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2013年10月24日

凸版印刷、国立科学博物館と体験型科学教育コンテンツを開発・活用する共同事業を推進
~第一弾として、恐竜の骨格標本をVR化した『V×Rダイナソー』を開発~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、独立行政法人国立科学博物館(所在地:東京都台東区、館長:林良博、以下 国立科学博物館)と、ITを活用した楽しく学べる科学教育展示の普及を目指し、体験型科学教育コンテンツを開発・活用する共同事業を推進。国立科学博物館の収蔵品をモチーフに、自然科学をテーマとしたデジタルコンテンツを共同で開発し、国内外の博物館や集客施設などでのデジタル展示や3D複製、電子書籍・教材などへ活用・展開できる科学教育コンテンツとして2013年11月初旬より販売を開始します。
 本共同事業では、国立科学博物館が収蔵品資料の提供と学術的監修を、凸版印刷がデジタルコンテンツ化と製品の販売を行います。
 このたび、第一弾として、国立科学博物館が収蔵するティラノサウルスとトリケラトプスの骨格標本を精確に三次元デジタル計測し、最新の研究成果をもとにバーチャルリアリティ(VR)(※)コンテンツ化した『V×R(ブイ・アール)ダイナソー』を開発。本格的な事業化に先立ち、本コンテンツの一部を、2013年10月22日から11月4日まで国立科学博物館にて特別一般公開します。
『V×Rダイナソー』
『V×Rダイナソー』
監修:国立科学博物館(担当 研究主幹 真鍋 真)
製作・著作:凸版印刷株式会社
■ 共同事業実施の経緯
 凸版印刷は1997年より、文化財のデジタルアーカイブ化による可視化システム「トッパンVR」を開発・提供しており、デジタル文化財分野で高い評価を得ています。凸版印刷では、「トッパンVR」の次の展開として、自然科学・考古学分野への応用に着目していました。
 一方、国立科学博物館では貴重な資料を数多く収蔵していますが、展示できるスペースが限られているため、常時公開できる点数に限りがあるといった課題がありました。また、展示資料の解説手法として用いている音声ガイドに代わる、ITを活用した新たな展示解説ツールを模索していました。
 そのような状況の中、凸版印刷と国立科学博物館は、同館が有するティラノサウルスの標本を利用したデジタルコンテンツを試行的に共同開発。2012年夏に試験公開したのを皮切りに、両者は同館の収蔵品をITを活用してデジタルコンテンツ化し、その利用を推進する事業を共同で実施することに合意。試行的な共同開発の成果を継承、発展させるとともに、新たにトリケラトプスを対象としたデジタルコンテンツを開発し、「V×Rダイナソー」として構築しました。
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■ 『V×Rダイナソー』について
 凸版印刷と国立科学博物館が2011年に共同開発を開始し、現在、事業化を進めている「恐竜」をテーマにした体験型教育コンテンツです。国立科学博物館収蔵・展示の恐竜骨格標本であるティラノサウルスとトリケラトプスを精確に三次元デジタル計測。恐竜研究の第一人者である国立科学博物館の真鍋真研究主幹による、最新の恐竜学(古生物学)に基づいた学術監修を受け、2年間の開発期間を経て完成しました。
 コンテンツ化においては、凸版印刷が持つ文化財デジタルアーカイブ技術とアーカイブデータの可視化手法として独自に開発した「トッパンVR」エンジンを用いて開発。同館に展示されているおよそ6600万年前の白亜紀後期に北米に生息した最大の肉食恐竜の一種、ティラノサウルスと、同時期に生息した植物食恐竜の一属であるトリケラトプスの全身骨格の形状を、最新のデジタル技術で三次元計測を行い、骨の一つ一つまでも精確に再現しています。VRコンテンツの特長であるインタラクティブな操作によって、コンピュータグラフィックスで描かれるティラノサウルスとトリケラトプスの全身骨格を、自由な角度と距離から観察できます。
 また、足跡の化石などをもとにした最新の科学研究により、走る・止まる・座る・立ち上がるなどの恐竜の動きをシミュレーションし、それらを骨格のアニメーションで表現することで、骨の一つ一つがどのような働きをしていたのかを知ることができます。また、最新の研究成果に基づいた生体の姿も再現しています。さらに、「トッパンVR」データを活用し、タブレット端末向けアプリケーションソフトも同時開発。博物館への来館者向け展示解説ツールや館外での個人学習用コンテンツなど、多様な展開に向けてラインアップを拡充していく予定です。

