TOPPAN
凸版印刷株式会社

お問い合わせ

文字の大きさ

  • 大
  • 中
  • 小
  • 製品・サービス
  • IR情報
  • CSR活動
  • ニュースリリース
  • 企業情報
  • 研究開発
  • 採用情報

ニュースリリース検索

2014年08月15日

凸版印刷、北九州スマートコミュニティ創造事業にて、
電力データを活用した家庭向けエネルギー情報サービスの実証実験を実施

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、北九州スマートコミュニティ創造事業(※1)において、自立的なビジネスモデルの構築に向けた家庭向けエネルギー情報サービスに関する実証実験を、2012年度、2013年度に引き続き、2014年8月18日から実施します。この実証実験の中で、凸版印刷は、地域全体の電力負荷の平準化と低炭素化に貢献するピークオフ効果と、地域経済効果を検証します。加えて、電力会社などエネルギーサービスの提供事業者が本サービスをマーケティングなどに活用した際の有効性を確認します。

 本実証実験は、凸版印刷と富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已)が2013年に共同で開発した次世代レコメンドシステム「VIENES(ヴィエネス)(※2)」を活用し、スマートメーターが設置された約100世帯から取得した電力データを分析。モニターのスマートフォンなどの携帯端末にイオンモール八幡東店(所在地:福岡県北九州市)の「お得」なサービス情報を、各世帯のライフスタイルに合わせてジャスト・イン・タイムに配信します。情報を受け取ったモニターがイオンモール八幡東店に来店し、専用カードリーダーに登録済みのWAONカードをタッチすることにより、来店情報の取得とインセンティブの付与が行われます。

 これにより、情報のジャスト・イン・タイムな配信による反応率や省エネ・節電効果の定量的な検証を行います。また、行動経済学の「ナッジ(nudge)(※3)」を活用しメッセージを変化させることによる効果検証も実施します。


■実証実験の背景
 食品や日用品などスーパーマーケットでの日常の購買行動は、非日常の高価なものとは違い、短い時間で購買の意思決定がなされます。しかし、生活者が情報を閲覧する時間は、世帯や個人のライフスタイルによって異なるため、このような商品の情報を提供する際には、世帯や個人に応じてジャスト・イン・タイムにコミュニケーションすることが効果的と考えられています。
 節電行動を促進する方法の代表例として、インセンティブを付与する方法があげられます。ただし、経済的なインセンティブを付与するためには、その原資を十分に確保しなければならず、そこが課題となっていました。
 凸版印刷は今回、人々の行動を予測可能な形で変える行動経済学手法「ナッジ」に着目。これを活用することで、原資負担を最小限に抑えた上で、効率的な行動促進につなげることができるか確認します。


■ 実証実験の詳細
・実施期間: 2014年8月18日(月)~9月12日(金) ※平日のみ
・実施地域: 福岡県北九州市八幡東区東田地区
・モニター: 約100世帯
・実施目的;
  ・エネルギーサービス提供事業者が本サービスをマーケティングに活用した際の有効性の検証
  ・経済効果や節電効果、およびスマートコミュニティにおける自立的なビジネスモデルの検証
  ・具体的な実施内容;
  ・凸版印刷が開発した実証システムと地域節電所(CEMS)をオンライン連携させ、
   約100世帯のスマートメーターの30分ごとの電力データを自動で取得。
  ・スマートメーターから取得した30分ごとの電力データを実証システムに実装された
   独自のアルゴリズムを用い分析することで、情報配信タイミングを世帯ごとに決定。
  ・実証参加モニターに対して、地域店舗(イオン八幡東店)の「お得」な情報をジャスト・イン・タイムで配信。
  ・情報を受け取ったモニターが10時から18時の間にイオンに来店し、
   専用カードリーダー(実証実験専用のハッピーゲート)に登録済みのWAONカードをタッチすることで
   来店情報を取得しインセンティブを付与。これにより精度の高い効果検証を行う。


■ 今後の目標
 凸版印刷は、低炭素化社会の実現に向けた効率の良いエネルギーマネジメントシステムの開発・事業化に向け、本実証実験の結果を活用していきます。また、開発した手法やシステムを活用し、エネルギーサービス提供事業者に有効なソリューションを提供していきます。



※1 北九州スマートコミュニティ創造事業:
2010年4月から経済産業省が推進している「次世代エネルギー・社会システム実証」地域の1つとして、北九州市八幡東区東田地区を中心に実施されています。地域内のすべての需要家にスマートメーターを設置し、スマートメーターと連携する地域節電所に設置した「地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)」で電力の使用情報を集中管理。需給状況に応じて電力料金を変動するダイナミックプライシングを導入するなどして、節電の効果を検証しています。
※2 VIENES(Energy Information Creative Value System):
本システムは、スマートメーターやHEMS(Home Energy Management System)などから得られる家庭の電力使用ログから電力の使用状況や生活行動を予測し、個人の購買行動やプロファイルデータと紐付けることで、新しいマーケティングを実現するものです。
※3 ナッジ:
「ナッジ(nudge)」とは、「ヒジで軽く突く」という意味の英語。行動経済学の分野では「選択を禁じることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な形で変える方法。」として知られています。


* 「VIENES」は凸版印刷株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

ページの先頭へ戻る