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凸版印刷株式会社

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2017年09月21日

凸版印刷、デジタル対応バリアフィルム
~世界初、高いバリア性を必要とするレトルト包材をデジタル印刷で実現する
透明バリアフィルム「GL BARRIER」の新グレードを開発~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、透明バリアフィルム「GL BARRIER(ジーエルバリア)(※1)」で、HP Inc. (本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下 HP)の協力の元、HPが提供する世界最先端の軟包装向けデジタル印刷機「HP Indigo」に対応したレトルト包材向けの新製品「GL FILMデジタル印刷グレード」を開発しました。凸版印刷は本製品を、パスタソースやビーンズなどレトルトパウチ食品向けに、2017年9月下旬から国内外の市場に向け提供を開始します。なお、デジタル印刷に対応したレトルト包材向けの透明バリアフィルムは、本製品が世界初となります。

 「GL FILMデジタル印刷グレード」は、透明バリアフィルムでは困難とされていた、レトルト殺菌後の酸素バリア性および水蒸気バリア性を従来同等に保ちながら、小ロット多品種なパッケージの提供を実現するデジタル印刷への対応を可能にした世界初のバリアフィルムです。流通・メーカー企業は、本製品を用いたパッケージを導入することにより、生活者の多様化するニーズに対応した高付加価値商品の提供が可能になります。

 なお本製品は、2017年9月25日(月)から27日(水)まで開催される「PACK EXPO Las Vegas」(会場:米国・ラスベガスコンベンションセンター)のトッパンブース(South Upper-8244)ならびにHPブース(South Lower-6507)で紹介します。
  
「GL FILMデジタル印刷グレード」のサンプル(左)と、その使用例(右)
© Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 フードロスの削減やサステナビリティへの取り組みが必然のものとなっている現在、商品のパッケージにおいても、その社会課題の解決を担う機能として、バリアフィルムへの需要が高まっています。
 その一方で、軟包装を用いた商品パッケージの製造は、コスト面などから専用の機械を用いた大量生産が一般的です。しかし、近年における生活者のライフスタイルの多様化や訪日外国人旅行者の増加などにより、商品の顔となるパッケージに求められる役割が増加しています。
 これらの課題に対し、凸版印刷は2016年より、軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供する「トッパンFPデジタルソリューション(※2)」を提供。菓子・食品や贈答品、ノベルティなどで多数の採用実績があります。
 このたび、HPのコンバーティング技術である「HP Indigo Pack Ready Coating(※3)」に対応したGL BARRIERの新グレードを開発。従来技術的に困難だったデジタル印刷に対応したレトルト包材向け透明バリアフィルムの提供を世界で初めて実現しました。


■ 「GL FILMデジタル印刷グレード」の特長
・デジタル印刷に対応
凸版印刷が持つ蒸着技術や材料設計技術と、HP Indigoが持つ後加工ソリューション「HP Indigo Pack Ready Coating」を組み合わせることで、デジタル印刷に対応したレトルト包材向け透明バリアフィルムの開発を実現しました。
・従来品と同等のバリア性を実現
凸版印刷の持つ蒸着技術やコーティング技術により、凸版印刷が従来供給してきたGL BARRIERのレトルトグレードと同等の耐熱性、酸素・水蒸気バリア性を実現しました。
・製版不要のため、複数デザインのパッケージ製造が可能
従来の軟包装印刷は製版が必要な大量生産向けの印刷が一般的でしたが、デジタル印刷は製版が不要のため、複数デザインのパッケージを展開できます。
・情報加工技術を応用し、グラビア印刷と同等の品質を実現
デジタル印刷でありながら、従来培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にし、グラビア印刷と同等の品質を実現しました。


■ 今後の目標
 凸版印刷は「GL FILM デジタル印刷グレード」を、食品業界はもちろん、将来的には高温多湿化での耐久性が求められる医療医薬や産業資材分野向けにも展開していく予定です。さらに、今後も拡大する透明バリアフィルム市場に対し、より一層のバリア性や長期信頼性に優れた製品の開発を推進、透明バリアフィルム事業全体で2020年度に約1,300億円の売上を目指します。


※1 GL BARRIER
「GL BARRIER」は、凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称です。
独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されています。
http://www.toppan.co.jp/specialct/glbarrier.html
※2 トッパンFPデジタルソリューション
お菓子や食品、トイレタリーなど軟包装を用いた商品パッケージにおいて、1種固定のデザインだけでなく、地域や季節、可変メッセージなどのバリエーション展開を実現するものです。本ソリューションを活用することにより、生活者の多様化するニーズに対応した高付加価値商品の提供が可能です。
※3 HP Indigo Pack Ready Coating
HP Indigo Pack Ready Coatingは、HPが特許取得済みの高性能用途および市場に即時投入が可能な革新的な後加工ソリューションです。ラベル&包材向けIndigoデジタル印刷による軟包装の用途をレトルトなどの高性能軟包装用途まで拡大できます。


* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上