透過型ディスプレイと高輝度ディスプレイを組み合わせ動的・立体的な演出を可能とした新しいデジタルサイネージシステム「デュアルサイネージBOX」を開発

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、透過型ディスプレイと高輝度ディスプレイを組み合わせ、動的・立体的な演出を可能とした新しいデジタルサイネージシステム「デュアルサイネージBOX™」を開発しました。大型商業施設における製品のプロモーションや、イベントでの企画展示など店頭での集客支援ツールとして、流通業界や小売業界に向け、2017年4月上旬より販売を開始します。

本システムは、透過型ディスプレイと高輝度ディスプレイのそれぞれに別の映像を投影し、その間に展示したいオブジェを設置することで、映像とオブジェを一体化させた、動的かつ立体的な演出が可能なデジタルサイネージシステムです。前面の透過型ディスプレイと背面の高輝度ディスプレイに投影する映像を連動させることで、静的なオブジェに動きを与える演出ができます。動的・立体的な手法で展示を演出できるため、アイキャッチ性が高く、集客効果が期待できます。

本システムは第一弾として、JR東日本の「エコステ」モデル駅整備の取組み紹介のツールとして、2017年4月8日(土)から信越本線新津駅(所在地:新潟県新潟市)の待合室スペースで公開されます。電車のブレーキにより発生する電力を駅設備の電力として再活用できる仕組みを体感しながら学べる展示ツールとして「デュアルサイネージBOX」が採用されました。

JR信越本線新津駅での採用イメージ(左)と、構造イメージ(右) © East Japan Railway Company/ © Toppan Printing Co., Ltd.
JR信越本線新津駅での採用イメージ(左)と、構造イメージ(右)
© East Japan Railway Company/ © Toppan Printing Co., Ltd.

開発の背景

 近年、大型商業施設や流通、アパレル、自動車、金融業界などの店舗において、商品と消費者を結びつける手法として、店頭でのデジタルサイネージの活用が増加しています。デジタルサイネージの演出手法の多くは、画像や映像を投影するのみで、アイキャッチ性を向上させた新しい手法が求められていました。

凸版印刷は従来、プロモーション企画からデジタルサイネージの設計・開発、サイネージ向けのコンテンツ制作や配信・運用、効果測定までをワンストップで提供。店頭での顧客接点向上に向けたソリューションを提供しています。

このたび、透過型ディスプレイと高輝度ディスプレイを組み合わせたデジタルサイネージシステム「デュアルサイネージBOX」を開発。映像とオブジェを一体化させることで動的・立体的に演出できるため、高い集客効果が期待できます。 

本システムの特長

動きのある、立体的な演出で高いアイキャッチ性

透過型ディスプレイと高輝度ディスプレイのそれぞれに別の映像を投影し、その間に展示したいオブジェを設置することで、映像とオブジェを一体化させた動的・立体的な演出が可能です。 

参加型のサイネージとしても活用可能

操作パネルやボタンを付加すれば、イベントや展示会で来場者自らが楽しめる体験型のサイネージとしても活用できます。 

価格

筐体タイプ(47インチディスプレイボックス): 300万円~

※カスタマイズ費用、コンテンツ制作費、運搬費、設置作業費などは別途相談となります。 

今後の目標

凸版印刷は、大型商業施設や流通業界に向けて本システムを拡販、2017年度に関連受注を含め約1億円の売上を目指します。 

今回の採用事例について

設置箇所

JR信越本線新津駅待合室 

所在地

新潟県新潟市秋葉区新津本町1丁目 

展示開始日

2017年4月8日(土) 

展示概要

・電車のブレーキにより発生した電力が、新津駅の電力の一部として再活用されていることをゲーム感覚で解説
・運転レバーを再現したレプリカでブレーキ操作をシミュレーション
・E129系新型車両を元に製作したオリジナル模型による走行シーンの演出 

*「デュアルサイネージBOX」は、凸版印刷株式会社が登録商標出願中です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

 以上

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