2016/04/15

凸版印刷、グランフロント大阪「ナレッジキャピタル The Lab.」の展示をリニューアル
~ブック型コントローラを用いた体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’」を初公開~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、これまでに培った「印刷テクノロジー」を活用した、新しい価値の創造に積極的に取り組んでいます。
 このたび、その一環として2013年4月から参画している、グランフロント大阪ナレッジキャピタル「The Lab. みんなで世界一研究所」(所在地:大阪府大阪市)の展示を、2016年4月15日(金)にリニューアルします。
 今回のリニューアルでは、凸版印刷がこのたび独自に開発した、本のようにめくり触れながらデジタルコンテンツを楽しむ体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’(フリッピン)」を活用した展示を初公開します。具体的には、導電性インクを活用したブック型コントローラをめくったり触れたりすることで大型ディスプレイに表示されたデジタルコンテンツを操作するシステムです。今回の展示では、葛飾北斎が江戸の森羅万象を描いた「北斎漫画」をモチーフにデジタルコンテンツ『Flip and Touch the 北斎漫画』を制作。ページを開いて紙面を指で触れると、目の前のディスプレイに対象となる絵柄が拡大表示、説明などを見ることができます。
 また、凸版印刷が提供する高品質4K映像コンテンツを紹介するコーナーでは、今回新たに、大阪城や『神宿る山の辺の道』など、北海道から沖縄まで17箇所の新コンテンツを追加。立体感・臨場感あふれる高精細・高品質コンテンツで日本の魅力を紹介します。
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© Toppan Printing Co., Ltd.

■ 今後の目標
 凸版印刷は、ナレッジキャピタル「The Lab. みんなで世界一研究所」への出展により、ナレッジキャピタル参画団体や企業、大学・教育機関、有識者、来場される生活者の方々など、多くのステークホルダーとコラボレーションしていきます。また、今後も展示内容を適時更新し、「印刷テクノロジー」を核とした新製品・新技術を発信していきます。


■ 展示内容の詳細

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『Flip and Touch the 北斎漫画』
制作・著作 凸版印刷株式会社
底本提供・協力 浦上蒼穹堂

(1) Flip and Touch the 北斎漫画
凸版印刷では、葛飾北斎の冊子本「北斎漫画」を高精細デジタル化し、データを活用したデジタルコンテンツ『Touch the 北斎漫画』の開発と公開に取り組んでいます。底本としては浦上蒼穹堂・浦上満氏所蔵の初摺本を用いています。今回、凸版印刷が開発した体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’」を用い、ブック型コントローラを本のようにめくり触れることで、北斎漫画の絵柄を拡大したり、説明などを見ることができます。
 
image3kc.jpg (2) Meet Japan! 日本の魅力をそのまま伝えたい (※継続展示)
日本の魅力を伝える高精細デジタル技術として、オリジナル高品質4K映像コンテンツと、VR作品『百舌鳥古墳群 時を超えて』と『絢爛 安土城』を、84インチの大型ディスプレイで上映します。
また、設置されたiPadの専用アプリでARマーカーを読み取ると、各コンテンツの映像や関連サイトの紹介、道案内などを表示できます。
   
image4kc.jpg (3) 絵画の新しい鑑賞体験『ViewPaint』 (※継続展示)
当ブース内展示の、17世紀オランダの巨匠フェルメールの作品《牛乳を注ぐ女》を3DCG化した、『ViewPaint vol.1 フェルメール《牛乳を注ぐ女》(※1)』と、製作過程で知りえた新しい発見の数々をiPadを用いて紹介する「ETOKI(絵解き)」を展示します。
   
image5kc.jpg (4) 「食」に関する情報を多言語で伝えるパッケージ (※継続展示)
日本の食文化を紹介したパッケージを展示。スマートフォンやiPadでパッケージに記載されたQRコードを「QR Translator」で読み込むことにより、スマートフォンに設定している言語設定と同じ言語に自動翻訳された情報表示が体感できます。 

※1 ViewPaint vol.1 フェルメール《牛乳を注ぐ女》
透視図法の読み解きと、タイルやテーブルといった現存する17世紀オランダの博物資料、CGシミュレーションを基に、フェルメールのアトリエが舞台とされる《牛乳を注ぐ女》が描かれた世界を三次元空間化しています。


* 「QR Translator」は株式会社PIJINの登録商標です。
* 「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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