TOPPAN
凸版印刷株式会社

お問い合わせ

文字の大きさ

  • 大
  • 中
  • 小
  • 製品・サービス
  • IR情報
  • CSR活動
  • ニュースリリース
  • 企業情報
  • 研究開発
  • 採用情報

ニュースリリース検索

2016年02月15日

凸版印刷、文化財のデジタルアーカイブとVR化への取り組みが、
先進映像協会「グッドプラクティス・アワード 2015」本賞を受賞
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、当社の文化財のデジタルアーカイブとVR化への取り組みが、先進映像協会 日本部会が主催する「グッドプラクティス・アワード 2015」のVR部門で本賞を受賞しました。

 先進映像協会 日本部会は、日本の立体視映像技術、4K・8Kに代表されるUHD(Ultra High Definition:超高精細)、VR(Virtual Reality:仮想現実)、HDR(High Dynamic Range:ハイダイナミックレンジ)などの先進的な映像技術を活用したコンテンツ表現を、教育啓発・表彰・調査研究を通して発展・普及させることを目的とする業界団体です。「グッドプラクティス・アワード」は、当該分野の普及・発展への寄与が期待される取り組みを表彰するものです。

 凸版印刷が持つ、文化財の精確なデジタルアーカイブデータを用いた学術的価値を持つ高品位な映像表現技術や、展覧会などでの多彩な活用事例により、VR分野の先駆的かつ代表的な取り組みとして評価され、今回の受賞につながりました。


■ 今回の受賞のポイント
 昨今、国内外でヘッドマウントディスプレイ(HMD)など全天周型インタラクティブ映像が注目されていることから、今回のグッドプラクティス・アワードでは、VRとHDRをテーマとし、先進映像の特性や応用性に着目した取り組みをノミネートし、「有用性」、「波及性」、「継続性」の観点から、評価・検討が行われました。
 凸版印刷が1997年よりVR技術の開発やVRコンテンツの製作・公開を継続して行い、多様な二次利用ができるデジタル文化財コンテンツとしてラインアップしていることや、故宮博物院とのVRに関する共同研究プロジェクトでの故宮文物のVR作品化、東京国立博物館とのVRシアター共同運営および収蔵品のVR作品化などの実績が評価されました。


■ 凸版印刷のVRへの取り組み
 凸版印刷は、1997年から文化財のデジタルアーカイブデータの公開手法としてVR技術を用いた「トッパンVR」を開発。以来『ナスカ』や『マチュピチュ -太陽の聖地』、『東大寺大仏の世界』、『洛中洛外図屏風 舟木本』など、国内外の貴重な著名文化財をテーマとした50本以上のVR作品を製作。2007年には、いち早く4K超高精細VRの開発・公開を行い、近年では12KVRやHMDなど次世代VRの開発に取り組んでいます。
 また、VR作品の公開の場としてVRシアターの導入を進めており、海外では中国・故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にVRシアターを開設、国内では東京国立博物館内の「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で文化財ナビゲータによるVR作品のライブ上演を行っているなど、国内外20か所の文化施設、観光施設へ展開しています。
http://www.toppan-vr.jp/bunka/vr/presentation.shtml


■ トッパンVRのあゆみ
1997年 VR技術開発・VR作品製作開始
2000年 故宮博物院との共同研究開始、印刷博物館VRシアター開設(東京・文京区)
2004年 VRエンジンのPC対応(PCVR開発)、展覧会でのVR作品公開開始
2007年 4KVR上演拠点として東京国立博物館に「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」開設
2013年 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」でVRの有料上演を開始
2015年 九州国立博物館でHMDを用いたVR展示を実施

<展覧会でのVR公開>

 exhibition_naska.jpg VR作品『ナスカ』 製作・著作:凸版印刷株式会社/TBS 
2006年に国立科学博物館で開催された「世界遺産 ナスカ展 - 地上絵の創造者たち」で公開、以降全国9ヶ所の巡回展会場でも公開。
(同展には計98万人が来場)

 kofukuji.jpg  VR作品『よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像』 
総監修:法相宗大本山興福寺 監修:金子啓明 鈴木嘉吉
製作・著作:朝日新聞社・凸版印刷株式会社
2009年に東京国立博物館と九州国立博物館で開催され165万人を動員した、興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」にて公開。展覧会後、興福寺国宝館での上映や、TNM & TOPPAN ミュージアムシアターでの上演を実施。


<故宮博物院との共同研究>

 kokyu.jpg  VR作品『故宮VR《紫禁城・天子の宮殿》』
製作・著作:故宮博物院/凸版印刷株式会社
2000年から始まった故宮博物院とのVRに関する共同研究「故宮文化資産デジタル化応用研究(略称:故宮プロジェクト)」では、2015年までに6本のVR作品を製作。2015年11月、2020年までプロジェクトを継続する
第4期プロジェクトに調印。


<TNM & TOPPAN ミュージアムシアター>

 rakuchu.jpg  2007年10月に東京国立博物館と共同で同館内に4KVRシアターを設置。東京国立博物館の所蔵品をテーマとしたVR作品を上演。2013年1月に同館東洋館地下1階に新シアターを設置し、有料上演を開始。これまでに共同で9作品を製作、現在『日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱』を上演中(4/17まで公開)。
 kougei.jpg (上)VR作品『洛中洛外図屏風 舟木本』
   監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社
(下)VR作品『日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱』  
   監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社


<簡易型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)によるVR体験>
 hmd.jpg  九州国立博物館開催の特別展示「進化する博物館Ⅲ 最新技術でよみがえる九州の装飾古墳」(2015年1月~3月)にて、HMDを用いて装飾古墳内部をバーチャル体験するデジタル展示を実施。

■ 審査員講評
・先進映像協会 日本部会の河合隆史会長のコメント

 kawai.png  文化資源のデジタルアーカイブには「保存」と「公開」という二つの枠組みがあり、後者が遅れがちであることが指摘されてきました。これに対して凸版印刷は、VRという先進映像を用い、デジタル文化財の公開に長期にわたって取り組んでいます。大型スクリーンとナビゲータを介してインタラクティブに表現されるデジタル文化財は、そのクオリティや作品数、継続性や波及性などの点で、わが国を代表するVRコンテンツといえるでしょう。

・先進映像協会 ジム・チャビン会長のコメント
 jim.jpg  As technology companies worldwide move rapidly to create high quality Virtual Reality systems and content, we feel it is an appropriate time to acknowledge the Toppan organization for having led much of this progress. Toppan's significant library of VR content, their VR production systems, and their VR presentation technologies are among the world's most advanced, and highest quality, products we have seen.
和訳: 世界のテクノロジー企業が高品質なVRシステムやVRコンテンツを制作しつつある今日、この進歩の多くを主導した凸版印刷を、われわれはまさに適切な時期に取り上げることができました。凸版印刷のVR作品のラインアップ、その制作のシステム、およびその表現の技術は、私たちが見てきた中でも世界で最も先進的であり、最高品質であると言えます。



* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

ページの先頭へ戻る