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2012年09月25日

凸版印刷、厚さ40μm以下のバイオマスポリエチレンフィルムを使用した、
ラミネート包装材を開発
〜バイオマスプラスチック製品「BIOAXX」シリーズの新製品、食品・医薬品などに展開可能〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、バイオマスプラスチックを使用した製品「BIOAXX(バイオアクス)」シリーズの新製品として、厚さ40µm以下のバイオマスポリエチレンフィルム(以下 バイオマスPE)を使用したラミネート包装材を開発しました。食品や医薬品など向けの軟包装材として、2013年春からの量産を目指します。

 本製品は、厚さ40µm以下のバイオマスPEを日本で初めて使用したラミネート包装材で、従来と異なるラミネート技術を用いることにより、これを実現しました。植物由来の原料を使用しながら、シール強度やラミネート強度など各種物性において、石油由来の従来製品と同等の性能を保持しています。

 なお本製品は、2012年10月2日(火)~5日(金)まで開催される「2012東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示します。

厚さ40μm以下のバイオマスPEを使用したラミネート包装材のサンプル
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■ 開発の背景
 バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を用いた、持続的利用ができる再生可能資源です。石油など化石資源の使用量を削減できるため、持続可能な社会形成に貢献できます。また、植物の生育時に大気中のCO2を吸収していること、および焼却しても焼却時のCO2発生量と植物生育時のCO2吸収量がプラスマイナスゼロとみなされることから、石油由来のプラスチックに比べてCO2排出量を削減することができる、環境に配慮した材料として注目されています。
 凸版印刷は、「地球温暖化防止」および「石油使用量削減」に向けた取り組みの一つとして、1991年よりバイオマスプラスチックを使用した包装材の開発・商品化に取り組んでいます。2011年に、厚さ100µm以上のバイオマスPEを使用したラミネート包装材を日本で初めて開発。トイレタリー製品の詰め替えスタンディングパウチなど液体向けの軟包装材として実用化されています。
 このたび、従来と異なるラミネート技術により、厚さ40µm以下のバイオマスPEを用いたラミネート包装材を開発。食品や医薬品をはじめ、幅広い分野の軟包装材としての展開が可能です。

■ 本製品の特長
・バイオマスPEで40µm以下の薄さを実現
従来のバイオマスPEを用いたラミネート包装材は、接着剤を用いてフィルム同士を貼り合わせるドライラミネート方式を用いて製造されていました。
本製品は、基材フィルムの片面に溶融したPEを薄くコーティングする押し出しラミネート技術を用いたバイオマスPEの加工技術を確立したことにより、バイオマスPEで40µm以下の薄さを実現しました。
・10%以上のバイオマス比率を実現
バイオマスPEの押し出し加工技術を確立したことにより、最低でも10%程度のバイオマス比率を持つ軟包装材の開発に成功しました。
・従来品と同等のシール性、ラミネート強度
シール強度、ラミネート強度など各種物性において、従来品と同程度の品質を保持しています。

■ 今後の目標
 凸版印刷は本製品の研究開発を進め、2013年春の量産化を目指します。また、2015年度に本製品とその関連受注を含め、30億円の売上を目指します。
 さらに、「BIOAXX」シリーズをプラスチック成型品やプラスチックカードなど、他ジャンルへの展開を推進していきます。

* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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