2016/11/16

凸版印刷、旅情報をICTで手軽に配信
~観光コンテンツを多媒体に配信する「旅道プラットフォーム」と、旅先ならではの
多言語動画配信や自動音声翻訳が可能な観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を開発、
飛騨・高山地域における訪日外国人周遊促進に関する実証実験を開始~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」の実現をコンセプトに、さまざまな企業と連携して「旅道(たびどう)プロジェクト(※1)」を推進しています。
 凸版印刷は、旅道プロジェクトの中核として、多媒体展開可能な観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」と、旅先ならではの多言語動画配信や自動音声翻訳が可能な観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を開発。このたび凸版印刷は、「旅道-TABIDO-」を活用した観光促進の取り組みとして、飛騨・高山地域における訪日外国人周遊促進に関する実証実験を、2016年11月21日より開始します。
  「旅道プラットフォーム」は、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」をはじめとする国内外のアプリ・WEBサイト・サイネージ・紙媒体など、さまざまな媒体へ観光コンテンツを配信するプラットフォームです。具体的には、凸版印刷が開発・所有する4K映像コンテンツや、再現された文化遺産を体感できるVRコンテンツ群「ストリートミュージアム®(※2)」、旅道の独自開発コンテンツだけでなく、全国の自治体・団体、観光関連事業者、インバウンドメディアが所有する観光コンテンツを、効率的に配信することができます。
 観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」は、この「旅道プラットフォーム」と連動することにより、日本の魅力に触れる訪日外国人の観光をサポートします。具体的には、訪日前に旅先の観光情報を閲覧することはもちろん、観光地を訪れて初めて閲覧可能になる多言語の観光スポット解説動画を、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できます。また、GPS(位置情報)と連動したVR(仮想現実)コンテンツの閲覧や、外国語で音声を入力すると自動で翻訳する音声翻訳など、日本の深い魅力を訪日外国人に提供します。

 本実証実験では、飛騨・高山地域において「旅道-TABIDO-」を活用し、位置情報と連動した観光スポット紹介動画の配信や、商店・施設で利用可能なデジタルクーポン券の発行などを実施。コンテンツ閲覧数やクーポン発券・利用数をもとに、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を用いて凸版印刷がプロデュースする訪日外国人周遊促進の有効性について検証を行います。

 

■背景
 「モノ」から「コト」へ訪日外国人のニーズが変化している中、リピーターを生み出し、囲い込みを狙う自治体・団体や観光関連事業者では、訪日外国人向けの魅力発信を強化するためのコンテンツ整備が進められています。さらに今後は、訪日外国人目線を取り入れたコンテンツを効率的に国内外へ配信し、拡散させるニーズがますます高まります。

 こうしたニーズに対応するために、凸版印刷は多様な媒体に配信可能な観光コンテンツ配信プラットフォームおよび訪日外国人に日本の魅力を伝える観光ガイドアプリを開発しました。これにより、訪日外国人は日本の観光情報から旅の心得、文化やマナーまで幅広い情報を容易に得ることが可能になります。また、全国の自治体・団体や観光関連事業者は、訪日外国人の「コト」のニーズを的確に捉え、訪日外国人をはじめとする旅行者の誘客・回遊を促進することができます。

 

■「旅道プラットフォーム」の特長
 「旅道プラットフォーム」は、凸版印刷が開発・所有する訪日外国人向け観光コンテンツをはじめ、全国の自治体・団体や観光関連事業者が保有する観光コンテンツやインバウンドメディアなどが所有する観光コンテンツを、国内外におけるさまざまなコンテンツ展開先へ、効率的な配信を可能にする観光コンテンツ配信プラットフォームです。
 観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」と連動することにより、旅先ならではの観光コンテンツ配信、GPS(位置情報)と連動したVR(仮想現実)コンテンツの閲覧、現地でのコミュニケーションをサポートする音声翻訳など、日本への深い魅力を提供し、「何度も旅したくなる日本」の実現を目指します。

