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2012年12月20日

凸版印刷、NHK、NHKプロモーションと共同で、タピスリー「貴婦人と一角獣」の
デジタルアーカイブデータを活用したバーチャルリアリティ映像作品の製作を開始
~国立新美術館、国立国際美術館『貴婦人と一角獣』展で公開~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、NHK、NHKプロモーションと共同で、東京の国立新美術館と大阪の国立国際美術館で開催される『貴婦人と一角獣』展で公開する、VR(バーチャルリアリティ※1)映像作品の製作を開始します。

 本VR映像作品は、世界で最も有名なタピスリー(※2)のひとつである6面の連作タピスリー「貴婦人と一角獣」(フランス国立クリュニー中世美術館所蔵)の高精細デジタルアーカイブを実施し、VR映像で再現するものです。最新のデジタル撮影による約204億画素に及ぶ膨大なタピスリーの高精細デジタルアーカイブデータを活用することで、肉眼では見ることができないほど細部まで拡大し鑑賞できます。
 また、展示室では作品保護を目的に、明るい照明環境での鑑賞を控えていますが、本VR映像作品では、通常では難しい明るさでタピスリー「貴婦人と一角獣」の鑑賞が可能です。さらに、高い位置にある図柄を正面から鑑賞するほか、細部まで拡大し、貴婦人の表情や宝飾品の繊細な表現を鑑賞するなど、デジタル映像ならではの演出を大画面シアターでじっくりと観ることができます。
(左)大画面シアターのイメージ (右)撮影風景
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.
■ 本VR映像作品の見どころ
1.実際の展示では困難な明るさや方向からタピスリーを鑑賞
通常では難しい明るさや方向から、展示室に設置された大画面シアターで、タピスリー「貴婦人と一角獣」の世界をじっくりと体感することができます。
2.高精細デジタルアーカイブデータを活用して細部までタピスリーを拡大
6連作のタピスリー「貴婦人と一角獣」の高精細デジタルアーカイブデータを活用し、肉眼では見ることができない細部まで拡大しながら鑑賞できます。貴婦人や一角獣の表情、宝飾品や植物の繊細な表現を見ることが可能です。

■ タピスリー「貴婦人と一角獣」デジタルアーカイブについて
 6連作のタピスリー「貴婦人と一角獣」は、1面で最大縦3.77m×横4.66mの大きさがあります。今回、1面ずつ、それぞれの大きさに合わせ、最大約160カットに分割撮影し、1面で最大約49億画素、6面で約204億画素の撮影データを取得しました。今回、壁面がカーブした展示室にタピスリーが展示されている状態で撮影を実施したため、展示室の三次元計測を行い、曲率を取得することで、より精確なアーカイブデータを生成しています。

■ 『貴婦人と一角獣』展について
 フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
 千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表していますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
 本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作と誉れ高い《貴婦人と一角獣》連作の6面すべてを日本で始めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
 クリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点を通して、中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を紹介します。

<『貴婦人と一角獣』東京展>
会期:2013年4月24日(土)~7月15日(月・祝)
会場:国立新美術館
主催:国立新美術館、フランス国立クリュニー中世美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
<『貴婦人と一角獣』大阪展>
会期:2013年7月27日(土)~10月20日(日)
会場:国立国際美術館
主催:国立国際美術館、フランス国立クリュニー中世美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、朝日新聞社

■ 凸版印刷のVRへの取り組み
 凸版印刷は、1997年から文化財の展示映像手法としてVR技術「トッパンVR」の開発に取り組み、「ナスカ」「マチュピチュ -太陽の聖地」や「東大寺大仏の世界」「DOGU 縄文人が込めたメッセージ」など、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を積極的に製作しています。
 また、大型スクリーンを用いたVRシアターの展開を進め、海外では、中国の故宮博物院やホンジュラス共和国博物館にシアターを納入しています。国内では 2007年に、東京国立博物館と共同で、東京国立博物館に「TNM&TOPPANミュージアムシアター」を開設しました。
URL: http://www.toppan-vr.jp/bunka/
※1 VR(バーチャルリアリティ)とは
 バーチャルリアリティは、現存しない建造物や文物の内部構造など、通常では見ることができない空間の再現や、セキュリティや作品保護の観点から直接公開することができないものを公開することが可能な技術です。ビデオ映像のようにストーリーを自動再生できるほか、ゲームコントローラーを用いて任意に空間を動き回ることができる対話性が大きな特徴の一つです。

※2 タピスリーとは
 フランス語でタピスリー(tapisserie)、英語でタペストリー(tapestry)、そして日本語では綴織(つづれおり)と呼ばれる大型の織物は、西欧の城や教会などのむき出しの石壁を装飾し、居住性を高めるために用いられました。基本的には単純な平織の織物で、カルトンと呼ばれる原寸大の下絵を参照しながら、丈夫な麻の経糸(たていと)に、染めた毛や絹の緯糸(よこいと)を杼(ひ)という道具で通していくことで、少しずつ図柄が生み出されていきます。フランドルから北フランスにかけての地域で主に制作されました。
 西欧中世においては、この技法特有の平面性が下絵の様式と調和して、14世紀後半から16世紀初めにかけて、特に優れた作例が数多く生み出されており、《貴婦人と一角獣》タピスリーはその代表作です。


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以上

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