2016/11/10

凸版印刷とジャパン・トラベル、訪日客目線で観光支援
~ジャパン・トラベルと事業連携し、自治体向けインバウンド支援サービスを提供開始、
訪日外国人目線によるマーケティングからコンサルティングまで
観光地域づくりをワンストップで提供~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」の実現を目指し、さまざまな企業と連携して「旅道(たびどう)プロジェクト(※1)」を推進しています。
 凸版印刷は、日本の観光コンテンツを海外向けに発信する大手ウェブサイト「JapanTravel.com」を運営するジャパン・トラベル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:テリー・ロイド、以下 ジャパン・トラベル)とインバウンドビジネス分野で事業連携します。この連携により、訪日外国人目線を取り入れたマーケティングから、多言語コンテンツ開発、発地(※2)型プロモーション、受入環境整備、コンサルティングまでワンストップで提供するインバウンド支援サービスを2016年11月より提供開始します。
 今回、ジャパン・トラベルが展開するウェブサイトの発信力やネイティブライターによるコンテンツ開発力と、凸版印刷が持つ顧客接点やマーケティングのノウハウを連携します。本サービスは、自治体・団体の地域振興の取り組みや、観光事業者のビジネス活性化を、訪日外国人目線を取り入れてトータルで支援するサービスです。
 具体的には、外国人を起用したインバウンドマーケティングや、観光ガイド用の多言語コンテンツ開発、さらに海外への情報発信による発地型プロモーションなどを実施。凸版印刷は両社のリソースを掛け合わせ、観光関連サービスと併せてインバウンドコンサルティングを提供し、「何度も旅したくなる日本」の実現を目指します。
■背景
 昨今、訪日外国人旅行者が急増する中、大都市だけではなく地方を訪れる個人旅行者が増える傾向にあります。また、そのニーズも多様化しており、受け入れる自治体・団体や観光事業者もこれまで以上に訪日外国人の目線に立ったおもてなしの必要性が高まりつつあります。
 凸版印刷は、ジャパン・トラベルが持つネイティブライターによる訪日外国人目線でのコンテンツ開発や、外国人を起用したマーケティング支援を実施。地域の情報発信や、訪日外国人のニーズ調査など、トータルで支援していきます。これにより全国の自治体・団体や観光事業者は、地域や観光事業の魅力の開発や発地型プロモーション、多言語コミュニケーションや決済などの受入環境整備を、より訪日外国人のニーズを捉えた物にすることが可能となります。

■ジャパン・トラベルについて
 ジャパン・トラベルは、外国人目線で日本の観光コンテンツを配信するウェブサイト「JapanTravel.com」を運営。「JapanTravel.com」は日本在住のネイティブネットワークを活用した観光コンテンツを配信、掲載記事数で国内No.1となるウェブサイトです。また、12言語に対応し、訪日外国人からの支持も高く、月間約600万PVのアクセスを誇ります。
 ジャパン・トラベルは今回の事業連携により、凸版印刷を通じた観光コンテンツ活用の機会創出、各種サービスの受注拡大を目指します。
JapanTravel.com Webサイト画面
■事業連携の内容
①外国人の訪日外国人目線を取り入れたインバウンドマーケティング

 ネイティブライターによる訪日外国人へのアンケート調査やインタビューを通じたインサイト分析、受入環境実態調査など、訪日外国人目線を取り入れたマーケティングリサーチおよびサービス開発のサポートを行います。

 

②日本の伝統・文化を伝える高品質4K映像を活用した多言語コンテンツ開発

 高画質4K映像、VR技術を活用した訪日外国人目線の観光ガイド用コンテンツ、360度視聴可能な旅行番組の制作、ネイティブライターによる既存観光情報の意訳・多言語化対応など、多様な日本の魅力を観光コンテンツとして開発します。

 

③大手ウェブサイトを用いた発地型プロモーション

 「JapanTravel.com」を通じた発地型プロモーションや、ネイティブライターのSNSを通じて訪日見込み客に情報発信をします。また、FAMツアー(※3)開催による観光地情報の記事化と、観光ガイドアプリやサイネージを用いた着地型プロモーションを連携し、各地域への誘客を行います。

 

④多言語コミュニケーションや決済などの受け入れ環境整備

 外国人講師による自治体・団体や観光事業者、地域住民に向けた訪日外国人受け入れセミナーを実施します。また、接遇・おもてなし教育ツールの作成、外国人による各種オペレーション支援、決済環境整備など、訪日外国人の受入に必要な環境を構築します。

 

⑤インバウンドコンサルティングまでワンストップで提供
 インバウンドマーケティングによる現状把握から仮説構築、多言語コンテンツ開発や発地型プロモーション、受入環境整備などの実行プラン策定、実行の効果測定による仮説検証まで、コンサルティングを通してインバウンド施策をトータルで最適化します。

■ 今後の目標
 凸版印刷は、ジャパン・トラベルとの事業連携スキームを活用し、全国の自治体・団体や観光事業者に対して、インバウンドマーケティングから多言語コンテンツ開発、国内外へのコンテンツ配信、受入環境整備、コンサルティングまでワンストップで提供します。これにより、凸版印刷は地方創生やインバウンド需要の増加に伴い創出されるビジネス機会をとらえ、インバウンド関連事業で2020年度に約300億円の売上を目指します。

※1 旅道®プロジェクト http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
観光立国の実現に向け、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトにさまざまな企業と連携し、訪日外国人目線で旅の質と利便性向上を目指す、凸版印刷の取り組み。

※2 発地
顧客にとって旅の出発地のこと。

※3 FAMツアー
「familiarization(=慣れ親しんでいただく)ツアー」の略であり、主に旅行業界の関係者を対象にした現地視察ツアーのこと。

※ 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※ 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上

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