2014/01/15

凸版印刷、簡単に美味しく調理できる電子レンジ専用チャック付きパウチ「スマデリバッグ®」を開発
~新鮮食材を加えて電子レンジで加熱するだけで本格的な蒸し・煮込み料理が可能~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、簡単に美味しく調理できる電子レンジ専用チャック付きパウチ「スマデリバッグ」を開発しました。食品業界に向け、2014年1月下旬から本格的な販売を開始します。

 

 「スマデリバッグ」はあらかじめ封入された調味液や具材に新鮮食材を加えて電子レンジで加熱するだけで、本格的な蒸し・煮込み料理をつくることができる電子レンジ専用のチャック付きパウチです。パウチには凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルム「GLフィルム(※)」を使用しており、長期保存と風味の維持が可能です。
 電子レンジ加熱前に新鮮食材を追加投入するため、食材の風味や栄養価が損なわれにくく、また電子レンジ加熱時に発生する蒸気をゆっくりと外に逃がす特殊構造により、本格的な蒸し・煮込み料理を実現しました。さらに、火や調理器具を使わないため、調理の手間や時間、後片付けの負荷を軽減できます。

スマデリバッグのサンプル
スマデリバッグのサンプル

■ 開発の背景
 核家族・単身世帯の増加や高齢化、女性の就業率アップなど、生活者のくらしが変化している現在、時短調理への関心が非常に高まっています。その中で、家庭での調理負荷は減らしたいが手作りはしたいという要望も増えており、時短調理につながる新しい食品パッケージが求められていました。
 「スマデリバッグ」は、あらかじめ封入された調味液や具材に新鮮食材を加えて電子レンジで加熱するだけで、本格的な蒸し・煮込み料理をつくることができる電子レンジ専用のチャック付きパウチです。後から新鮮食材を加えて加熱調理する形態のため、手作り感がプラスできます。また、電子レンジで簡単に調理できるため、生活者は調理作業が大幅に軽減でき時間を有効に活用できます。


■ 「スマデリバッグ」の特長
・長期常温保存を実現
凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」により、内容物の変質を抑え、食品の持つ風味や栄養分などを損なわず、長期常温保存を実現しています。
・生活者の調理負荷の軽減
火や調理器具を使わないため、調理の手間や時間、後片付けの負荷を軽減できます。
・本格的な蒸し・煮込み料理が可能
パウチのチャック部に、電子レンジ加熱時に発生する蒸気をゆっくりと外に逃がす特殊構造を用いることで、本格的な蒸し・煮込み料理が可能です。
・チャック部への充填具材の付着を防止
追加食材を投入するチャック下部に軽接着層を設けることで、充填した調味液や具材がチャックに付着するのを防止します。
・各種要件に対応
パウチのサイド部から充填することにより、自動充填機での充填が可能です。
レトルト殺菌にも対応しています。


■ 価格
 従来の電子レンジ専用チャック付きパウチと同等の価格を実現しました。(当社比)

 
■ 今後の目標
 凸版印刷は「スマデリバッグ」を食品業界全般に向けて販売。2014年度に関連受注を含め5億円の売上を目指します。

 

※ GLフィルム
 凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルムの総称です。独自の蒸着加工技術による世界最高水準のバリア性能と用途に応じた豊富なバリエーションによって、国内だけでなく欧米・アジアを中心に海外市場でも高い評価を得ています。今日では透明ハイバリアフィルム市場のトップブランドとして、45の国と地域、1,500社約15,000点の商品に採用されています(2013年12月時点)


* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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