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2016年08月23日

凸版印刷、興福寺「三重塔」内を彩色再現
~ヘッドマウントディスプレイで塔内を360度鑑賞するVRコンテンツを製作、
「興福寺国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」にて初公開~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、鎌倉時代に再建された興福寺(所在地:奈良県奈良市)の国宝「三重塔」内部に極彩色の文様が広がる様子をデジタルで再現し、ヘッドマウントディスプレイ(以下 HMD)で体験できるVRコンテンツを製作しました。2016年8月26日(金)から興福寺で開催される「興福寺国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」の会場で初公開します。

 興福寺最古の建造物である国宝「三重塔」の塔内には、微細な千躰仏や極彩色の文様が描かれていましたが、現在は経年劣化により剥落し、大部分が失われています。
 今回、凸版印刷は三重塔の内部を高精細にデジタル撮影し、38億4千万画素におよぶデータを取得。従来培ってきたVR技術を用いることにより、三重塔の内部に入って現在の塔内と千躰仏や文様を色鮮やかに再現した塔内とを360度鑑賞できるVRコンテンツを製作しました。特別公開では、三重塔の目の前でHMDを装着することで、目の前に見えている塔の内部に入り、彩色再現された往時の空間にタイムスリップしたかのような鑑賞体験をすることができます。
 なお本VRコンテンツ製作にあたり、塔内に描かれた千躰仏や文様の彩色再現には、文様彩色画師の故・山崎昭二郎氏と奈良教育大学教授・大山明彦氏が1992年に作成した彩色復元模写を参考にしています。


■ 興福寺 執事 辻明俊氏のコメント
 三重塔は、興福寺伽藍の中で最古の建物です。その初層内部は、仏や菩薩など浄土の景色が描かれていて、かつては極彩色に彩られていました。しかし、現在は剥落が進み残る彩色はわずかになっています。今回の試みは平成の彩色再現として、貴重な資料となることは間違いありません。およそ800年前の空間を最新技術で体感いただき、今後の文化財保護・保存について、考えるまたとない機会になればと思います。

image1
国宝「三重塔」 初層内部 (左)現在の様子、(中央)彩色再現した様子、
(右)彩色再現に参照した復元模写[国立歴史民俗博物館所蔵]
image2
(左)HMDによる体験イメージ、(右)三重塔内撮影風景

■ 興福寺 国宝 三重塔内部「バーチャルリアリティ体験」について
 期間: 前期 8月26日(金)~8月31日(水)
      後期 10月1日(土)~10月10日(月・祝)
      ※「興福寺国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」開催期間中の公開
 時間: 9:00~16:00 (体験時間約3分、各日先着250名)
 場所: 興福寺会館前(三重塔西側)
 料金: 無料(ただし「興福寺国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」拝観券提示が必要です)
 対象: 13歳以上  (※混雑時は整理券を配布いたします。)

 <「興福寺国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」について>
    主催: 法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日
    会期: 2016年8月26日(金)~10月10日(月・祝)
    拝観場所: 興福寺 五重塔(初層)、三重塔(初層)
    拝観時間: 9:00~16:00(発券は終了30分前まで)
    拝観料: (個人)一般 1,000円、中高生 700円、小学生 300円
          (団体)一般 900円、中高生 600円、小学生 250円
          *団体料金は20名以上
          *障害者手帳をお持ちの方(およびその付添者1名まで)は半額


■ 凸版印刷のVRへの取り組み
 凸版印刷は、1997年から文化財のデジタルアーカイブデータの公開手法としてVR技術を用いた「トッパンVR」を開発。以来『マチュピチュ -太陽の聖地』、『よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像』など、国内外の貴重な著名文化財をテーマとした50本のVR作品を製作。2007年には、いち早く4K超高精細VRの開発・公開を行い、近年では12KVRやHMDなど次世代VRの開発に取り組んでいます。
 また、VR作品の公開の場としてVRシアターの導入を進めており、海外では中国・故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にVRシアターを開設、国内では東京国立博物館内の「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で文化財ナビゲータによるVR作品のライブ上演を行っているなど、国内外22か所の文化施設、観光施設へ展開しています。
http://www.toppan-vr.jp/bunka/



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* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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