|
| ■ |
メモリ:1,024bit EEPROM (User領域 896bit)
|
| ■ |
Anti-collision:Read、Writeともに50pcs/秒(予定) |
| ■ |
サイズ:1.0 x 1.0 x 0.15 mm(予定)
|
|
| |