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2014年01月27日

凸版印刷、電子出版コンテンツを読みやすくする
オリジナル書体「凸版文久体」で、本文用明朝体の提供を開始
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、凸版印刷のオリジナル書体である「凸版明朝体」および「凸版ゴシック体」をもとに、電子出版コンテンツを読みやすくする新書体を開発しています。このたび、言語表現の芸術である文芸をはじめ、さまざまなジャンルで創られる文字による情報表現の担い手として、永くその活動に携わって行きたいという想いを込め、本書体を「凸版文久体(とっぱんぶんきゅうたい)」と命名。第一弾として、本文用明朝体「凸版文久明朝 R」を、2014年2月上旬から提供開始します。
新書体「凸版文久明朝 R」
新書体「凸版文久明朝 R」

■ 凸版印刷のオリジナル書体について
 凸版印刷のオリジナル書体は、1956年に設計されて以来、文芸作品をはじめとする数多くの書籍で用いられ、エンターテインメントの一部として、それぞれの作品を支えてきました。
 書体デザインは、現代のデジタルフォントにも多大な影響を及ぼした「築地体(※1)」を源流としています。平明単純で誰にでも書けそうな書体を理想とし、それ以前の書体に見られた筆の運びとは一線を画す、ペンで書いたようなモダンなデザインが特長でした。この特長により、読者を現実から作品の世界へと自然に誘う書体として、出版社や読者から高い評価を得てきました。

 

■ 新書体「凸版文久体」について
 近年、高精細ディスプレイを持つスマートフォンやタブレットの普及、およびネットワークの高速化などを背景としたデジタルネットワーク社会の進展に伴って、電子端末で文字を読む機会が増えています。
 凸版印刷は、急速に進む電子化の中で、あらためて読みやすさについて考え、これからの情報コミュニケーションを支える情報流通基盤の進展を目的として、新書体の開発に着手し、読みやすく、作品のイメージが読者の記憶に残りやすい文字の開発に取り組んでいきます。


■ 「凸版文久明朝 R」について

左:従来の凸版明朝、右:凸版文久明朝 R
左:従来の凸版明朝、右:凸版文久明朝 R
文字バランスを調整しているほか、スクリーンでも可読性が低下しないように起筆・終筆などを太くしている。

(1) 特長
・ 本来、文字が持っている大きさや傾き、形などを揃えすぎず抑揚をつけ、人間が文章を読む際の息遣いやリズム感を演出しています。
・ 文字の太さは、スクリーンにおける透過光環境で表示した際に、起筆や終筆、横画などの通常細い箇所がバックライトに埋没しないように、一般的なものより太く設定しています。
・ 漢字はオリジナル活字の雰囲気を引き継ぎ、一文字一文字が彫刻刀で彫ったように、少し硬質で主張がはっきりした印象にしています。また、小さなサイズで組んだときにもつぶれにくく、安定感のある可読性を実現しました。
・ 仮名は凸版書体の特徴を色濃く表していることから、より忠実にそのデザインを踏襲しています。字面は一般的なものよりも2~3%大きくして明朗でおおらかな印象になるようにしています。
・ アルファベットは、少し硬質な和文と親和性が保てるように新しくデザインしています。スクリーンでの表示で適度に映えるように、シンプルなエレメントで構成し、しっかりとした濃度で表示されるようにしています。
(2) 仕様
・ フォントフォーマット:OpenType(※2)
・ 文字セット:Adobe-Japan1-6(23,058文字)/JIS2004準拠、IVS(※3)対応
・ 対応OS:Mac OS X 10.4以降日本語版/Windows Vista/7/8日本語版
(3) 提供形態
・ 使用許諾ライセンス提供および凸版印刷が展開するコンテンツサービスの基盤として提供

 

■ 今後の目標
 凸版印刷は、オリジナル書体「凸版文久体」について、「凸版文久明朝 R」に続き、本文用のゴシック体、見出し用の文字などの開発を推進し、2016年春までに計5書体の提供開始を目指します。
 また、「凸版文久体」のライセンス提供先を拡大するだけでなく、凸版印刷が展開する電子出版などデジタルコンテンツサービス全般において利用を促進。より多くの読者に読みやすく、作品のイメージを受け取りやすい環境を提供するため、さまざまなサービスに展開していきます。

 

 

※1 築地体
明治時代の東京築地活版製造所(印刷・活字製造業)の明朝体活字で、日本の明朝体活字の源流のひとつ。
※2 OpenType
Adobe Systems社とMicrosoft社が共同開発したフォントファイル形式の一つ。OpenTypeは異なるプラットフォーム間でのフォントの互換性(マルチプラットフォーム環境)を備えており、OSや機種の違いを問わず同様の出力が得られる。
※3 IVS
Ideographic Variation Sequence/Selectorの略。文字符号としては同一視される文字の細かな字形の差異を使い分けるための仕組み。

 

 

* 『文久体』は、凸版印刷株式会社が商標登録出願中です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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