2012/08/14

凸版印刷、展示会や店頭での資料配布サービス「LinkPlace for Exhibition」を開発
〜パーソナル・クラウド・サービス「Evernote」に展示会の配布資料を送信、ペーパーレス化を実現〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、O2Oプロモーションシステム「LinkPlace」(※1)をパーソナル・クラウド・サービス「Evernote(エバーノート)(R)」(※2)と組み合わせ、展示会や店頭での資料配布用途に拡張した新サービス「LinkPlace for Exhibition(リンクプレイス フォー エキシビジョン)」を開発。2012年8月下旬より提供を開始します。

 「LinkPlace for Exhibition」は、展示会や店頭で配布されている資料データを手軽に入手できるようにするサービスです。
 具体的には、展示会の来場者は、展示会の事前参加登録の際に「Evernote」のアカウント情報を登録します。来場者は、展示会当日に自身のアカウント情報が記録されたICタグを、展示会場の受付で受け取ります。来場者が、そのICタグを、展示会場の興味を持ったブースや商品近くにリーダとして設置されたNFC(※3)搭載デバイスにかざすと、来場者の「Evernote」に展示概要や商品概要などの資料データが届きます。

「LinkPlace for Exhibition」利用のイメージ
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

 本サービスを活用することで、来場者は、展示会場で配布される重い資料を持ち帰る必要がなくなり、携帯電話やスマートデバイス、PCから「Evernote」にアクセスするだけで、いつでもどこからでも内容を確認できます。また、出展企業や団体が展示会で配布する資料のペーパーレス化を実現します。さらに、展示会の事前参加登録の際に入力される氏名や住所などの情報を基に、来場者にダイレクトメール(DM)やカタログを送信するといったプロモーションの負荷を削減できます。
 なお、本サービスに「LinkPlace」のスタンプラリー機能や投票機能を組み合わせ、展示会場で来場者の参加型プロモーションを行うことも可能です。
 凸版印刷は、「LinkPlace」の様々な機能により、展示会場現地から帰宅後、さらにその後のアプローチまで、トータルにプロモーションをサポートしていきます。

※1 プロモーションシステム「LinkPlace」
 NFC搭載スマートデバイスにICタグ内蔵のリストバンドでタッチすることで「リアルの場」と「ネットの場」をつなぎ、O2O(オフラインtoオンライン)プロモーションを実現するシステムです。ソーシャルメディア上に「いいね!」を送信する機能や、プレゼント抽選機能、投票ランキング機能や写真投稿機能、スタンプラリー機能、クーポン表示機能があり、組み合わせることでソーシャルメディアと連携した様々なプロモーションが可能です。
※2 「Evernote(エバーノート)」
 米国Evernote Corporationが提供するパーソナル・クラウド・サービス。テキストメモやWebページのクリッピング、音声ファイル、写真・画像データをクラウド上に保存し、携帯電話やスマートデバイス、PCなどの様々な機器から、保存した情報にいつでもアクセスして活用することができるサービスです。

■ 背景
 生活者や顧客企業に新商品の情報や業界トレンドを配信することを目的として、多くの企業や団体が展示会を活用しています。展示会では、それぞれの企業が展示や商品に関する資料を配布するため、展示会の来場者は、多くの資料を持ち歩く必要がありました。また、出展する企業や団体は、資料が展示期間中に無くならないよう、多めに用意する必要があり、製作コストがかかるといった課題がありました。
 今回、「LinkPlace for Exhibition」を開発することで、展示概要や商品概要などの資料のペーパーレス化を実現、資料の製作コストを削減できます。

■ 「LinkPlace for Exhibition」の特長
・来場者のメリット
NFCリーダライタにICタグでタッチするだけで資料のデータが「Evernote」に届くため、展示会場から大量の資料を持ち帰ることなく、資料の入手が可能です。携帯電話やスマートデバイス、PCなどから、「Evernote」に送られたデータをいつでも、どこでも確認することができます。
・出展企業のメリット
資料をデータで配布できるため、従来、配布していたチラシやカタログなどの紙資料を削減できます。また、来場者がNFCリーダライタにICタグをかざすと、事前登録した氏名や住所などの情報が来場履歴として出展企業側に蓄積されます。展示会が終了後も関心の高い来場者向けにDMやカタログ、メールなどの発送が可能です。
・主催企業のメリット
来場者がICタグをNFCリーダライタにかざした回数や送信した資料などの情報を分析し、次回の展示会企画に活用できます。
・展示会以外の利用
店頭での商品情報配信や、持ち帰るには重いカタログのデータ配信など、展示会以外のシーンでも利用できます。

■ 価格
初期導入システム費用 : 150万円~(※カスタマイズ、運用費用、企画費用は別途)

■ 今後の展開
各種展示会の主催企業・団体向けに提案を進め、2013年度に20件、1億円の売上を目指します。


※3 NFC(Near Field Communication)
 ISOで規定された国際標準の近接型無線通信方式で、typeA、typeB、FeliCa、ISO15693の通信方式に対応し、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などが利用できます。

※本製品は、2012年9月12日(水)から9月14日(金)に開催される「第14回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト東1ホール、主催:一般社団法人日本自動認識システム協会)のトッパンブースで展示されます。
※O2Oプロモーションシステム「LinkPlace」は、第14回自動認識システム大賞(主催:一般社団法人日本自動認識システム協会)で入選しました。

* O2Oプロモーションシステム「LinkPlace」は、現在、凸版印刷が特許出願中です。
* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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