2016/02/02

凸版印刷、群馬センター工場内に構築した省エネルギーシステムで
「平成27年度 コージェネ大賞」の産業用部門「理事長賞」を受賞

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、国内外の軟包装材生産のマザー工場である群馬センター工場(所在地:群馬県邑楽郡明和町)に東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:野畑邦夫)と共同で構築した省エネルギーシステムで、「平成27年度 コージェネ大賞」の産業用部門で最優秀賞となる「理事長賞」を受賞しました。
 コージェネ大賞は、新規性・先導性・新規技術および省エネルギー性などにおいて、優れたコージェネレーション(※1)を表彰することにより、コージェネレーションの有効性について、社会への認知を図るとともに、コージェネレーションの普及促進につなげることを目的に、平成24年より一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センターが主催する表彰制度です。
 このたび表彰された群馬センター工場の省エネルギーシステムは、VOC(※2)や都市ガスを燃料としたコージェネレーションを活用しています。コージェネレーションより生成したエネルギーを、工場内の電力・蒸気・冷熱で活用し、さらには、生産工程で発生するVOCをガスタービンおよびボイラーで都市ガスの代替燃料として使用することで、1次エネルギーを削減でき、環境負荷の低減にも広く貢献します。
 また、停電時には、ガスエンジンを自立運転させることにより、工場全体の生産を継続させることが可能となり、自然災害など非常事態に備えるBCP対策の強化を図っています。
 このたび、VOCおよび都市ガスを燃料としたコージェネレーション活用による省エネルギーシステムの新規性、省エネルギー性が評価され、受賞につながりました。
 なお、本システムは、2016年2月4日(木)に開催される「コージェネレーションシンポジウム2016」(会場:イイノホール)にて表彰、および事例紹介されます。
07.画像1
群馬センター工場に構築した省エネルギーシステムのエネルギーフロー
■ システムの概要
原動機の種類: ガスタービン、及びガスエンジン
排熱利用用途: 製造プロセス蒸気、冷水製造
燃料: 都市ガス、揮発性有機化合物(VOC)
運用開始日: 2014年12月
電力ピークカット率: 80.9%
一次エネルギー削減率(※3): 25.5%(VOCは一次エネルギーとして計上せず)

■ 「コージェネレーションシンポジウム2016」について
日程: 2016年2月4日(木) 10:00~19:10
会場: イイノホール
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング
主催: 一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター

※1 コージェネレーション
燃料を用いて発電する一方、その排出ガスの排熱を利用して給湯・空調などの熱需要をまかなう、エネルギーの効率的運用システム。
※2 VOC(volatile organic compounds)
VOCとは、大気中で気体状になる揮発性有機化合物の総称。
※3 一次エネルギー削減率
コージェネレーションが供給できる電力・熱を、商用系統から給電・熱源機から熱供給した場合と比較した時のエネルギー削減率。

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以上

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