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2012年08月29日

凸版印刷、ハイバリア紙製カップ「エコフラットカップ」で
アルコール飲料の充填が可能な新グレードを開発
〜温度変化によるカップ変形を抑制、高温充填が必要なアルコール飲料にも対応〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、ハイバリア紙製カップ「エコフラットカップ®」で、アルコール充填が可能な新グレード(以下 本製品)を開発しました。2012年9月初旬より本格的な販売を開始します。
 本製品は第1弾として、黄桜株式会社(本社:京都府京都市伏見区、代表取締役社長:松本真治)が販売する日本酒ブランド「黄桜 辛口一献」「黄桜 純米辛口一献」に採用されています。

 2011年6月に発売した「エコフラットカップ」は、高いバリア性と無菌充填により、従来に比べ長期保存が可能な紙製カップです。紙製のため、環境にやさしく廃棄しやすいといった特長があります。
 本製品は、フタの構造をドーム型に改良することにより、内容物の温度変化による容器内の空気の収縮をフタが吸収。カップの変形を抑制することに成功しました。殺菌のため高温充填が必要なアルコール飲料に対応できるようになりました。

 なお本製品は、2012年10月2日(火)から5日(金)まで開催される「2012東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示します。


<上図>「黄桜 辛口一献」(左)と、「黄桜 純米辛口一献」(右)
Copyright 2012 Kizakura Co., Ltd.

<下図>充填前のフタ(左)と、冷蔵保存後のフタ(右)
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■ 開発の背景
 焼酎、清酒、果実酒などの炭酸を含まない酒類市場は、2011年に約1兆5000億円の市場規模があります。また最近はペットボトルやパウチなど、環境に配慮した容器での製品が増加しています。
 アルコール飲料は殺菌のために高温充填が必要です。また、充填後の冷却に加え、低アルコール製品は店頭で冷やして販売される商品が多く、大きな温度変化のある条件では、容器内の空気の体積が収縮することでカップが変形してしまうといった問題がありました。 本製品は、フタに減圧変形吸収構造を設けたことによりこの問題を解決、高温充填し常温・低温流通するアルコール飲料にも適用できるようになりました。

■ 本製品の特長
・フタ材の構造を改良することにより、カップの変形を抑制
フタ材の構造をドーム型に成型することにより、充填後の冷却・冷蔵保存で容器内の空気の体積が収縮した際も、フタ材が体積差を吸収。カップの変形を抑制します。
・高温充填が必要なアルコール飲料にも対応
高温充填への対応により、充填時に高温での殺菌が必要な日本酒や焼酎、ワインなど、幅広いアルコール飲料への展開が可能です。また、フタ全面を開封して飲むことができるため、香りを楽しむアルコール飲料に適しています。
・開封性の向上により、飲みやすさを追求
フタ材に易開封シーラントフィルムを採用し、開封性を向上。フタを開封した後の口元(フランジ)部分の紙の毛羽立ちを抑え、飲みやすさを追求しました。
・密封性を向上、つくりたての味わいを長期間保持
従来の紙製カップは、紙の貼り合わせ部分から酸素が浸入することによる中身の劣化と、フランジ部分の紙の段差によりフタ材との密封性が高くないため殺菌適性が低く、長期保存が難しいという課題がありました。
この課題に対し、「エコフラットカップ」は、透明蒸着ハイバリアフィルム「GLフィルム(※)」を用いてカップ全体を覆う新保護方式を開発するとともに、成形加工技術により貼り合わせ部分の段差を削減しました。フタ材との密封性向上とGLフィルムのバリア機能により、酸素透過度を少なく抑えることに成功、常温の無菌充填のだけでなく高温充填も可能になりました。
・紙容器でサステナブルを実現
「エコフラットカップ」はバイオマス素材である紙を主体としているため、環境に配慮したリサイクルしやすいサステナブルな次世代型紙容器です。
さらに、「黄桜 辛口一献」「黄桜 純米辛口一献」の紙素材には、森林育成に貢献する間伐材を含む国産材を30%以上使用しています。製品を飲用することで、間伐が促進され、日本の林業の活性化や、健全な森林育成による地球温暖化防止に貢献できます。

■ 価格
 通常のエコフラットカップとほぼ同等の価格を実現しています。

■ 今後の目標
 凸版印刷は、日本酒や焼酎、ワインなどアルコール飲料業界全般に向けて本製品を拡販。2015年度に関連受注を含め30億円の売上を目指します。

※ GLフィルム
 「GLフィルム」は、凸版印刷が開発した透明ハイバリアフィルムの総称です。塩素系樹脂を使用せず、独自の蒸着加工技術による世界最高水準のバリア性能と豊富なバリエーションによって、国内だけでなくアジアを中心に海外市場でも高い評価を得ています。今日では透明ハイバリアフィルム市場のトップブランドとして、30の国と地域、500社5,000点以上の商品に採用されています。


* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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