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2014年03月31日

凸版印刷、「岩手県放射性物質除去・低減技術実証事業」にて、
ゼオライト機能紙『FS-ZEO』を用いた土のうで放射性物質を封じ込め、
透過水の安全性と脱水減容化する機能を実証

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「平成25年度岩手県放射性物質除去・低減技術実証事業」にて、凸版印刷が開発した放射性セシウムを吸着するゼオライト機能紙『FS-ZEO(エフエス・ゼオ)』を用いた土のうで、放射性物質を封じ込め透過水の安全性を確保した上で脱水減容化する機能を実証しました。

 

 『FS-ZEO』は、紙にゼオライトを高密度で充填した、放射性物質を吸着する機能紙です。ゼオライトは放射性セシウムを吸着する機能を持つことが一般的に知られていますが、『FS-ZEO』は、ゼオライト自体の特長を維持したまま加工性の向上を実現しています。これまでに東北地方の最終処分場における焼却灰の下敷きなどで採用されており、福島県川内村における土砂や水などに含まれた放射性セシウム拡散防止実証実験にも活用されました。

 

 放射性物質により汚染された土壌を土のうなどに充填し除染除去物として処理する場合、効率的な運搬や保管スペースの活用のために、内部に放射性物質を封じ込めつつ減容化する製品が求められています。

 凸版印刷は本実証試験において、『FS-ZEO』を使用した土のうにより、道路側溝汚泥を対象に除染作業における効果的な廃棄物管理方法の評価・検証を行いました。具体的には、道路側溝から汚泥を採取し、放射性物質の濃度を測定後、試験場所にて土のう内に封入、その後、土のうから脱水された水分の集水を行い、その成分を測定しました。その結果、土のうを透過した水に含まれる放射性セシウムは測定下限値(1Bq/kg以下)であることを確認しました。この数値は排水基準値以下であり、公共水域に放流することができる濃度です。また、汚泥が脱水され、最大45%体積が減ることを確認しました。これにより、『FS-ZEO』を使用した土のうで、放射性セシウムを土のう内部に封じ込めた上で脱水減容化できることが実証されました。

 

 凸版印刷は除染用土のうなどでの採用をめざし販売を強化、除染対象地域や処分場・仮置き場での安全・安心向上に貢献するとともに、『FS-ZEO』シリーズのラインアップと応用製品の拡充を推進します。

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写真左) ゼオライト機能紙『FS-ZEO』   写真中) 実証試験(道路側溝汚泥の採取)   写真右) 実証試験(道路側溝汚泥の充填)
©TOPPAN PRINTING CO., LTD.

 ■  実証試験について

実施期間: 2013年11月5日(火)から11月22日(金)

実施場所: 岩手県内

実施内容: ゼオライト機能紙『FS-ZEO』を使用した土のうにより、道路側溝汚泥の脱水減容化と透過水に含まれる放射性物質の低減および除染作業における効果的な廃棄物管理方法の評価・検証を行う。 

実施方法:

(1)岩手県内の道路側溝から汚泥を採取する。

(2)汚泥を設定した水準に分類し、『FS-ZEO』を使用した土のうと一般土のうに充填する。

(3)土のうを吊り下げる、もしくは2段に横積みする方法により、数日間脱水させた後、土のうに充填した汚泥の減容化率を評価する。また透過水に含まれる放射性セシウム濃度、pH、生物化学的酸素要求量(BOD)および浮遊物質量について評価する。

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写真左) 一般土のうによる脱水   写真中) ゼオライト機能紙土のうによる脱水   写真右) ゼオライト機能紙土のうからの透過水
©TOPPAN PRINTING CO., LTD.

評価結果:

・ゼオライト機能紙『FS-ZEO』を用いた土のうを透過した水は、放射性セシウムをはじめpH、BODおよび浮遊物質量について排出基準を満たすことが確認された。

・ゼオライト機能紙『FS-ZEO』を用いた土のうを使用することで、道路側溝汚泥に含まれる放射性セシウムを土のう内部に封じ込めつつ脱水し、減容化できることが確認された。

 

* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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