2016/07/06

凸版印刷、食事内容を分析し、糖尿病や慢性腎臓病などの重症化予防をサポートする
法人向け健康管理サービス「快食番人Manager」の提供を開始
~摂取した栄養13成分を一覧でチェック、従業員への健康アドバイスの送信が可能~
凸版印刷株式会社
一般社団法人日本食品成分普及協会
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は一般社団法人日本食品成分普及協会(本部:大阪府大阪市、代表理事:川瀬良一、以下 日本食品成分普及協会)と共同で、従業員の食事内容や健診データを分析し、食事の面から糖尿病や慢性腎臓病などの改善への取り組みをサポートする法人向け健康管理サービス「快食番人Manager(かいしょくばんにんマネージャー)」の提供を、2016年7月中旬より本格的に開始します。

 本サービスは、凸版印刷と日本食品成分普及協会が2015年4月から提供している、大阪大学保健センター 守山敏樹教授(大阪大学医学部附属病院 腎臓内科)の監修のもと開発した、スマートフォン向け食事管理アプリ「快食番人」を活用。従業員が「快食番人」に入力した毎日の食事内容を分析・一元管理することで、糖尿病や慢性腎臓病などの重症化予防をサポートできるものです。企業は本サービスを導入することにより、従業員が「快食番人」に入力した食事内容と健康状態を確認し、食事内容の見直しアドバイスや応援メッセージなどを送信できます。また、表やグラフを用いた報告書をPDFで自動作成・出力できるため、従業員への健康指導に活用できます。

 凸版印刷は本サービスを、健康経営に関心のある企業の総務部門や健康保険組合、調剤薬局や医療機関などに向け拡販していきます。なお、凸版印刷は本サービスを2016年秋から自社の従業員の健康管理ツールとして導入する予定です。

image
「快食番人」アプリで入力された内容(左)を、管理者は「快食番人Manager」を用いて確認、PDFレポートを利用できる(右)

■ 開発の背景
 超高齢社会の到来により、増大する医療費の削減に向け、生活習慣病の予防・対策事業の需要が増加しています。健康維持や促進を主眼としたヘルスケアの必要性が社会的に高まってきたことを背景に、行政や企業などではさまざまな取り組みが進められており、特に企業の健康経営への取り組みには強い関心が寄せられています。
 健康経営とは、従業員の健康保持・増進の取り組みが、将来的に収益性などを高める投資であるとの考えのもと、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践するものです。また企業が経営理念に基づき、従業員の健康保持・増進に取り組むことは、従業員の活力向上や生産性の向上などの組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や組織としての価値向上につながることが期待されます。
 凸版印刷では、ヘルスケア関連事業として、企業の健康経営に関する取り組みを円滑に進める「健康経営支援ソリューション」を展開。企業の経営戦略上での健康経営の位置づけを明確化し、各ステークホルダーへの情報発信を含むコミュニケーション支援や健康経営を推進していくさまざまな健康増進、予防・未病プログラムをワンストップで提供しています。
凸版印刷はこの「快食番人Manager」を、従業員の健康増進や予防・未病プログラムの一環として、健康経営に関心のある企業はもちろん、医療機関や調剤薬局などに向け拡販していきます。


■ 「快食番人」ならびに「快食番人Manager」の特長
<快食番人>
大阪大学保健センター 守山敏樹教授(大阪大学医学部附属病院 腎臓内科)の監修のもと開発した、食事内容を入力するだけで、摂取した成分(エネルギー、たんぱく質、水分、カリウム、リン、ナトリウムなど13成分)を記録できるスマートフォン向け無料アプリです。糖尿病や慢性腎臓病、生活習慣病予防など目的のコース設定を行い、体重を入力することで、栄養成分の許容範囲が自動的に設定されます。
・スマートフォンで食事内容や身体測定値を入力
キーワードやカテゴリから食事内容を入力し記録。食品成分量を自動計算し、1日の累積や成分ごとの詳細数値を表やグラフを用いて表示できます。
また、体重や血圧、測定・検査結果などの身体測定値を入力することにより、経過の確認が可能です。
・生活習慣病から健康増進まで、目的に合わせたコース選択
目的に合わせ、慢性腎臓病・糖尿病・脂質異常症・高血圧・肥満/ダイエット・減塩、の6コースの選択ができ、体重データをもとに、摂取すべき栄養成分の許容範囲が自動で計算されます。

<快食番人Manager>
「快食番人」ユーザの食生活や健康管理の状態を把握するためのPC向け管理サービスです。ユーザが摂取した食品成分や身体測定値のレポートをもとに、適切な栄養指導を実施できます。また、保健士・管理栄養士など、特定保健指導を行うスタッフの紹介も可能です。
・記録内容の照会や一覧表示、PDF出力が可能
ユーザの記録内容を、栄養成分の摂取量や食事バランスごとにグラフや表で一覧表示できます。またPDF出力も可能なため、月間レポート形式で栄養指導などに活用できます。
・ユーザへのメッセージ配信が可能
管理者からユーザに向けて栄養指導などのアドバイスをメッセージ配信できます。配信したメッセージは履歴として保存されます。
・食品成分量の制限値を、症状や状況にあわせて個別にカスタマイズ
管理者側からの指導をより充実させるために、「快食番人」でのコース設定により自動的に設定されている摂取制限値を、管理者権限として必要に応じて変更。ユーザの症状や状況など個々人に合わせた対応が可能です。
・ユーザをグループ管理
企業や事業所、店舗など、管理側のニーズに合わせたグループ管理が可能です。


■ 価格
・初期費用: 30万円
・運用費用: 40万円/年~  (※500人未満の場合。金額は利用人数、その他仕様により異なります。)


■ 今後の目標
 凸版印刷は本サービスを拡販、2018年に関連受注を含め約10億円の売上を目指します。



* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

ページの先頭へ戻る

Newsroom Search