~鳥取県境港市「水木しげるロード」の妖怪ブロンズ像など171体を多言語解説、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を用いて商店街の滞留型観光地づくりを支援~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」の実現をコンセプトとする「旅道(たびどう)プロジェクト(※1)」の中核として、多媒体展開可能な観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」と、旅先ならではの多言語動画配信や自動音声翻訳が可能な観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を提供しています。
 このたび、「水木しげるロード」(所在地:鳥取県境港市)のPRに、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」が採用され、2017年3月29日より観光情報配信を開始。今後、妖怪ブロンズ像など171体を多言語で解説するコンテンツを順次配信していきます。凸版印刷は、観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」および観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を用いてまち歩きの楽しみを創出し、周遊促進による商店街の滞留型観光地づくりを支援します。 

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」で周辺観光スポットへ誘導し、周遊を促進
観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」で周辺観光スポットへ誘導し、周遊を促進
まち歩きの楽しみを創出し、周遊促進による商店街の滞留型観光地づくりを支援
まち歩きの楽しみを創出し、周遊促進による商店街の滞留型観光地づくりを支援

背景

 観光地域づくりにおいて、経済効果を高めるため、通過型から滞留型への転換が望まれています。また、増加する外国人の訪問に対し、多言語表記などの受け入れ環境整備が課題となっています。このような課題に対し、凸版印刷はこれまで、観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」を核とした多言語コンテンツ開発や、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」での観光支援、翻訳関連ソリューションによる受入環境整備、観光施策最適化に向けたインバウンドコンサルティングまで、地方創生に向けた観光地域づくりやインバウンドビジネスをトータルに支援してきました。
一方、境港市は、中心市街地商店街の賑わいの回復と活性化を目的に、「水木しげるロード」において境港市出身の水木しげる氏の代表作である漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などに登場する妖怪のブロンズ像を歩道内に設置、国内外から年間200万人以上の観光客が訪れる人気観光スポットとなっております。

しかしながら、来訪者の滞在時間が短いことや、多言語表記が一部に限定されているという課題がありました。

この課題に対応するため、凸版印刷は境港市を訪れた外国人を含む全ての旅行者が楽しむことができる環境づくりを目指し、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を用いた妖怪ブロンズ像の多言語解説や周辺観光スポットの情報発信を通して、滞留型観光地づくりを支援します。

同時に境港市は、持続的な継続発展を目的とし、一方通行の導入や歩道拡幅を含むリニューアル改修を2018年7月まで実施します。工事期間中も来訪者数を拡大する目的で、夜間ライトアップなどの施策を実施する予定であり、本施策はその一端を担います。 

本施策について

来訪者は観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」をダウンロードし、妖怪ブロンズ像などに設置されたARマーカーにスマートフォンのカメラをかざすと、作品解説を多言語で楽しむことができます。これにより、外国人を含む来訪者が、水木しげる氏の妖怪の世界をより深く知ることができます。さらに、同アプリで周辺観光情報を配信することで回遊を促進します。

・実施期間:2017年3月29日~
・実施内容:
 観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」による位置情報と連動した観光スポット紹介
 ARマーカーを用いた妖怪ブロンズ像の多言語解説(日本語、英語)を、今後順次配信予定
・協力:水木プロダクション 

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」の特長

 観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」は、GPS機能と連携し、観光地に訪れることで再生・表示が可能になる観光コンテンツや、VR/AR技術を用いたハイクオリティなコンテンツを通して、観光地を訪問した価値を旅行者に強く感じさせることができます。また、同アプリは、ARアプリケーション「AReader(エアリーダー)(※2)」と連携。一つのマーカーでARコンテンツや動画・音声解説などを複数言語で再生することが可能です。

・アプリ名:「旅道-TABIDO-」
・サービス紹介サイト: http://www.tabi-do.jp/main/lp
・動作環境:iOS 9.3以降 Android 5 以降
・対応言語:2017年3月現在、日本語・英語・中国語(繁体語、簡体語)・韓国語
・利用料金:無料 

今後の展開

 凸版印刷は本取り組みを起点に、ICTを用いた観光資源の価値向上を全国規模で推進、地方創生に向けた観光地域づくりやインバウンドビジネスをトータルに支援します。

今後、地方創生やインバウンド需要の増加が創出するビジネス機会を確実に捉え、インバウンド関連事業で2020年度に300億円の売上を目指します。 

※1 凸版印刷 旅道プロジェクト http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
観光立国の実現に向け、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人の旅の質と利便性向上を目指す、凸版印刷の取り組みです。
※2 ARアプリケーション「AReader(エアリーダー)」とは
AReaderは凸版印刷が提供しているスマートフォン向け汎用ARアプリケーションです。
AReaderで専用マーカーを読み取ると、カメラに映っている実際の映像に3DCGや動画などを重ねたARコンテンツを体験することができます。App Store、Google Playで無料配信しています。

* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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