2016/06/30

凸版印刷、VR技術を活用した訪日外国人旅行者向けサービス「ストリートミュージアム®」を
近畿日本ツーリストが成田国際空港で実施するイベントに提供
~VRコンテンツ「よみがえる和歌山城」を、訪日外国人向けサービス事業の一環として活用~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人目線で旅の質と利便性を向上させる「旅道プロジェクト(※1)」を推進。この一環として、訪れた場所ならではの感動をバーチャルリアリティ(以下 VR)の表現技術を用いて旅行者に提供するサービス「ストリートミュージアム®」を展開しています。

 近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田ヶ原聡、以下 KNT)はこの「ストリートミュージアム®」と眼鏡型情報端末(以下 スマートグラス)を活用した次世代観光を推進しています。このたび、成田国際空港株式会社(本社:千葉県成田市、代表取締役社長:夏目誠、以下 成田国際空港)が実施する、急増する訪日外国人旅客に向けた「日本のおもてなし」プログラムの一環として、KNTのこの取り組みを採用。より利用しやすい国際空港として、リピート率の向上、次回訪日の動機づけ、日本全国の地域観光の促進、CSRの向上を目指し、2016年7月19日(火)から7月28日(木)までイベントを行います。

 本イベントで用いるのは、凸版印刷が2015年に制作し、わかやま歴史館(所在地:和歌山県和歌山市)で公開中のVRコンテンツ「よみがえる和歌山城」(※2)です。このVRコンテンツを、ストリートミュージアムの表現技術を用いてスマートグラスで鑑賞することで、江戸時代後期の和歌山城に没入する体験を提供します。成田国際空港からの乗り継ぎ時間を活用し、日本文化の魅力を旅行者の記憶に深く留めます。

 凸版印刷は今後、本イベントの結果をもとに、関連製品・サービスの品質を向上させ、訪日外国人とのより円滑なコミュニケーション環境を構築します。同時に、外国人目線での観光コンテンツ発掘・開発にも取り組み、日本を直に触れる機会、体験する機会を提供し、「何度も旅したくなる日本」の実現を目指します。

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VRコンテンツ「よみがえる和歌山城」

■ ストリートミュージアムについて
 「ストリートミュージアム」は、過去だけではなく未来都市などを自由にタイムトリップできるVR技術を活用した旅行者向けサービスです。凸版印刷が長年培ったCGやVRの表現技術を核に、コンテンツの企画・制作から、配信、閲覧アプリケーションの開発まで、ワンストップでサポートします。また、凸版印刷独自の情報管理・配信サーバ、リアルタイム・レンダリングシステム、閲覧アプリケーションを基盤とし、他の観光アプリなどとも連携できる共通のインタフェースも提供します。共通基盤を活用することで開発コストを大幅に削減できるだけではなく、ユーザの利用負荷を軽減できます。
 これまでに、「スマートツーリズムin福岡城 城と史跡めぐりのふくおか散歩」、「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」など、多数の採用実績があります。


■ 本イベントの詳細と、凸版印刷の提供内容について
 ・期間: 2016年7月19日(火)~7月28日(木)  13~17時
 ・場所:成田国際空港第1ターミナルビル 出国手続き後エリア中央ビル3階(トランジットエリア)
 ・対象:主に乗り継ぎ旅客を中心とした外国人
 ・内容: 「スマートグラスを用いたバーチャル体験」
       かつては国宝に指定されていた和歌山城の往時の姿を再現したVRコンテンツを、
       スマートグラスにて体験



※1 「旅道」プロジェクト http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
観光立国の実現に向け、「本当の日本を知る旅」「もう一度訪れたくなる旅」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人目線で旅の質と利便性を向上させていこうという、凸版印刷の取り組みです。
※2 VRコンテンツ「よみがえる和歌山城」
和歌山城内に2015年9月オープンした『わかやま歴史館』で上映されている、凸版印刷が制作したVRコンテンツです。江戸後期の天守閣をはじめ、本丸、二の丸、西の丸などの外観をVRで細部まで再現しています。


* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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