~「国宝・彦根城築城410年祭事業」にて、VR作品『国宝彦根城 城づくり編・町づくり編』など、VRコンテンツを活用した展示を通じ、彦根城の魅力発信や地域経済の活性化に貢献~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、文化資産をデジタルアーカイブ化し、VRコンテンツとして可視化する「トッパンVR」事業を、1997年から業界に先駆けて展開しています。
 今回、国宝・彦根城築城410年祭推進委員会(会長:小出英樹)が2017年3月18日(土)から12月10日(日)まで開催する「国宝・彦根城築城410年祭」にて、彦根城の往時の姿を再現したVR作品『国宝彦根城 城づくり編・町づくり編』を制作。また、彦根城と同時代を生きたその他名城のVR映像など、VRコンテンツを活用した特別展示・企画展示の企画・制作・施工を通じ、彦根城の魅力発信や地域経済の活性化に貢献しました。 

今回制作したVR作品『国宝彦根城 城づくり編』のイメージ
今回制作したVR作品『国宝彦根城 城づくり編』のイメージ
製作・著作:彦根市  制作:凸版印刷株式会社

「国宝・彦根城築城410年祭」について

 国宝・彦根城築城410年祭は、1607年に彦根城の天守が完成してから今年で410年を迎えることや、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送を契機に、彦根城をはじめとする彦根の町の歴史、文化、伝統や自然環境、農林水産業、商工業など、彦根の魅力を全国・世界に発信するとともに、観光振興による継続的な地域経済の活性化を図ることを目的に実施されます。 

「国宝・彦根城築城410年祭」 西の丸三重櫓特別展「プレイバック城下町彦根」について

 西の丸三重櫓特別展「プレイバック城下町彦根」では、築城から江戸時代にかけての彦根城や城下町を、凸版印刷の高精細なVR技術で再現し、櫓内に設置されたVRシアターで鑑賞することができます。合わせて、彦根城と同時代に築城された全国各地の名城をVR映像で紹介します。
場所: 西の丸三重櫓
期間: 2017年3月18日(土)~12月10日(日) 

(1) VR作品『国宝彦根城 城づくり編・町づくり編』上映

場所:西の丸三重櫓「彦根城VRシアター」
天下分け目の関ヶ原と大坂の陣の戦間期、戦乱の世に終止符を打つべく、築城された彦根城。今回、国宝の天守をはじめとした現存する城域を高精細撮影したデータや、史料となる「彦根城御城内御絵図」を元に、凸版印刷のVR技術を用いて彦根城を再現。徳川家康の天下統一に欠かせない重要な役割を持って築城された彦根城を、歴史的人物のエピソードを織り交ぜた、壮大なスペクタクルとストーリー性の高いVR映像で紹介します。 

<城づくり編> (※3月~7月に上演予定)

 彦根城の縄張(配置・設計)に携わったと言われる早川弥惣左衛門を中心に、彦根城が完成していく過程と、築城間もない彦根城の姿を、時代背景とともに映像で紹介します。

<町づくり編> (※8月~12月に上演予定)

 彦根を統治した井伊直弼とその息子直憲の軌跡とともに、発展する彦根の城下町とそこで花開いた文化を紹介します。

「国宝・彦根城築城410年祭」西の丸三重櫓特別展内「彦根城VRシアター」での上映イメージ
「国宝・彦根城築城410年祭」西の丸三重櫓特別展内「彦根城VRシアター」での上映イメージ

(2) 企画展示「日本の名城と彦根城」

彦根城と同時代を生きた各地の名城をVR映像とグラフィックで紹介します。具体的には、戦乱の世を支えた江戸城・高松城・屋嶋城・福岡城など、凸版印刷が提供する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム®」を活用して再現。そのつくりや佇まいを臨場感あふれる映像演出で紹介します。
 

凸版印刷のVRへの取り組み

 凸版印刷は、1997年から文化財のデジタルアーカイブデータの公開手法としてVR技術「トッパンVR」を開発。以来『マチュピチュ -太陽の聖地』、『よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像』など、国内外の貴重な著名文化財をテーマとしたVR作品を多数製作。2007年には、いち早く4K超高精細VRの開発・公開を行い、近年では12KVRやHMDなど次世代VRの開発に取り組んでいます。 

「ストリートミュージアム」について

 「ストリートミュージアム」は、凸版印刷が開発・提供する、過去だけではなく未来都市などを自由にタイムトリップできるVR技術を活用した旅行者向けサービスです。凸版印刷が長年培ったCGやVRの表現技術を核に、コンテンツの企画・制作から、配信、閲覧アプリケーションの開発まで、ワンストップでサポートします。また、凸版印刷独自の情報管理・配信サーバ、リアルタイム・レンダリングシステム、閲覧アプリケーションを基盤とし、他の観光アプリなどとも連携できる共通のインタフェースも提供します。共通基盤を活用することで開発コストを大幅に削減できるだけではなく、ユーザの利用負荷を軽減できます。これまでに福岡城や肥前名護屋城(佐賀県)、駿府城(静岡県)でのガイドツアーや、三内丸山遺跡(青森県)のタブレット端末によるITガイドシステム、富岡製糸場(群馬県)のCG映像ガイドツアーなどに多数採用されています。 

* 「ストリートミュージアム」は、凸版印刷株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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