2013/04/01

凸版印刷、成長市場ニーズを捉えた新たな事業展開に向け組織再編
~エレクトロニクス事業と高機能事業を統合し、マテリアルソリューション事業本部を新設 ~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下凸版印刷)は、マーケットの変化に迅速かつ柔軟に対応し、新事業の創出を図るため、2013年4月1日にエレクトロニクス事業本部と高機能事業本部を統合し、マテリアルソリューション事業本部を新設しました。

■背景と狙い
 スマートフォンの普及をはじめ情報ネットワークの進展や、それに伴う生活者の価値観の変化、グローバル化の加速など、企業を取り巻く環境が急速に変化しています。その中で、エレクトロニクス分野や高機能部材分野において、急激な市場構造の変化に対応し、技術開発のスピードアップを図るとともに、新市場の開拓とグローバル化の推進が急務です。
 凸版印刷は、これまでエレクトロニクス事業本部で、半導体向けフォトマスクや液晶カラーフィルタをはじめ、電子・電機業界向けに優れた要素技術の開発や、品質管理手法を活かした高品質な製品を提供してきました。また高機能事業本部では、太陽電池バックシートなどのエネルギー関連部材をはじめ、バリアフィルム事業など、様々な分野でマーケット拡大が見込まれる高機能部材事業を展開してきました。
 今回、この2事業部門が培ってきた要素技術と専門性をさらに深化・融合させ、社会や顧客の課題を解決する新しいマテリアルソリューションを提供できる体制を構築するために、事業を統合することとしました。
 凸版印刷は、これら事業を統合することで、既存事業を強化・拡大するとともに、未開拓市場や成長・拡大市場に対し、両事業の技術や人財を活かし積極的にアプローチを図ります。さらに「印刷テクノロジー」を活用して、先端技術や市場ニーズを先取りした新事業の創出を目指すとともに、事業拡大をスピードアップさせます。

■新組織「マテリアルソリューション事業本部」 について

 2事業本部の統合により、効率的な体制を構築し、相互の販売網、技術、オペレーションの全てのリソースを共有・活用することでシナジー効果を発揮、新たな販路開拓や新事業の創出を推進します。

・技術開発のスピードアップによる新事業の創出

 これまで既存事業本部で培った微細加工技術や品質管理の技術を融合し、技術開発のスピードアップ、生産技術力の強化を図ります。これにより市場ニーズを先取りした新事業創出を目指します。

・グローバル対応力の強化

 全世界に広がるネットワークや拠点をもとに、様々なお客さまの潜在ニーズを掴み、成長が期待される新商品の開発を加速するとともに、グローバルに拡販していく仕組み・体制を構築します。

・品質管理の徹底

 エレクトロニクス事業本部で培った高精度な品質管理手法を水平展開し、材料の購買から工程管理まで生産におけるトータルな品質保証を目指します。 

 

 凸版印刷は、今後も「印刷テクノロジー」でマーケットの変化をチャンスと捉え、新事業の創出を進め、より一層の変革に挑戦していきます。

 

* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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