2012/12/07

凸版印刷とサイバーエージェント、
特定のジェスチャーをするとFacebookで“いいね!”がカウントされる
O2Oプロモーションシステム「ジェスチャーいいね!」を提供開始
~顔認証とジェスチャー認証を応用、イベント性の高いO2Oプロモーションを実現~
凸版印刷株式会社
株式会社サイバーエージェント

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:藤田晋、以下 サイバーエージェント)は、凸版印刷が開発した新しいO2O(※1)プロモーションシステム「ジェスチャーいいね!」の提供を2012年12月中旬より開始します。

 「ジェスチャーいいね!」は、ある特定のジェスチャーをすると、Facebook上のイベントページに“いいね!”ができる、画期的なO2Oプロモーションシステムです。PCやスマートフォンなどのFacebookページからアクションを起こさなくても、イベント参加者がカメラに向かって特定のジェスチャーをするだけで“いいね!”をカウントできます。
 具体的には、イベント参加者がFacebookのイベントページから事前登録すると、受付番号が発行されます。その後、イベント参加者の顔写真を撮影し、受付番号を紐付けて登録。イベント会場にてタブレット端末のカメラに向かって特定のジェスチャーをすることで、タブレット端末に搭載された顔認証ならびにジェスチャー認証技術により、Facebookのイベントページに“いいね!”がカウントされます。また、特定のジェスチャーをした際、タブレットの画面上に、ブランドロゴなどあらかじめ設定したAR(※2)コンテンツの表示が可能。さらにARコンテンツが表示された写真を撮影し、Facebookの個人ページに投稿することもできます。

 「ジェスチャーいいね!」により、企業の販促活動や広告展開において、商業施設や店舗、イベントスペースなどの「リアルの場」と「ネットの場」をつなぎ、実際の行動が即座にソーシャルメディアに反映されるO2Oプロモーションを実現します。「ジェスチャーいいね!」からカウントされた“いいね!”や投稿された内容は、イベント参加者の友達のページにまで共有・伝播され、O2Oの高い拡散効果が期待できます。

 本サービスのシステムは、凸版印刷と、ITソリューションの開発を行うグループ企業である株式会社トッパンシステムソリューションズ(本社:東京都北区、代表取締役社長:井上英雄)が立ち上げた研究開発組織「TSSラボ」が開発したものです。

 なお本システムは第1弾として、2012年11月28日(水)にサイバーエージェントが実施したブロガーイベント「AmebaGG Beauty Project」(会場:シャルマンシーナ東京)に採用されました。

 

(上)「ジェスチャーいいね!」が採用された「AmebaGG Beauty Project」でのデモ風景
Copyright 2012 CyberAgent, Inc.

(下)「ジェスチャーいいね!」のプロモーション概要
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■ 開発の背景
 スマートフォンやタブレット端末などの普及や、ソーシャルメディアの台頭により、「リアルの場」と「ネットの場」が融合し、以前と比較して、生活者の購買行動が格段に複雑化しつつあります。そのため、企業のプロモーション施策として、O2Oプロモーションへの関心が高まっています。
 凸版印刷とサイバーエージェントは、NFC対応ICタグを用いてFacebookへ“いいね!”を送信するO2Oプロモーションシステム「LinkPlace」を2012年3月から提供。新製品イベントやファンミーティングなど生活者に向けたプロモーション施策として、複数の企業で採用されています。
 今回、凸版印刷が顔認証とジェスチャー認証を組み合わせた新しいO2Oプロモーションシステムを開発したことで、よりエンターテインメント性の高いプロモーションの実施を可能にしました。

■ 「ジェスチャーいいね!」の特長
・事前の参加登録と顔写真登録のみでプロモーションが実施できる
イベント参加者は、Facebookのイベントページから事前登録と、顔写真のデータを紐付けて登録するだけで、プロモーションへの参加が可能です。
・ある特定のジェスチャーをするだけで、Facebookへ“いいね!”を送信
PUX株式会社が開発した顔認証技術およびジェスチャー認証技術を活用することにより、タブレット端末のカメラに向かって特定のジェスチャーをするだけで、Facebookへ“いいね!”を送信できます。
・特定のジェスチャーをした際、タブレットの画面上にARを表示し、Facebookへの投稿も可能
特定のジェスチャーをした際、タブレットの画面上に、ブランドロゴなどあらかじめ設定したARコンテンツを表示できます。ARコンテンツが表示された写真を撮影し、Facebookの個人ページに投稿できます。

■ 価格
 基本システム利用料:90万円~。
 (顔認証・ジェスチャー認証システムを含む。事前登録アプリ制作、ARコンテンツ制作などは別途)

■ 今後の目標
 凸版印刷とサイバーエージェントは今後、アパレル業界やアミューズメント業界などに向けて本製品を拡販。2013年に約1億円の売上を目指します。

【PUX株式会社について】
2012年4月2日にパナソニック株式会社からスピンオフしたベンチャー企業です。独自の画像認識技術でさまざまなソリューションへ対応できるミドルウェアおよびアプリケーションソフトウェアの開発・販売・ライセンス事業を手がけています。
詳細については下記のURLをご参照ください。
http://www.panasonic.co.jp/pux/


※1 O2O (Online to Offline)
ネット上の情報や活動が実店舗での購買行動に影響すること。また、実店舗での購入につなげるためにネット上で行われる、販売促進やマーケティングなどの活動。
※2 AR (Augmented Reality)
現実の環境から知覚に与えられる情報に、コンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を与える技術。

* O2Oプロモーションシステム「ジェスチャーいいね!」は、現在、凸版印刷が特許出願中です。

* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上

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