~デビットカードなどの発行に必要なセキュリティコードの打刻に対応した業界最小クラスの即時発行機を販売開始~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)はこのたび、国際ブランドデビットカードなどの発行に必要なセキュリティコードの打刻に対応した業界最小クラスの即時発行機「CP600MH-SⅢ」を開発しました。金融機関の店頭でICキャッシュカードを発行し、顧客にその場で渡すことができるICキャッシュカード店頭即時発行サービス「TOPPAN ACIS-BS」 とあわせて2017年11月から販売を開始します。

 なお、本製品は2017年10月26日(木)から10月27日(金)に開催される「FIT2017(金融国際情報技術展)」(会場:東京国際フォーラム)トッパンブースに展示します。 

CP600MH-SⅢ 外観
CP600MH-SⅢ 外観
© Toppan Printing Co., Ltd.

開発の背景

 昨今、金融機関では顧客の利便性向上や事務負荷削減のため、ICキャッシュカードの店頭即時発行サービスの導入が進んでいます。また、キャッシュレス決済件数の増加により、ICキャッシュカードに加えて国際ブランドデビットカードの発行が拡大しています。 

 凸版印刷では2011年に店頭即時発行サービス「TOPPAN ACIS-BS」を発売して以来、2015年には日本初のVISAデビットカードの即時発行に対応するなど機能拡張を続けてきました。従来、国際ブランドデビットカードに対応する打刻インデント搭載の即時発行機は、大型であったことから設置スペースの確保が困難で、さらにインターネットバンキングカードに必要とされる隠ぺいシール貼り機能を有していない課題も抱えていました。このたび開発したCP600MH-SⅢは設置課題をクリアするとともに、1台であらゆる券種を店頭にて即時発行することを可能にします。 

店頭即時カード発行機 「CP600MH-SⅢ」 の特長

裏面打刻インデントに対応

セキュリティコードの打刻インデント方式に対応。郵送発行と同じ券面が店頭で発行できます。 

オプションユニットによりあらゆるカードの発行に対応

打刻インデントの他、磁気ダブルストライプ、隠ぺいシール貼りなど各種オプションの選択搭載が可能です。 

業界最小クラスの設置面積

機能向上しながらも、CP600MHシリーズと同等の業界最小クラスの設置面積を踏襲しています。 

金属製筐体の採用

CP600MHシリーズの特徴である金属製の筐体を踏襲。国際ブランドのカードも安全に格納します。

カード自動計数機能の標準装備

発行機内のカード残数を自動計数する機能を標準装備し、事務負荷の削減を図ります。
 

「CP600MH-SⅢ」の主な仕様

寸法:幅210×高749×奥行597(mm)
重量:約55kg
装填券種・枚数:最大6券種・各60枚(全360枚)
発行可能なカード:ICキャッシュカード、インターネットバンキングカード、デビットカード、クレジットカード
設置形態:床置

価格

CP600MH-SⅢ: 1台110万円~(100台ロット時、オプション別) 

今後の展開

 凸版印刷は、ICキャッシュカード店頭即時発行サービス「TOPPAN ACIS-BS」の導入サポート、発行・ASPサービス、保守サービスなどの機能を拡充し、銀行やクレジットカード会社など全国の金融機関に向けて「CP600MH-SⅢ」を販売。2020年度に関連受注を合わせ約60億円の売上を目指します。

 また、同様の機能を搭載した無人対応できるセルフオペレーション型即時発行サービス「TOPPAN ACIS-BS-SOC」の技術開発も推進します。 

店頭即時カード発行システム 「TOPPAN ACIS-BS」 について

 金融機関のホストから送られるキャッシュカードの発行情報を元に、トッパングループ・データセンター(※)でカード発行情報を生成し、ASPサービスとして提供します。店舗担当者が発行指示後、店頭で即時にカードを発行できます。金融機関が自社でシステムを構築するより、安価な初期投資と短い開発期間でサービスを開始ができるとともに安全性にもすぐれています。 

※ トッパングループ・データセンター  
都市型データセンターとして堅牢な建屋と設備を有する最新鋭のデータセンターです。各工場と高速ネットワーク接続を行い、データ処理をはじめBPOサービスまでをサポートしています。

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