2012/08/02

凸版印刷、米国にセキュリティ製品向けインレット製造の新工場を稼動
〜全自動の一貫ラインにより大量生産と省人化を実現〜

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下 凸版印刷)は、米国のテキサス州・ラウンドロックにICチップとアンテナを実装したインレットを製造する新工場を竣工、2012年8月上旬より本格的な生産を開始します。

 凸版印刷は、2005年には米国国防総省のIDカード発行用に「CP400-Ⅱ」を納入するなど、いち早くICカードの将来性を見据えIDカードビジネスの実績を積んできました。近年、米国では、クレジットカードや身分証明書などのセキュリティ強化のため、カードのIC化が進んでいます。今後、需要拡大が見込まれる米国市場でのIDカードなどのセキュリティ製品に対応するため、今回、新工場を設立しました。

 新工場では、凸版印刷がこれまで培ってきた製造ノウハウをもとに、インレットの製造から検査、梱包までの工程管理を全自動でできる一貫ラインを構築。これにより、大量生産と省人化を実現しました。さらに、セキュリティ商材の製造に必要となる国際セキュリティ評価基準ISO/IEC15408 EAL4+に準拠したセキュリティ体制を完備しました。

セキュリティ製品の生産拠点となる新工場(オフィス棟)の外観
Copyright 2012 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■今後の展開
 米国市場でのセキュリティ製品向けインレットの製造・販売により、2012年度に10億円の売上高を目指します。

■新工場の概要
ICカードやパスポート向けICチップインレットなど、セキュリティ関連製品の開発・製造
所在地  : 2175 Greenhill Drive,Round Rock,TX 78664,U.S.A. (Toppan Photomasks,INC.内)
敷地面積 : 950平方メートル
建築面積 : 750平方メートル
延床面積 : 750平方メートル
※敷地は外側舗装路を概算計算+平屋なので建築面積と述床面積は同じ
投資額  : 約10億円 ※製造設備に関する投資額
生産能力 : 政府ID向け製品のインレットで年間1000万枚以上


※ISO/IEC15408 EAL4+
セキュリティ製品(ハードウェア・ソフトウェア)およびシステムの開発や製造、運用に関する国際標準規格。EALは、評価保証レベルを指し、セキュリティ製品やシステムの保証レベルを表し、EAL1 からEAL7 の7 段階あり、数値が高いほど保証の程度が厳密になる。

* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

ページの先頭へ戻る

Newsroom Search