【観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」にコンテンツを掲載頂く企業・団体一覧(順不同)】
 ・ジャパン・トラベル株式会社
 ・株式会社オープンストリーム
 ・株式会社小学館
 ・真言宗総本山 教王護国寺 東寺
 ・SANPAI JAPAN
 ・一般社団法人 飛騨・高山観光コンベンション協会
 ・株式会社サラニ
 ・白瀧酒造株式会社

■観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」の特長
 GPS機能と連携し、観光地に訪れることで再生・表示が可能になる観光コンテンツや、VR/AR技術を用いたハイクオリティなコンテンツを通して、旅行者は観光地を訪問した価値を強く感じさせることができます。
 また、訪れたい観光地が複数存在する際、「ARタグ(エアタグ)」を使用してカメラの画像に映し出された実際の風景にスポットの情報を重ねることで、視覚的に方位を確認することが可能です。
 さらに、音声を入力すると自動で翻訳してくれる「音声翻訳機能」で、訪日外国人のコミュニケーションを強力にサポートします。訪日外国人を受け入れる施設にとっては、業務担当者の負荷を軽減することができます。(2017年1月実装予定)

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」の画面
・アプリ名:「旅道-TABIDO-」
・サービス紹介サイト: http://www.tabi-do.jp/main/lp
・配信日:2016年11月16日
・動作環境:iOS 9.3以降 Android 5 以降
・対応言語:2016年11月現在、日本語・英語
         ※順次、中国語(繁体語、簡体語)・韓国語・タイ語・インドネシア語に対応予定
・利用料金:無料

■実証実験について
 凸版印刷と飛騨・高山観光コンベンション協会は、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を用いた観光活性を目指した取り組みとして、「”SHOW YOU TAKAYAMA” PROJECT」を2016年11月21日より実施します。具体的には、飛騨・高山地域の観光スポット紹介動画配信や、商店・施設で利用できるクーポン券の発行、観光スポットの周遊促進を目的としたスタンプラリーを行います。コンテンツ閲覧数やクーポン発券・利用数などをもとに「旅道-TABIDO-」の有効性を検証します。この取り組みを通じて、訪日外国人に同地域の広範囲にわたる周遊を促進し、飛騨・高山地域の魅力を伝えることで満足度を高め、リピーター増加やファン化促進につなげます。

・実施期間:2016年11月21日~2017年2月19日
・実施内容:
  観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」による位置情報と連動した観光スポット紹介
  高山陣屋の当時を再現したAR(拡張現実)コンテンツの配信
  複数の観光スポットを結ぶインセンティブ付きスタンプラリーの実施
  飛騨・高山地域の商店・施設にて利用可能なデジタルクーポン券の発行
  凸版印刷開発商品「VRscope(※3)」の販売
・協力:飛騨・高山観光コンベンション協会
■今後の目標
 凸版印刷はこの「旅道プラットフォーム」を核として、訪日外国人目線のインバウンドマーケティング、多言語コンテンツ開発、海外メディアと連携した発地型プロモーション、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」や翻訳関連ソリューションによる受入環境整備、施策最適化に向けたインバウンドコンサルティングまで、地方創生に向けた観光地域づくりやインバウンドビジネスをトータルに支援します。
 また、凸版印刷は観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」に掲載する観光コンテンツを、全国の自治体・団体や観光関連事業者と順次拡大します。
 これにより、凸版印刷は地方創生やインバウンド需要の増加が創出するビジネス機会を確実に捉え、インバウンド関連事業で2020年度に300億円の売上を目指します。

※1 凸版印刷 旅道プロジェクト http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
観光立国の実現に向け、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人の旅の質と利便性向上を目指す、凸版印刷の取り組みです。

※2 ストリートミュージアム®
現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動して見ることができる体感型観光アプリです。

※3 VRscope
スマートフォンに配信した360度パノラマの動画や静止画コンテンツを、凸版印刷が独自開発した専用のビューアにセットして鑑賞することで、立体感・臨場感にあふれるVRコンテンツを提供するもの。

* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上
旅道アプリ紹介動画

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