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2013年03月26日

凸版印刷、2種類の模造防止技術を組み合わせた高セキュリティパッケージを開発
~マニーの歯科用ダイヤモンドドリル「ダイヤバー」で採用、模造被害を抑制~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、2種類の模造防止技術を組み合わせた高セキュリティパッケージを開発しました。輸出製品のブランド保護用途として、2013年4月上旬から本格的な販売を開始します。
 なお本製品は第一弾として、歯科根管治療機器や手術用縫合針、眼科ナイフなどの医療機器メーカーで、世界的に高いシェアを持つマニー株式会社(本社:栃木県宇都宮市、代表者:松谷正明、以下 マニー)が製造・販売する歯科用ダイヤモンド用ドリル「ダイヤバー」に採用されました。

 

 本製品は、凸版印刷が独自に開発し、提供している2種類の模造防止技術を組み合わせて転写箔に加工。これを包装材に転写することで、模造防止技術と包装材とを一体化させたものです。本製品は、2種類の模造防止技術を転写箔に加工する技術を新たに開発したことにより、実現しました。
 具体的には、目視で真贋判定できるホログラム「S-White(エスホワイト)(※1)」と、検証フィルタをかざして真贋判定できる潜像機能を持つ「リバースグラム(※2)」とを組み合わせることでセキュリティ性が向上。模造品の流通を抑制させる高い効果が期待できます。また本製品の製造にあたっては、一体化した模造防止技術を包装材自体に転写する技術を開発。貼り替えや再利用などを防止するだけでなく、今回の採用製品のように、一つの製品をいくつかに切り離して使うような製品でも、それぞれに真贋判定を可能にしました。

画像1
凸版印刷のセキュリティパッケージが採用された、マニーの歯科用ダイヤモンドドリル「ダイヤバー」
画像2
(左)新しい模造防止技術を施した製品パッケージの裏面
(右)検証フィルタをかざすと「OK」の文字が浮かび上がる

■ 開発の背景
 品質が高く、ブランドが浸透している日本製品は、海外の模倣マーケットで恰好のターゲットとなっています。特に、成長市場であるアジア圏において、その被害は増加の一途をたどっています。模倣品は年々精巧さを増しており、市場では模造品流通に対する高度な抑制手法と、分かりやすい真贋判定手法が求められています。また、企業にとっての模倣品対策は、購買者の安心・安全のためだけでなく、ブランド価値の失墜を防ぎ、純正品の売上の増加と確保に直結するため、必要不可欠なものとなっています。
 従来の手法としては、模造防止効果の高いホログラムをシール状に加工し、製品に貼付する方法が一般的です。しかし、近年の被害増加を受け、目視による真贋判定と、専用フィルタを用いた真贋判定の両方を用いた、より高度な模造防止技術の適用が求められています。また、模造防止技術自体の不正使用を防ぐため、その形状についても改良が求められていました。
 このたび、目視による真贋判定と検証フィルタを用いた真贋判定を一体化した高セキュリティパッケージを開発。模造品流通の抑制に貢献できます。

 

■ 本製品の特長
・目視による真贋判定と、検査器具を用いた真贋判定を一体化
目視で真贋判定できるホログラム「S-White」と、検証フィルタをかざして真贋判定できる潜像機能を持つ「リバースグラム」を組み合わせることでセキュリティ性が向上。模造品流通の抑制に高い効果が期待できます。
・模造防止技術の貼り替えや再利用が不可能な形状
セキュアデバイスを包装材の台紙部分に直接転写し、包装材と一体化させることにより、貼り替えや再利用などが不可能な形状を実現しました。
・分割できる製品でも効果を発揮
セキュアデバイスを帯状に転写できるため、製品が小分けに分割できる包装材であっても、個々に分割してからの真贋判定が可能です。

 

■ 価格
約5,000円/㎡(500㎡ロット時、リバースグラム+S-whiteの転写箔フィルムのみの場合)
※包装材の仕様や転写箔加工条件により価格は異なります。

 

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後、本製品を高度な模造対策が求められるブランド保護用途に積極的に拡販し、2013年に約30億円の売上を目指します。また、本技術を包装材だけでなく証券分野などにも応用し、より幅広い業界で、企業が抱える模倣品対策に貢献していきます。
 さらに、企業の模倣品対策として従来から提供している「戦略立案」、「実態調査」、「偽造品分析調査」から、「模造防止媒体の導入・運用」、「効果測定」まで総合的にサポートする「ブランドマネジメントサービス」を、本製品の高いセキュリティ性と合わせ、企業の偽造対策をソフトとハードの両面から支援していきます。

※1 S-White
 凸版印刷の独自技術を活用した光学的な設計により、拡散する光の方向、広がり方をコントロールし、見る角度によって白黒が反転し、目視により明確に模造品との区別ができます。中国国内で流通する模造防止対策商品の中国当局への事前登録を義務化した法令「産品防偽監督管理弁法」にも対応しています。

※2 リバースグラム
 凸版印刷が保有する印刷・コーティング技術、微細加工技術、光学設計技術に加え、分子配列制御の技術を結集し開発された世界最高水準のセキュリティデバイスです。透過する光の振動面を変化させることにより、専用フィルタを重ねることで高精細な文字や画像を出現させることができます。さらに専用フィルタを回転させると、文字や画像が白黒反転します。
 またリバースグラムを形成している材料は透明であることから、S-Whiteに限らず、目視により真贋判定を行うセキュリティデバイスとの組み合わせが可能です。これにより、目視でのセキュリティデバイス画像と、専用フィルタにて出現する画像を関連付けるなど、デザイン設計に大きな自由が得られます。中国国内で流通する模造防止対策商品の中国当局への事前登録を義務化した法令「産品防偽監督管理弁法」にも対応しています。

 

 

* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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