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2016年04月14日

凸版印刷、ブック型コントローラで本のようにめくり触れながら
デジタルコンテンツを楽しめる体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’」を開発
~アナログとデジタルを組み合わせた新しい展示手法として活用が可能~
  凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、ブック型コントローラで、本のようにめくり触れながらデジタルコンテンツを楽しめる体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’(フリッピン)」を開発しました。「FLIPPIN’」は、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル「The Lab.みんなで世界一研究所」2階において、実証実験として2016年4月15日から9月30日まで設置する予定です。実証実験では「FLIPPIN’」と連動するデジタルコンテンツ『Flip and Touch the 北斎漫画』とともに展示します。2017年度中に美術館や博物館向けの鑑賞支援システムとして実用化を目指します。
 「FLIPPIN’」は、プリンテッドエレクトロニクス (※1)を応用したブック型のコントローラと、それに連動する大型ディスプレイで構成した新しい体験型鑑賞支援システムです。ブック型コントローラには、導電性インクを活用した接触センサーが組み込まれており、めくったり触れたりすることに連動して、大型ディスプレイに表示されたデジタルコンテンツを操作できます。本と同じように、印刷された内容を楽しみながら、ディスプレイ上の画像や動画をインタラクティブに鑑賞することで、利用者への興味をひき、理解度を向上させることが可能です。また、コントローラが本を模した形状なため、複雑な操作説明が不要となり、直感的な操作でデジタルコンテンツを楽しむことが可能です。
 さらに、凸版印刷が開発を進める最先端のデジタル表現技術と組み合わせ、店頭プロモーションやショールーム、イベント会場での活用をはじめ、照明や音楽再生デバイスの制御など幅広い用途への展開を目指します。
07.画像1
「北斎漫画」を題材にした「FLIPPIN’」のブック型コントローラ(左)
とデジタルコンテンツ『Flip and Touch the 北斎漫画』鑑賞の様子(右)
(制作・著作 凸版印刷株式会社 底本提供・協力 浦上蒼穹堂)
■開発の背景
 近年、人とコンピュータとの接点が増加・多様化しており、コンピュータを活用した製品やサービスが普及しています。その中で、だれでも簡単に利用できる利便性や快適性が求められています。特に、店舗や博物館などのオープンスペースでは、利便性や快適性だけでなく、興味喚起も求められています。凸版印刷は、幅広い利用者にとって接しやすく、取扱いやすい本をデザインコンセプトとしてコントローラを設計。印刷された本とディスプレイが連動することにより、直感的な操作と興味喚起を実現しました。
■体験型鑑賞支援システム「FLIPPIN’」の特長
・操作しやすく直感的な操作を実現
「FLIPPIN’」のコントローラは本を模しており、幅広い情報提示の場において複雑な操作説明が不要。利用者にスムーズな参加を促し、直感的な操作を実現しました。
・印刷メディアと電子メディアの特長を活かし、興味喚起や理解度の向上を実現
「FLIPPIN’」のブック型コントローラに印刷された内容と連動して、デジタルコンテンツでの情報提示が可能。印刷された内容に加え、ディスプレイ上で関連コンテンツを連動させることで、興味喚起や理解度向上を実現しました。

■今後の展開
 今後、凸版印刷は、プリンテッドエレクトロニクスを応用し、誰にでも使いやすいデジタルデバイスの開発を進めるとともに、これまで培ったデジタル表現技術やアーカイブ技術を発展させ、デジタルコンテンツの企画から制作、運用まで幅広い分野で最先端ソリューションの提供を目指します。

■デジタルコンテンツ『Flip and Touch the 北斎漫画』について
 凸版印刷では、葛飾北斎が江戸の森羅万象を描いた全15編の冊子本「北斎漫画」を高精細デジタル化し、データを活用したデジタルコンテンツ『Touch the 北斎漫画』の開発と公開に取り組んで来ました。底本として浦上蒼穹堂・浦上満氏所蔵本を用い、初摺ならではの微細な表現まで鑑賞可能なインタラクティブ作品として、2012年より美術展と連動した公開や各種イベントなどでの活用を行っています。今回制作したデジタルコンテンツ『Flip and Touch the 北斎漫画』は、「FLIPPIN’」の直感的なコントローラで、オリジナルの北斎漫画と同じ「冊子本」を操作する感覚で楽しめるものになっています。

 ・北斎漫画について
 「食いねぇ!」「らっしゃい!」江戸のにぎわいが今にもきこえてきそうな『北斎漫画』。葛飾北斎が自ら取得したあらゆる画技、画法を駆使して森羅万象を網羅的に描いた全15編の絵手本です。初編の前文に気の向くまま『漫』然と描いた『画』と書かれている通り、江戸の風俗、職人を始めとして動物・植物・風景・故事から妖怪に至るまで、4,000近い図が描かれています。1814年(文化11年)から1878年(明治11年)にかけて発行され、国内だけでなく、マネやドガなど西洋の印象派の画家たちに大きな影響を与えました。


※1 プリンテッドエレクトロニクス
印刷技術を利用して電子回路などのエレクトロニクス製品を生産すること。または、印刷技術の特性を活かして、基板としてさまざまな素材を利用できること。これまでの生産方式よりも簡便なプロセスでの生産が可能となることから、次世代の技術として期待されています。
今回の試作開発では、ページ紙に導電性インクを独自のパターンで印刷し、インク内の静電容量変化値からページ操作状態を検知する仕組みを開発しました。また、ページ紙の構造を、絵柄を印刷した表面と導電性インクで印刷された層を重ねて多層化することで、ページ紙表面の意匠性を損なわず、導電性インクを使った入力機能を実現しました。


※ 本ニュースリリースに記載された技術は特許出願中です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上

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