■ 今後の目標
 凸版印刷は国立科学博物館との本共同事業により、今後もコンテンツの開発・拡充とその普及促進を進めていきます。凸版印刷は、国内外の博物館・集客施設での展示導入を中心に拡販し、2016年度末までに10館での導入と関連商材を含め、約5億円の売り上げを目指します。

■ 特別一般公開『V×Rダイナソー』ミニ企画展について
会期: 2013年10月22日(火)~11月4日(月)9時~17時(入館は閉館時間の30分前まで)
    ※10月28日(月)は休館日、金曜日と11月2日(土)・3日(日)は20時まで開館、
     11月4日(月・祝)は18時まで開館
場所: 国立科学博物館 日本館1階中央ホール
主催: 国立科学博物館、凸版印刷株式会社
入場無料 ※国立科学博物館の常設展示入館料(高校生以下無料)が必要です。
具体的な展示内容;
    ・大型モニタを用いた恐竜VR解説
    ・タブレット端末を用いた体験型教育コンテンツ『発掘!V×Rダイナソー』、
     『出現!V×Rダイナソー』、『成長!V×Rダイナソー』の体験操作
     ※それぞれティラノサウルス編、トリケラトプス編あり
    ・3Dプリンタで出力した恐竜骨格レプリカ展示  他

■ 『V×Rダイナソー』監修者 国立科学博物館 研究主幹 真鍋 真のコメント
 博物館の来館者は、恐竜化石の展示に興味を持ってはもらえますが、展示室の滞在時間はあまり長くはありません。これは、現在の展示の仕方には限界が有り、来館者の学習意欲を向上しきれていないのではないかと考えていました。そこで最新のデジタル技術に解決の糸口を期待し、インタラクティブに恐竜のポイントに視線を誘い、もっと知りたいという気持ちをはぐくむようなコンテンツを、凸版印刷株式会社と共同開発することにしました。
 私たち恐竜学者は、何千、何億年の時を経て人間と出会うことになった化石の形や大きさから、恐竜の姿や動き、生態、そして進化まで、出来るだけ多くの情報を読み解こうとしています。ちょっとした形の不思議から何かがわかった時の感激があるから、世界中の研究者が19世紀からずっと研究を続けています。私はそんな発見の喜びは誰にでも体験出来るものだと信じています。専門家ではない方の発見は世紀の大発見ではないかもしれません。でも、『V×Rダイナソー』をきっかけに、あなた自身が恐竜に興味を持っている自分を「発見」していただけたら嬉しいです。

■ 凸版印刷のデジタルアーカイブとその可視化に対する取り組みについて
 凸版印刷では人類のかけがえのない資産である文化財の姿を後世へ継承するため、印刷で培った色彩を管理する技術と高精細画像データ処理技術、形状をデジタル化する三次元計測技術を核に、より精確なデジタルアーカイブを行うための技術開発を積極的に進めています。
 これまでに、国宝「阿修羅像」(法相宗大本山興福寺国宝館蔵)、重要文化財「洛中洛外図屏風(舟木本)」(東京国立博物館所蔵)、紫禁城(中国・故宮博物院)など、国内外の数々の貴重な文化財をデジタルアーカイブ化しています。
 また、文化財デジタルアーカイブデータの可視化手法としてVR技術「トッパンVR」の開発に取り組み、「ナスカ」「コパン」や「国宝 阿修羅像」「洛中洛外図屏風 舟木本」など、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を製作しています。
URL:http://www.toppan-vr.jp/bunka/

 
※ バーチャルリアリティ(VR)とは
バーチャルリアリティは、現存しない建造物や文物の内部構造など、通常では見ることができない空間の再現や、セキュリティや作品保護の観点から直接公開することができないものを公開することが可能な技術です。ビデオ映像のようにストーリーを自動再生できるほか、ゲームコントローラーを用いて任意に空間を動き回ることができる対話性が大きな特長の一つです。


* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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