2014/11/28

学研グループ、凸版印刷と、シニア世代を対象とした調査・分析サービスを開始
~学研グループのシニアに対する接し方のノウハウと凸版印刷の消費調査ノウハウとを融合し
シニアの“リアルな声”を届ける調査を実現~
 株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮原博昭、以下 学研HD)、株式会社学研ココファンホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小早川仁、以下 学研ココファンHD)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、シニア世代を対象とした調査・分析サービスを、2014年12月初旬から本格的に開始します。
 本サービスは、学研ココファンHDが関東を中心に運営するサービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームに入居するシニアを対象とした調査・分析を行うものです。本サービスの実現にあたっては、学研グループのシニアに対する接し方のノウハウと、凸版印刷の消費調査ノウハウとを融合。従来の調査では本音を引き出すことが難しかったシニア世代の“リアルな声”として、企業の製品やサービス開発ツールとして活用してもらうことを目的としています。
 具体的には、リサーチを行いたい企業の要望に合わせ、凸版印刷が調査対象や手法を企画。学研ココファンHDが運営するサービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームに住むシニアの中から、学研HDおよび学研ココファンHDが対象者を抽出、凸版印刷が調査・分析を実施します。
 3社は製品の試飲・試食などのテスト調査から、商品パッケージの使いやすさを調べるユーザビリティ調査、調査対象者を固定した継続的な定点調査などの提供を通じ、顧客企業のより良い製品・サービス開発に貢献していきます。
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シニアへのリサーチ風景
© Gakken Holdings Co., Ltd. / Toppan Printing Co., Ltd.

■ 背景
 超高齢社会が進行する現在、日本における65歳以上の人口は2025年には全人口の3割を超えると推計されています。これに伴い、シニア世代の声を活かした製品開発が求められています。
 これまで、企業はこれらの声を自社製品に反映させるため、シニア世代に対する調査・研究活動を積極的に行ってきました。しかし、シニア世代は年齢・性別だけではセグメント化できない多様な面を持ち合わせており、さらに調査でもシニア世代独特の遠慮や警戒心から本音を引き出すことが難しいといった課題がありました。
 学研HD、学研ココファンHDおよび凸版印刷は、この課題に着目。サービス付き高齢者向け住宅のトップブランドであるココファンHDのブランド力、学研HDと学研ココファンHDが持つシニアに対する接し方のノウハウと、凸版印刷が1960年代より培ってきた消費調査ノウハウとを融合させることにより、本サービスを実現しました。


■ 本サービスの特長
・シニアが生活する居住空間が調査フィールドに
学研ココファンHDが運営する75棟(約2,600人)のサービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームの入居者より対象者を抽出。シニアが生活する居住空間を調査フィールドとしたことで、調査対象者がリラックスできる環境で調査を実施できます。
・幅広い層のシニア
学研ココファンHDが運営するサービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームには、自立型のアクティブシニアから要介護・要支援の方々まで、幅広い層の方々が入居しています。これまでは調査が難しかった幅広い層のシニア世代を対象とした調査・分析が可能になりました。
・シニアの“リアルな声(ホンネ)”を抽出
学研HDと学研ココファンHDの知見によるシニアへの接遇ノウハウだけでなく、シニア個人を知る介護スタッフも調査に同席することで、安心して調査に参加できる環境づくりを行います。また調査スタッフも入居者を定期的に訪問し“顔なじみ”になることで警戒心を軽減。シニアが調査の際にリラックスできる環境を提供することで、より“リアルな声(ホンネ)”や“リアルな実態”を抽出できる調査環境を実現しました。


■ 具体的なサービスメニューと概算費用
 パーソナルインタビュー形式のユーザビリティ調査や、グループインタビュー形式の試食・試飲・性能評価調査など、幅広い調査内容を対象となるシニアに合った調査手法で実施します。
  ・パーソナルインタビュー(6~8名の場合): 基本料金150万円~。
  ・ミニグループインタビュー(3~4名1グループ、計2グループの場合): 基本料金145万円~。
  ・アンケート聞き取り調査(計50名、各30分程度のアンケートの場合): 基本料金230万円~。
   ※基本料金には調査設計・実査・報告レポートを含みます。いずれも仕様により金額は異なります。


■ 今後の目標
 学研HD、学研ココファンHD、凸版印刷は、本サービスを食品業界やトイレタリー業界はもとより、流通業界・家電業界・金融保険業界・住設業界などに拡販。企業の商品開発やサンプリング、プロモーションなどに本サービスを展開、拡張することで、関連事業を含め2017 年9月末までに約10億円の売上を目指します。また本サービスを通じ、シニア世代が輝ける社会の構築に向け、新たな価値を提供していきます。



* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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