2014/11/26

凸版印刷、空気の力で自立する液体製品用スタンディングパウチ
「エアホールドパウチ®」で、
透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を用いた新グレードを開発
~業務用へアセット料ヘアトリートメントで採用~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、空気の力で自立する液体製品用スタンディングパウチ「エアホールドパウチ®」で、透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を用いた新グレードを開発しました。アルミレスでありながら酸素バリア性に優れた新グレードとして、2014年12月初旬より本格的な販売を開始します。

 なお本製品は本格販売に先立ち、株式会社ワイマック ジュエルコスメティックス(本社:兵庫県姫路市、代表取締役:飯石晃久、以下 ワイマック)が販売する業務用のへアセット料ヘアトリートメント「デジキュア・プレミアム」の2製品で採用されました。エアホールドパウチの理美容分野での採用は、本製品が初となります。

 「エアホールドパウチ」は、パウチのサイド部分に空気を縦方向に封入することで自立性を向上。見た目に美しいだけでなく、持ちやすさ・注ぎやすさを実現した液体製品用スタンディングパウチです。封入した空気が柱の役割を果たすため、パウチ上部が前後に倒れることなく、店頭で美しい陳列を可能にしました。また、液体の入ったスタンディングパウチは重量があり持ちにくく、注ぎにくいといった課題がありましたが、空気を封入した部分が持ちやすくなるため、注ぎやすさも向上。さらに、空気を封入した部分から簡単に開封して空気を抜けるため、小さく折りたたんで廃棄できます。
 「GLフィルム」は、凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルムです。世界最高レベルの酸素ガスバリア性と水蒸気バリア性を持ち、食品やトイレタリー、医薬品、産業用途など、幅広い分野での採用実績があります。また、国内だけでなくアジアを中心に海外市場でも高い評価を得ており、約45の国と地域、約15,000点の商品に採用されています。

 凸版印刷は今回、エアホールドパウチに従来のアルミを用いたグレードに加え、GLフィルムを用いた新グレードをラインアップに追加。アルミレスでありながら酸素バリア性に優れた新製品の開発に成功しました。

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エアホールドパウチが採用されたワイマックのヘアセット料ヘアトリートメント「デジキュア・プレミアム」

■ 開発の背景
 従来、スタンディングパウチはその環境適性から、液体製品の詰め替え需要として多く採用されています。しかし液体は重量があるため、開封後にパウチ上部が前後に倒れてしまい、気軽に持ち運んだり、注いだりするのが難しいといった課題がありました。
 この課題を解決するため、凸版印刷はスタンディングパウチのサイド部分に、縦方向に空気を封入することでスタンディングパウチに空気の柱を形成。空気を封入した部分がパウチを支え、折り曲がることなく自立形状を保てる「エアホールドパウチ」を開発、販売してきました。
 このたび、従来のアルミを使用したグレードに加え、凸版印刷が独自開発した透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を使用した新グレードを開発。GLフィルムの酸素バリア性により、薬剤によるアルミの腐食が懸念される内容物にも対応できるようになりました。


■採用製品について 

 商品名

 「デジキュア・プレミアム 01(400g)」
 「デジキュア・プレミアム 02(500g)」

 商品特長  「デジキュア・プレミアム」は、デジタルパーマの最先端技術。従来技術と比べ、1時間以上も施術が短縮されるだけでなく、髪に大きな負担をかけるアルカリ成分をゼロにすることで、究極のダメージレスを実現しました。パーマにシステム・トリートメント技術を融合することで、しっかりウェーブに極上の柔らかさをプラス。特に「つけ巻きデジタルパーマ」というカテゴリーにおけるトップ・ブランドとして、美容業界から高い支持を集めています。











■ 「エアホールドパウチ」の特長
・「空気の柱」でスッキリ自立
スタンディングパウチのサイド部分に縦方向に空気を注入することで自立性を向上。
店頭での美粧性はもちろん、内容物が減っても自立性を維持できます。
・しっかり持てて注ぎやすい
「空気の柱」があることにより握りやすさが向上。強く持っても内容物が吹き出す心配がありません。
・環境にやさしい廃棄性
空気を注入した部分から開封することで簡単に空気を抜くことができるため、一般的なスタンディングパウチと同様に小さく折りたたんで廃棄できます。これにより、環境負荷の低減に貢献できます。
・軽くて便利
プラボトルや紙パックに比べて軽量なため、持ち運びも容易です。
・アルミレスな透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」グレードもラインアップ
従来のアルミを使用したグレードに加え、凸版印刷が独自開発した透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を使用したグレードも展開。用途に応じて選択できるようになりました。
・多様なサイズ展開
従来の900ml、500ml、300ml、200ml、180mlに加え、今回新たに400mlタイプを追加。幅広い製品への対応が可能です。


■ 価格
 従来のアルミを使用したエアホールドパウチと同程度の価格を実現しました。


■ 今後の目標
 凸版印刷は、「エアホールドパウチ」を清酒業界や理美容業界はもちろん、その他飲料や食品、トイレタリーなど液体製品を取り扱う業界に向けて拡販。関連受注も含め、2016年度に約10億円の売上を目指します。



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以上

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